mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
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関東ふれあいの道 栃木県コース33-1 黒羽芭蕉のみち

2019年6月11日(火)晴時々曇   (12:53)~14:00~17:27
2019年6月12日(水)晴                 6:07 ~  7:21


距離:(3.5)+15.5=19.0km/難易度:2/標準時間:4時間10分⇒実際時間(1時間07分)+4時間41分=5時間48分/撮影ポイント:修験光明寺跡
ルート:<稲沢バス停>~(逆) 高舘城跡~黒羽城址公園~大雄寺~修験光明寺跡~那須神社~道の駅那須与一の郷


栃木県コース33-1 黒羽芭蕉のみち

 このコースは今から 320年ほど前に俳聖・松尾芭蕉が「奥の細道」の旅路の中で長く滞在した、黒羽の地をめぐります。途中、黒羽の街の通過は 2つのコースが選べます。1つは那珂川を人道橋で渡り、芭蕉に関わる資料を展示した芭蕉の館やあじさいの名所として知られる黒羽城址を通るコース、もう 1つは国道 294号に沿って、那珂川の流れによって形作られた高岩園地や郷土資料館くらしの館を辿るコースとなっています。両コースは再び合流すると、那珂川左岸の山の上にある高舘城跡を目指します。(高舘城跡は公共交通機関のアクセスがありませんのでご注意ください)


コース35-1の起点 道の駅東山道伊王野から33-1終点 高舘城跡までは連絡道で7.1kmほどあります。(実際はコース変更でもっとあります)
事前に調べたところ町民バスが途中の稲沢まで行くことが分り、歩く距離を約半分にすることができるはずでした。ところがコースマップどおりに進んだところ、とんでもない目にあいました。


12:43 下町バス停 那須町町民バス 黒磯行 に乗ります:時間通りにきました

このバスは大人1回500円と高いですが、60歳以上は300円です
2人の男性が乗っていましたが、何れも60歳以上と思われます


12:53 稲沢バス停:町民バスはここで折り返していきました


13:05  道の駅東山道伊王野から5.0km、高舘城跡まで2.1km
連絡コースなのに、しっかり標識がたっています


ここを左折します


13:13  道の駅東山道伊王野から5.6m、高舘城跡まで1.5km


13:19  高舘城跡公園まで1.3km:関東ふれあいの道の指導標識ではないので直進しました、どうやらここが変更されたルートのようです

変更したのであればここに関東ふれあいの道の指導標識を置くべきです

変更の「お知らせ」もないし指導標識もなく、思い出しても腹がたちます


13:23  高館トンネル:手前右に旧道が見えます


13:26  コースマップの案内通りに旧道を進むと、これが道かと思うほど荒れています
ガードレールがなければ道とは思えません


13:32  展望台方面の標識があり、階段が続いています

この階段は腐りかけていて、今にも抜け落ちそうな危険な状態です


階段が終ると道らしいところが続きます


またしても急な階段になりました


やがて完全に道が消えました

さまようこと数十分、急な坂を枝をつかみながら上っていきます


13:58  やがて標識のある場所に出てきましたが、使われている道のようにはみえません

道なき道を進んで、ようやく出た所は柵に囲まれていました


14:00  高舘城跡 展望台:柵を乗越えてここに入りました

那珂川左岸の山城跡。平安時代末期に那須与一宗隆の父、資隆が築き、一時は与一宗隆も在城したと伝わっている。頼朝の命を受けた梶原景時に攻められ、落城したとされる。なお、現在は県道がこの下をトンネルで抜けている。

文治元年(1185年)源平屋島の合戦で「南無八幡大菩薩、別してわが国の神明日光の権現、宇都宮、那須温泉大明神願はくはあの扇の真中射させてたばせ給へ」(平家物語)と念じて、見事扇の的を射落とした青年武士・那須与一宗隆の居城跡といわれています。


