mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
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2019.12.18 境川沿いの緑と社寺を巡って 小田急沿線自然ふれあい歩道2-24

2019.12.18(水) 町田駅(境川)コース 8.3km 晴
ルート:町田駅~①鹿島神社~②青柳寺~③境川~④金森山ふるさとの森~⑤祥雲寺~⑥町田天満宮~⑦宗保院~町田駅


町田駅起終点は2コースあります。
最初に距離が長い境川コースの方を歩くことにしました。


2-24 町田駅(境川)コース
町田駅(境川)コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄
このコースは、関東地方南部の代表的な地形である相模原台地と多摩丘陵にまたがる位置にあります。この地域では古くから人々が暮らし、縄文時代を中心とする遺跡の数は都下でも有数の規模です。多様な地形的要素の中に、このような史跡や社寺などの文化遺産と、都市化の中で保全されてきた緑の遺産が点在しています。相模原台地を刻むように流れる境川沿いの遊歩道を歩き、水と緑に親しみつつ、由緒ある社寺などを巡った後、多摩丘陵の縁辺に当たる小起伏地と谷底平野が入り組んだ地形で心地よいアップダウンを体感しつつ、史跡や緑地などを巡ります。ルート途上では、思いがけず、ふと眺望が開ける場所があり、多様な地形に育まれたこの地域を歩く魅力の一つとなっています。


コースマップ


9:50  町田駅を出たところ、北口方面へ向いスタートしました 


町田駅前


10:03  境川の下森橋を渡り、相模原市に入ります


10:13  ①鹿島神社 に着きました

茨城の鹿島神宮の分霊が当地に勧請されたと考えられています。社殿の前には、「夫婦椿」と呼ばれる一対のツバキがあり、その間を潜り抜けると、開運招福のご利益が得られると言い伝えられています。

鹿島神社の創建年代は不詳ですが、建久年間(1190-1199)に源頼朝が鶴舞の里(鶴間)に鶴舞神社(今の浅間神社)を創建したと伝えられる頃に相前後して創建したと推定されるといいます。当初境川付近に在りましたが、享和元年(1801)当地へ遷座、昭和8年には指定村社に列格していたといいます。


夫婦椿:その間を潜り抜けると、開運招福のご利益が得られるという一対のツバキ

ところが木は根元から切りとられ、お知らせの掲示がありました
「腐食が進行し、保存することが危険な状態になりましたので、今般伐採に至りました。今後については検討中でございます。 令和元年七月九日」・・・切られたばかりです
代りに植えられた小さなツバキの間を潜り抜けました


鹿島神社 拝殿


境内からそのまま青柳寺に行けます


10:19  ②青柳寺 のシダレザクラ

天正年間(1573~1592年)に創建したと伝えられている日蓮宗の寺院で、境内は砂利が敷き詰められ、重厚な瓦ぶきの本堂の右手にあるシダレザクラの大木が、伽藍と調和した景観を生み出しています。

青柳寺は、明応8年(1499)に日朝が起こした清龍寺という草庵を基に、渋谷越後守義重が開基となり、律正院日題を開山に迎えて天正11年(1583)創建したといいます。


青柳寺本堂


青柳寺説明板


青柳寺山門


鹿島神社の参道の前を通ります、左手に青柳寺が見えます


10:27  ③境川 境橋を渡って町田市に戻り境川に沿って進みます、振返ったところ

1594年の検地によって相模国と武蔵国の境と定められた境川の両岸には、遊歩道やサイクリングロードが設けられ、都市の貴重な水辺空間となっています。川沿いではヒメコバンソウが見られます。


10:41  ④金森山ふるさとの森 に入ります

町田市の「市民の森設置要綱」に基づいて保全されている緑地で、園内はクヌギ・コナラを主体とする林となっており、初夏に小さな白花を下向きに多数つけるエゴノキやサクラの大木も見られます。


