mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
Walking,Flamenco&Guitar
Caminante,Flamenco y Guitarra

富士山プリンスルート 後半 御殿場ルート七合九勺~ご来光~剣ヶ峰~お鉢巡り~大砂走り~御殿場口新五合目

富士山プリンスルート 前半の様子は次を参照してください。

それでは後半です。


2018年7月31日(火)


昨夜 18:00 前に床に入りましたが、話し声が気になりなかなか寝付けません。イヤーホンラジオを聴きながらうつらうつらしていました。21:00 消灯後は静かになってようやく眠ることができました。


1:00 丁度に起床、既に何人かがヘッドライトを付けて準備を始めています。我々も音を立てないように注意しながら、はしごを使って1階に下ります。不要な荷物は預ってくれるため、別袋に詰替えて身軽になりました。朝食は山頂往復後戻ってから食べるので、弁当もありません。赤岩八合館は上りルート・下りルートとも通るので、こういったことが可能になります。


1:35 上空を見上げると、雲一つない快晴です。ご来光も期待できそうです。


1:40 赤岩八合館前:月明りのせいか赤岩が輝いています


1:40 月と右下に火星、今日は火星が2003年以来15年ぶりに大接近する日です


7月31日16時50分に、地球と火星は、5,759万キロメートルの距離まで接近します。このとき火星の視直径は24秒角を超え(月の視直径の約77分の1)、明るさはマイナス2.8等と、木星よりも明るくなります。ただし、最接近の時刻では、日本では火星はまだ空にのぼってきていません。                                                   国立天文台


1:50   七合九勺 赤岩八合館:標高3,290m を出発しました


1:53 御殿場口登山道、是より奥宮境内 浅間神社


2:12  ヘッドライトをつけながらこんな道を上っていきます


2:18 八合目  標高3,400m:見晴館休業中


2:51  頭の上に火星が輝いています


2:55  近くには山小屋、遠くには街の明りが見えます


3:14  急な坂道が続きペースが落ちたところで、人が増えてきました


4:09  山頂手前で朝焼けが始まりました


4:12  御殿場口山頂に到着 


赤岩八合館から山頂までコースタイムは1時間半となっていましたが、暗いことと坂がきついことなどで2時間22分かかりました。


4:15 山頂には人が一杯います


当初の予定どおり、ご来光を見るために朝日岳へ向います。お鉢巡りの道を反時計回りに10分ほどかかります。 2018年7月31日の富士山頂日の出時間は4:41ですので、十分間に合います。
4:23  これはという場所に着きました。既に道際は大勢の人で埋まっているので、5~6mほど上がって場所を探します。平らな所はなく、斜面で溶岩がゴロゴロしている場所に腰をおろしました。山小屋を出るときにレインウェアを着てきましたが、じっとしていると寒くなります。すぐにダウンを取出し、レインウェアの下に着込みました。


4:25  場所を確保してからの最初の一枚です。


4:37 かなり明るくなってきました。


4:37 こんな斜面です


4:38 広がる雲海


4:45 太陽が顔を出し始めました


4:45 燃える太陽です


4:46 半分以上顔を出しています


4:46 ご来光です

素晴らしいです。これまで見たなかでは最高です。


4:47 しばらく見とれてしまいました


4:48 誰も動きません


4:52 ようやく少しづつ動き出しました


4:52 塞がれて道へ下りることができません

昨年吉田口山頂近くの成就岳で見たときは、拍手と歓声それに万歳三唱まで飛び出しましたが、ここは人数も少なく全くおとなしいご来光でした。


4:53 完全に浮きました


4:55  我々も剣ヶ峰に向けて出発します


4:55  宝永山がくっきりと見えます、標高2,000m以上に雲は全くありません


5:02 御殿場口山頂付近まで戻ってきました


5:02 大内院です


富士山山頂にある幽宮とも呼ばれる直径900m、深さ200m以上の旧噴火口。「お鉢(はち)」とも呼ばれています。その深さは8合目まで達しています。過去数100回もの激しい噴火をくりかえし、約2200年前に起きた大噴火を最後に噴火をしなくなっています。