高舘城跡 展望台からの眺め


反対側には休憩所があります


14:05  とりあえず駐車場のほうに行ってみます


14:06  コース案内板がありました

黒羽城址公園へ向おうとしますが、どこにも標識が見当りません


14:10  少し行ったところに高館城址の看板があり、道のようなものが見えます


14:12  間違いなくこの道だと思い先へ進みます:国土地理院マップにも載っている道でGPSで調べてもライン上に乗っています


ところが、やがて草で覆われまともに進めなくなりました

かなり進んだところであきらめ、戻ることにしました


14:21  別の道を探します


指導標識がありました、しかし道の駅東山道伊王野への連絡道を示しています


14:23  再び高舘城跡へ行って道を探します


14:27  自然観察の森:展望台の手前の標識です、しかし示す方向に道がありません


14:29  休憩所の先にある高舘城跡説明板

他に道が見当らないので、またコース案内板に戻り、舗装道路をしばらく行くと道がありました


14:30  今度は広い道なので期待して、進んでいきます


14:32  ところがまたしても通行止めです


どうすることもできず、再び戻ります


14:37  大輪生活環境保全林の説明板


14:40  展望台に着いてから40分経過しました、それでも全く先へ進んでいません

スマホの地図とコースマップを見ると大幅に遠回りですが、車道を使えば何とか下れそうです
それにしてもコース変更になった道が最後まで分りませんでした
33-1コースの標識も全くありません


15:07  迂回路から見た高舘城跡


もうすぐコースに復帰できそうです


15:08  コースに復帰しました


15:21  車は殆ど通りません


15:36  駒込の池

駒込の池 大田原市観光協会 栃木県大田原市の観光案内
那須与一が屋島の戦いで扇の的を射た時の乗馬「鵜黒の駒」生まれ育った地と伝えられています。


15:43  次の信号を右折します


15:48  高舘城跡から3.7k(旧コースでの距離)、黒羽城址公園まで1.7km
新コースでは高舘城跡から4.9k

ここを左折しますが、この先の那珂川を見に行きます


15:49  那珂川の橋から黒羽観光やなが見えました

黒羽観光やな│栃木県 那珂川あゆ街道│鮎塩焼き・鮎釜めし・鮎刺身 栃木県大田原市
栃木県大田原市の黒羽観光簗(やな)那珂川上流に沿いにあります。北関東屈指の清流・那珂川は、天然鮎のメッカとして多くの釣り人に愛され、1998年度以降、鮎の漁獲高日本一を誇っています。


15:50  くろばね地区の距離表示


15:59  那珂川に沿って進みます:右に見えるのが黒羽観光やな


16:05  黒羽城址公園まで0.8km


16:14  黒羽城址公園まで0.2km


あじさい祭り会場


16:17  黒羽城址公園 駐車場入口



黒羽(くろばね)城は、天正4年に大関高増が築城し、北那須最大の規模を持つ城郭でありました。現在、城郭の跡は土塁、空濠、水濠などが保存されており、当時のおもかげを残しています。


16:24  句聖 松尾芭蕉と黒羽


16:27  芭蕉の館入口


16:30  芭蕉の館:矢根に登って修理している人がいました

黒羽芭蕉の館は、芭蕉に関わる資料と、黒羽(くろばね)藩主大関家の資料を常時展示していますが、多くの方々に郷土の文化遺産への関心を高めてもらうため、企画展も開催しています。建物は、八溝材を豊富に用いて重厚なたたずまいを誇っています。


芭蕉の館 玄関


この下をくぐると黒羽城址公園にいけるようです


階段を上ります


休憩所の前を通ります


16:32  立派な橋を渡ります


黒羽城址公園

黒羽城址公園:戦国時代から江戸末期まで大関氏の居城として続いた黒羽城の城跡が現在は公園となっている。空堀や土塁が残っており、かつての面影を伝えている。あじさいの名所としても有名で、約 6000株のあじさいが咲く時期には、紫陽花祭りが開催される。


黒羽藩大関氏 御本城御住居全図


16:34  黒羽城跡 本丸跡


16:35  能舞台でしょうか、太鼓や鐘を練習する音がずっとなり響いていました


物見やぐら


上ってみます


16:37  物見やぐらからの眺め


16:38  黒羽城本丸跡


堀を渡る橋


16:41  黒羽城の由来


黒羽城跡 土塁 水堀跡


16:44  途中の家にあった懐かしい看板


16:46  芭蕉公園

芭蕉公園 大田原市観光協会 栃木県大田原市の観光案内
「おくのほそ道」で芭蕉が歩いた足跡を辿りながら、由緒ある黒羽(くろばね)の見どころを散策することができるコースの入口といえる所にあるのが「芭蕉公園」です。芭蕉の句碑、浄法寺桃雪邸跡があり、芭蕉の広場、芭蕉の館へと続きます。