近くの保育園児の遊び場で、歩いていたら園児からハイタッチを求められました


上鶴間橋を渡ります


10:57  途中にある中和田天神上公園、鎌倉道の標識があります


11:04  風の子広場


11:05  泉龍寺の前を通ります、中へは入りません


延命地蔵


11:10  鶴金橋 を渡り


11:14  天満宮の先を右折します


この後町田街道に出ます
11:33~12:10  少し寄り道をして台湾料理の店で昼食をとりました


12:10  金森郵便局前、左の一方通行の細い路地を入っていきます


12:21  横浜線の踏切、右に祥雲寺が見えています


祥雲寺参道にはたくさんの石仏があります


来年の干支ねずみの石仏


12:25  ⑤祥雲寺 

山門は鐘楼と一体となった鐘楼門の様式で、境内では仏像など石造物を数多く見ることができます。本堂の右手には池のある回遊式の庭園がつくられており、ウメ、ヤマボウシなどさまざまな樹木が植栽されています。

曹洞宗寺院の祥雲寺は、龍澤山と号します。祥雲寺は、寥堂秀廓和尚(永禄3年1560年寂)が開山となり大永6年(1526)に開山、江戸期には、幕府より寺領15石の御朱印状を拝領していた他、最乗寺の輪番を勤めていたといいます。武相寅歳薬師如来霊場19番、武相卯歳観音霊場四十八ヶ所37番です。


12:26  祥雲寺山門を境内からみたところ


いねむり小僧の上にもネズミがいました


歩道橋を使い横浜線を越えると町田天満宮の参道に出ます


12:44  ⑥町田天満宮 

1582年に本町田の鎮守である菅原神社にちなみ建立されたと考えられています。現在の社殿は1967年に造営された重厚な建築で、参道には灯篭や菅原道真の故事にちなむ臥牛の像などが並んでいます。


町田天満宮 拝殿


説明板


12:54  ⑦宗保院 

入り口の巨大な仁王門では、黒々とした仁王像の威容を見ることができます。本堂の左手には、火除けの神・秋葉三尺坊(秋葉大権現)の提灯が掛けられた秋葉殿があります。境内にはサツキ・ツツジが多く植栽されています。

宗保院は、大河伊与(元亀元年1570年没、光雪院安心宗保居士)が開基となり、天文年間(1532-1555)に創建、吸江呑恕和尚(天正18年1590年寂)が開山したといいます。慶安2年には寺領7石3斗の御朱印状を拝領したといいます。
宗保院 本堂


13:10  JR横浜線町田駅改札方面へ上っていきます


13:11  横浜線町田駅コンコース


13:16  小田急線町田駅に着きました 、ゴールです


この後すぐコース23に向います


コースタイム:2-24 境川沿いの緑と社寺を巡って

経由地・日付・天気 距離 累計 総h 所要h 見学h 着t 発t
町田駅        0m  0:00    9:50
①鹿島神社  1000m  1000m  0:25  0:23  0:02  10:13  10:15
②青柳寺      30m  1030m  0:30  0:04  0:01  10:19  10:20
③境川    690m  1720m  0:37  0:07  0:00  10:27  10:27
④金森山ふるさとの森    830m  2550m  0:51  0:14  0:00  10:41  10:41
昼食:金森郵便局近く  2:20  0:52  0:37  11:33  12:10
⑤祥雲寺  3480m  6030m  2:47  0:23  0:04  12:33  12:37
⑥町田天満宮    840m  6870m  2:58  0:07  0:04  12:44  12:48
⑦宗保院    320m  7190m  3:05  0:06  0:01  12:54  12:55 
町田駅南口  1100m  8290m  3:26  0:21  13:16 
コース2-23へ
境川沿いの緑と社寺を巡って
2019/12/18(水) 晴
 8290m  3:26   2:37  0:49


2-24 町田駅(境川)コースの感想
町田駅を出て境川を渡ると神奈川県相模原市南区上鶴間本町に入り、鹿島神社・青柳寺を通り境橋を渡って再び町田市に戻ってきます。1594年の検地によって境川が相模国と武蔵国の境と定められたというのですから、相当古い話です。確かに町田市の地図をみると境川が相模原市との境界線になっています。しかし、よく見ると町田市森野五丁目で境川を越えているのと、逆に相模原市上鶴間三丁目は境川を越えて町田市に食い込んでいます。どんな事情があったのか気になりました。
鹿島神社と青柳寺の境内は隣接していて境界のようなものはありません。鹿島神社の創建は不詳ながら建久年間(1190-1199)の頃で、青柳寺は天正年間(1573-1592)夢のお告げで創建されたとなっています。両者の関係は由緒を見てもよく分りませんが、なぜ同じ敷地にあるのでしょうか。不思議に思いました。


以上です。
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