5:03 大内院の前でTさんと一枚づつ


5:03 銀名水


銀明水は富士山頂の信仰遺跡群のひとつで、富士山本宮浅間大社奥宮の東方にあり、須山口登山道(御殿場口登山道)を登りきったところに存在する。雪解け水が溶岩の間からしみ出ているもので、金明水とともに涸れもせず流れもしない霊水で諸病に効果があるとされていた。


5:04 富士山頂浅間大社銀名水と富士宮口下山道の石碑


5:04  富士宮口山頂前


5:09 浅間大社奥宮前


5:10 浅間大社奥宮、神主さんの足元に注目、クロックスを履いていました


5:10  高齢者 70歳以上 記帳所、昨年知り今年も記帳します

 

久須志神社で記帳された方はご遠慮下さい


5:12 御神酒をいただきます


飲んだ杯はお土産にいただけます、昨年のは「富士奥宮」と書かれていましたが、今年は「厄除」でした

この扇も一緒にいただくことができます


5:14 富士山頂郵便局

中は狭くてごった返しています、しばらく待たされました
登山証明書にはがきがついているので、別途切手を購入して自宅宛に送ります

宛先を書いて局前にあるポストに入れます、このポストはなぜ赤くないのでしょうか

富士山が世界遺産に登録されたことを受け、景観に配慮した茶色に塗装してあります

開設期間:2018 年 7 月 11 日(水)~2018 年 8 月 19 日(日)[40 日間]
営業時間:6:00~14:00 ※期間中休まず営業します。
     ただし、気象条件等により休業する場合があります。

※投函したはがきは8月8日に届きました。昨年より4日遅かったです。


5:22 団体がお祓いを受けていました


5:24 剣ヶ峰をバックに


5:27 剣ヶ峰が目の前に見えます


5:27 剣ヶ峰前から見た大内院


5:28 影富士

富士登山は絶景の宝庫!一度は見たい感動的な風景5選! | 静岡県 | トラベルジェイピー 旅行ガイド
影富士は、朝と夕に太陽を遮る雲がないときに見ることができます。 朝は西側、夕方は東側です。朝の影富士を見るには山頂で御来光を迎え、お鉢巡りをしなければ見ることはできません。御来光が綺麗に見える日なら、体力と時間に余裕があれば是非お鉢巡りをして下さい。その影の大きさに吃驚! 富士登山したものだけが見られる風景です!