黒羽城跡 黒門跡


16:49  芭蕉の道 案内図


16:50  大雄寺 白旗不動尊


黒羽山 大雄寺

大雄寺へようこそ : 大雄寺について : 曹洞宗 黒羽山 大雄寺
黒羽山 大雄寺(くろばねさん だいおうじ)は600年以上の歴史を持つ曹洞宗の禅寺です。 大雄寺の7つの茅葺きの建築物は、国重要文化財の指定を受けています。


芭蕉公園・芭蕉広場 案内図


16:53  芭蕉の里 大宿街道


16:56  風情のある小学校の裏門


16:56  黒羽城址公園から0.7km、道の駅那須与一の郷まで3.9km


17:00  コース案内板


17:02  那珂川歩道橋


那珂川歩道橋


那珂川歩道橋から黒羽城跡を振り返ったところ


17:07  分岐点


33-2コースの一部に寄り道をします


17:13  明王寺

明王寺 大田原市観光協会 栃木県大田原市の観光案内
高岩山明王寺は、京都の智積院を総本山とする真言宗智山派のお寺で、今から450年位前に創建されました。八溝七福神の恵比寿様、おくのほそ道霊場第三十一番札所、那須三十三観音第一番札所のお寺。


17:15  高岩神社


17:19  高岩園地


17:27  分岐点に戻ってきました

今日はここまでで、残りは明日歩きます
近くのホテルを予約してあります


常念寺


17:32  ファミマに入ります


夕飯はカレーライスです、明日の朝食も買いました


17:58  那珂川橋

ホテルはこの脇にあります


2019年6月12日(水)晴 6:07 ~ 7:21


朝6時前にホテルを出発しました


5:58  那珂川橋から見たホテル、大きなホテルでした


足利銀行 黒羽支店:国登録有形文化財(建造物)


製作年代・明治時代末期  構造・土蔵造2階建 瓦葺


6:06  常念寺

常念寺 (大田原市の観光案内)
光明山常念寺は浄土宗のお寺で、天保4年(1833年)に建てられ、土蔵造りのお堂には、薬師さまが安置されており、特に目の病気には、霊験あらたかとされています。
常念寺句碑:野を横に 馬牽むけよ ほととぎす
広々とした那須野の情景を詠み、ほととぎすの鋭い声のイメージが夏の野の風情を巧みに表現しています。


常念寺 芭蕉の句碑:野を横に 馬牽むけよ ほととぎす


修験光明寺跡まで1.4km、道の駅那須与一の郷まで3.3km


修験光明寺跡まで1.1km、道の駅那須与一の郷まで3.0km


黒羽城址公園から1.8 km、道の駅那須与一の郷まで2.8 km


修験光明寺跡入口

一見どこが入口なのか分りません、近づいてのぞき込むと説明板が見えます


6:31  修験光明寺跡 説明板

那須与一が建立したと伝えられているお寺。その後、永正年間(1504〜1520)に修験道へ改められた。松尾芭蕉は元禄 2年 4月 9日、光明寺に招かれて行者堂を拝し、「夏山に足駄を拝む首途哉」と句を残している。入口がわかりにくいので注意。

修験光明寺跡句碑:夏山に 足駄を拝む 首途(かどで)哉
光明寺の役の行者像の健脚にあやかって、これからの道中の無事を祈った句です。


松尾芭蕉の句碑:夏山に 足駄を拝む 首途(かどで)哉


撮影ポイント:修験光明寺跡


6:44  白旗城跡


6:44  黒羽城址公園から3.0 km、道の駅那須与一の郷まで1.6 km


松尾芭蕉と余瀬地区


6:49  黒羽城址公園から3.3 km、道の駅那須与一の郷まで1.3 km

田んぼの先、中央右よりに白鷺が見えます


6:56  黒羽城址公園から3.7 km、道の駅那須与一の郷まで0.9 km


7:07  那須神社 参道の中ほどに出てきました


7:08  那須神社

仁徳天皇の時代(313年〜399年)の創立と伝えられており、延暦年中(782年〜806年)には征夷大将軍坂上田村麿が応仁天皇を祀って八幡宮にしたと伝えられている。周囲は緑地環境保全地域に指定されており、参道の並木をはじめとした境内林は良好な緑地環境が保たれている。

仁徳天皇(313年から399年)時代の創立で、さらに延暦年中(782年から806年)に征夷大将軍坂上田村麻呂が応神天皇を祀って八幡宮にしたと伝えられています。


国指定 おくのほそ道の風景地 名勝 八幡宮 の案内碑


那須神社 楼門


那須神社 拝殿

石灯籠一対 説明板、1642年奉納


那須神社 本殿  周りはかなり傷んでいます


那須神社 楼門 左大臣・右大臣


那須神社 手水舟 1642年奉納


那須神社 御由緒


那須神社 説明板


那須神社 参道


金丸緑地環境保全地域 説明板:那須神社 参道入口にあります


7:21  コース案内図:道の駅那須与一の郷 駐車場脇にありました

コース33-1 ゴールです


道の駅那須与一の郷

朝早いので店は全て閉まっていました


道の駅那須与一の郷:那須与一の像

平成 15年にオープンした、国道 461号線沿いの道の駅。食事や農産物直売のほか、与一伝承館ではからくり人形や、那須家伝来の宝物をはじめとする貴重な資料の展示を見ることができる。(与一伝承館は第1、第 4月曜日休館)


栃木県コース33-1 黒羽芭蕉のみち の感想
2019年6月11日(火)晴時々曇 (12:53)~14:00~17:27
2019年6月12日(水)晴 6:07 ~ 7:21
栃木県庁から送ってもらったコースマップを頼りに高舘城跡を目指しましたが、とんでもない目にあいました。マップには「トンネル脇の旧道がコースです」と注意書きがあります。それを信じて旧道を通ったところ、荒れに荒れた道でした。それでも何とか展望台入口の看板を見つけて、階段を上り始めました。ところが踏板が腐っていて、今にもはずれそうになっています。慎重に進んで行くと、途中で完全に道がなくなりました。それでも上を目指して倒木をかき分け、数十分かけて木の枝をつかみながら急な坂を上っていきました。
帰ってから調べたら、ホームページに掲載されているPDFのコースマップはトンネルを通るように変更されていました。しかし「お知らせ」欄には何らそのことが書かれていません。行く前にホームページを何度も読み返しましたが、まさかPDFのみが変更されているとは気がつきませんでした。しかも距離が10.0kmから11.2kmに変更されているにもかかわらず、コース一覧では10.0kmのままです。しかも、下りの道が分らず40分以上右往左往しました。すべての道が行き止まりで、どうしようもない状態です。さらに起点から黒羽方面を示す標識が一つもありません。全く不親切で、「どうすればいいんだよ~!」と叫んでしまいました。結局舗装道路を大幅に迂回して、なんとか脱出しました。
少なくともこれまでの栃木県コースは標識が整備されており何ら問題なく歩いてきただけに、どうしてここだけこんな状態なのか納得がいきません。関東1都6県の中で栃木県は最高だ、と思っていたイメージがこのコースだけで崩れてしまいました。本当に残念です。


高舘城跡周辺の検証
①変更前の高舘城跡コースマップ                  ②変更後の高舘城跡コースマップ
(送られてきたもの)                                     (ホームペーのPDF)

 

変更前は「トンネル脇の旧道がコースです」と書かれており、トンネルの上を直線的に上っています。変更後はトンネルを通ってジグザグ道を上っています


geogaraphicaのトラックデータ(赤線)
③高館城跡周辺をさまよった様子                   ④大きく迂回した様子

 


コースタイム詳細

都県 NO みち 地点名 標高m 区間km 累計km 正味h 休憩h 着t 発t 備考
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち <稲沢>  204.0     0.0  12:53
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 高舘城跡  296.0     4.5     4.5  1:07  0:27  14:00   14:27 道不明
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 分岐点  173.6     4.9     9.4  1:21  0:02  15:48  15:50
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 黒羽城址公園  202.7     1.7   11.1  0:27  0:24  16:17  16:41 見学
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 分岐点  159.2     1.3   12.4  0:26  0:00  17:07  17:07
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 高岩園地  161.8     0.5   12.9  0:08  0:04  17:15  17:19 35-2
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 分岐点  159.2     0.5   13.4  0:08  17:27
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 2019/6/12(水)
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 分岐点  159.2    6:07
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 修験光明寺跡P  179.0     1.4   14.8  0:23  0:07    6:30    6:37 句碑
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 那須神社  183.0     1.7   16.5  0:30  0:09    7:07    7:16 見学
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち 道の駅那須与一の郷  185.0     0.2   16.7  0:05    7:21
栃木 33.1 黒羽芭蕉のみち コース32へ
集計 33.1 黒羽芭蕉のみち 2019/6/12(水) 11.2km 16.7km     逆  4:35  1:13   5:48 ←総h 晴時々曇


以上です。