5:30 影富士と剣ヶ峰

急勾配な馬の背、工事中で昨年までより狭くなっています

さらに坂がきつくなります、でも今までに比べると砂が少なくなったような気がします

これまで柵につかまりながらようやくでしたが、今回は初めてつかまらずに上ることができました


5:42 剣ヶ峰石碑前で撮影するための長い列です


5:45 富士山レーダー跡


富士山測候所の有人観測は、1932年(昭和7年)から2004年(平成16年)まで72年間続きました。


5:52 三角点説明版


5:54 三角点です。


5:59  15分待って撮影ポイントにきました、3,776m日本最高峰富士山剣ヶ峰

Tさんと二人で

この後お鉢巡りをします


6:12 西安河原から見た影富士です


6:17 雲海が広がっています


6:20 万年雪:今年は猛暑のせいか雪はこれしかありませんでした、右に剣ヶ峰


6:29 剣ヶ峰をバックに一枚


6:42 河口湖方面は雲で全く見えません


6:44 吉田口山頂です


6:45 吉田口ルートと須走口ルートは途中まで一緒です


6:45 富士山頂上浅間大社奥宮


6:45 久須志神社:富士山頂上奥宮


6:46 山口屋の前はごった返していました


6:47 左は吉田口・須走口下山道、右へ曲って道なりです


6:51 昨年はこの上の成就岳からご来光を見ました


6:59  お鉢巡りを続けます、左下は山中湖方面です


7:07 さっきご来光を見た場所に戻ってきました
浅間大社奥宮、郵便局、剣ヶ峰などでかなり時間を要したため、一周するのに2時間12分かかりました


7:12 中央が浅間大社奥宮、下左に御殿場口山頂の鳥居が見えます


7:13 御殿場口山頂


7:14 御殿場口下山道標識


7:17 砂礫の狭い道です、七合目までは上り・下り共通です


7:19 この辺は岩だらけです


7:40 下界は相変わらず雲だらけ


8:19 長田尾根登山路建設記念碑


長田尾根の歴史:8合目を越えると、登山道の上に長田(おさだ)尾根登山路建設の記念碑が建っています。長田尾根は、富士山測候所観測員の長田輝雄さんに因んで名付けられたもののようです。長田尾根登山路というのは、夏の登山者が登るルートではありません。かつて、山頂にある気象庁の測候所で有人観測が行われていたころ、冬期に観測員が交替などで登るために鉄柵が設置されました。富士山の冬は強風とアイスバーンの斜面で滑落事故が絶えなかったために、その鉄柵に掴まって安全を確保していたのです。



強力として活躍した後、気象庁の職員となった長田輝雄さん。富士山をもっとも知り尽くしているといっていいベテランだったが、冬季登山中の御殿場口7合目付近で突風に煽られ、頭から岩に激突して即死してしまった。享年59歳。長田さんの死後、全国の気象庁職員から募金がよせられ、8合目の尾根から頂上に向かって幅1m、長さ1,100mの尾根伝いの登山道が開かれ、風から身を守る鉄柵が設けられたそうです。この登山道は「長田尾根」と呼ばれています。


8:20 八合目 標高3,400m:見晴館休業中


8:30 ブルドーザー道路を横切ります


8:38 赤岩八合館上です


8:39 七合九勺 赤岩八合館:標高3,290m、戻ってきました

山頂からここまで1時間25分でした


8:50 朝食です


8:59 赤岩八合館メニュー


9:27 預けていた荷物を詰め替えそろそろ出発です


9:59 雲がせり上がってきました

9:59 七合五勺 砂走館:標高3,090m

10:03 七合四勺 わらじ館:標高3,050m


10:10 ストックが伸びないトラブル発生、短すぎです、時々抜けてしまいます

10:13 七合目 日ノ出館休業中:標高3,030m


10:28 大砂走りに備えて砂埃対策:スパッツ、マスク、ゴーグル、手袋をつけました

怪傑ゾロ?


10:28 ガスってきました


10:32 日ノ出館から50m


10:32 大砂走りはこの先です


10:48 いよいよ大砂走りに入りました


10:50 この辺は大きな石が目立ちます


10:55 下り六合:上りでミスしたところを振り返ってみました。よく見るとプリンスルート富士山頂は右方面への標識がありました。白い柱を右です。ここをまっすぐ行って下山してきた人に注意されました。


10:55 先で休んでいるのは中国人のグループです


11:12 一休みです

どこまでも続きます

時折ガスがかかります


11:28 大きな石は少なくなりました


11:44 ブルドーザーが下ってきました


11:47 御殿場ルートの標識


11:56 次郎坊:御殿場口新五合目まで45分、まだまだ続きます


12:31 手前が下りカウンター、向こう側は上りカウンター


12:33 大石茶屋が見えてきました


12:33 上りと下りの分岐点


12:39 大石茶屋でかき氷を食べました、ブルーハワイです


12:54 大石茶屋


12:57 大石茶屋から100m


13:04 御殿場口新五合目:標高1,440m


13:06 御殿場口


13:10 御殿場口新五合目駐車場

ゴールです。


昼食を御殿場の魚がし鮨で済ませて帰途につきました。


富士山プリンスルート感想
2018年7月30日(月)~31日(火)
台風12号で一日ずらしたおかげで、最高の富士山登山になりました。4回目にして初めて山小屋まで単独行を経験しました。
下山するまでは猛暑のことなどすっかり忘れていましたが、駐車場に着いたときにアスファルトの蒸しかえるような暑さに一挙に現実に振り戻されたように感じました。
ご来光の素晴らしい景観、一直線で直滑降のような大砂走りなど今までにない感動を味わいました。これだから止められないというのが率直な気持ちです。


以上です。