mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
Walking,Flamenco&Guitar
Caminante,Flamenco y Guitarra

2020.02.27 酒匂川とあじさいの里を巡って 小田急沿線自然ふれあい歩道3-41

2020.02.27(木) 新松田駅~開成駅 コース 6.1+1.4=7.5km 晴
ルート:新松田駅~①寒田神社~②酒匂川(十文字橋付近)~③十文字渡しのケヤキ~④あじさい農道(あじさいの里)~サブ分岐~⑫あしがり郷瀬戸屋敷~サブ分岐~⑤馬頭観音石碑群~⑥吉田神社~⑦開成水辺スポーツ公園~⑧土手のヒガンバナ~⑨酒匂川ふれあい館~⑩堤防上のマツ並木~⑪栢山頭首工(取水施設)~開成駅


3-40新松田駅コースをゴールしてからコンビニで昼食を買い、すぐ隣にあるJR御殿場線の松田駅を覗いて見ました。
JR松田駅 南口


3-41 新松田駅~開成駅 コース
酒匂川と周辺の田園地帯がつくり出す、のどかな風景の中を歩くコースです。酒匂川はしばしば洪水を引き起こす暴れ川であったため、先人たちは治水に苦労を重ねてきました。反面、この氾濫による良質の土壌の堆積は、実り豊かな穀倉地帯を生み出しました。自然豊かな田園風景の中に、先人たちの治水に対する知恵と努力の歴史を垣間見ることができるのも、このコースを歩く楽しみの一つといえるでしょう。

11:18  新松田駅 スタートしました


11:27  ①寒田神社 

神社の創建は1500年以上前で、格式の高い神社です。境内は「かながわ名木100選」のカシなどの大木が茂っています。毎年5月ごろ、境内の大ケヤキにはフクロウの仲間のアオバズクが南方から飛来してきます。

寒田神社 公式ホームページ | 寒田神社(さむたじんじゃ)は、神奈川県足柄上郡松田町松田惣領に鎮座する神社です
榧(かや)の木森のお明神様と古くから親しまれてきた寒田神社は、延喜式内相模十三社の一に坐しまし、往古は神貢百束、鎌倉時代には松田御亭より玄米十石社納の令旨をいただき、また寛永二丙寅年徳川家光公より百五十石賜り、明治七年郷社に列し、昭和十六年県社になりました。


変った狛犬です
神社守護の獅子狛犬として奉納された慈愛の子育て獅子像

 


11:36  ②酒匂川(十文字橋付近) 

県では、相模川に次いで2番目に広い流域面積を持つ河川です。橋からは、足柄峠や矢倉岳の山並み、富士山を眺望することができます。

左に見える富士山は雲で隠れてしまいました


振返るとコース40で見た松田山ハーブガーデンが見えました


11:42  ③十文字渡しのケヤキ 

この付近には、東海道の裏街道として駿河・相模・武蔵を結ぶ重要な道が通っており、酒匂川には「十文字の渡し」と言われた渡し場がありました。対岸が遠いため、目印として植えられたケヤキは、二代目として2007(平成19)年3月に植え替えられました。


酒匂川の土手からも松田山ハーブガーデンがよく見えます


11:49  酒匂川の土手、下はサイクリングロードです


11:55  ここでトラブル発生
コンビニで買ったおにぎりを食べながら土手を歩いていました
すると、手に持っていたコースマップがないのです
おにぎりを出したときに落としたようです、あわてて戻りながら注意深く探します
10分ほどかけて十文字渡しのケヤキまで戻りましたが、見当たりません
12:05  ここで引き返します
おにぎりを出したのは土手に出てからなので、あらためて探します
その間一人も見かけていないため、誰かに拾われた可能性は極めて低いです
12:06  十文字渡しのケヤキの先にある松の木、ここから土手に入ります


コースマップは見つからないまま土手に出ました
なかばあきらめて、左右に注意しながら歩いていたそのときです


12:12  風で飛ばされて土手の途中に引っかかっていたコースマップを見つけました
「あったー!」と思わず叫んでしまいました

そしてすぐ土手の急斜面を下りて拾い上げました


12:18  ようやく無くしたことに気が付いた地点まで来ました、ロスタイムは23分です


12:20  下河原放流警報所、左折します


12:33  あじさいの里に入り次の角を左折します

- 神奈川県足柄上郡開成町 - あじさいの里
5000株のあじさいがいろとりどりに咲き乱れる虹の道
17.2haの田畑を碁盤の目のように区切る道や水路に沿って5千株のあじさいが植えられています。花越しに眺める富士山の風景と、早苗と虹色に咲き誇るあじさいの コントラスト が見事です。子供からお年寄りまであじさい農道の色とりどりのあじさいに囲まれながら水と緑あふれる公園をめぐることができます。毎年6月には「あじさいまつり」がひらかれ多くの人で賑っています 。


12:38  上島農村公園

上島農村公園は、農業従事者が疲れをいやす休憩所として、昭和63年度完成しました。
公園内には、トイレ1、四阿1があり、公園面積209m2の広さをもっています。日常、数多くの人達が憩いの場所として利用しています。


12:39  ④あじさい農道(あじさいの里) 両側にあじさいがあります

農道や水路沿いに約5千株のアジサイが数キロにわたり植栽されています。青、白、桃色のアジサイの花が咲き乱れると華やかな雰囲気に一変します。6月の「あじさい祭り」には、多くの人でにきわいます。
12:41  あじさい農道


12:44  サブコース分岐 ここを右折します


12:52  ⑫あしがり郷瀬戸屋敷  

ひなまつりのため入園料400円ということで、中へは入りませんでした
あしがり郷 瀬戸屋敷
瀬戸屋敷は、江戸時代、この地域の名主をつとめてきた瀬戸家のお屋敷として建てられました。三〇〇年というながいながい時間の流れに洗われた、おだやかで、やわらかい空気があなたをお出迎えします。
開成町瀬戸屋敷ひなまつり 公式ホームページ 【開成町 瀬戸屋敷ひなまつり実行委員会】 | 開成町の重要文化財・300年の歴史ある名主屋敷「瀬戸屋敷」約1800坪の屋敷内の茅葺の母屋で開成町の祭り「瀬戸屋敷ひなまつり」が毎年2月中旬~3月上旬に開催されます。
瀬戸屋敷ひなまつりは、令和2年2月15日(土)から3月3日(火)まで開催されます
江戸時代の古民家「瀬戸屋敷」でたくさんのひな人形やつるし飾りをお楽しみいただけます

入園料 400円(中学生以下無料)団体割引(20名様以上)、障がい者割引あり(350円)


入り口脇の休憩所

イベント時以外は無料のようです

あしがり郷「瀬戸屋敷」説明板


13:02  サブコース分岐 に戻ってきました


あじさいの里


13:06  あじさい公園、何もやっていませんでした

あじさい公園内の四阿と舞台棟:この施設の特徴は、公園全体を昔の農家の屋敷の雰囲気が出る様に建設しています。野だて等に利用できる四阿と、あじさい祭 のメインステージとなる舞台棟が、昔の風情を感じさせます。四阿1棟(7m2)舞台棟1棟(249m2)


開成町 あじさい公園発電所


13:10  武永田水辺公園、水神の塔

ほ場整備による用水路の改修に伴い、水と緑に親しめる場所として昭和60年度に完成。憩いの場100m2、調整池200m2、擬木橋が特徴の一つです。川底に自然石を張り、アユやフナ等が生き生きできるよう、自然の潤いスペースとなっています。


あじさいの里マップ

あじさいの里の歴史:
あじさいの里の位置する開成町北部地域は農業振興地域ですが、水路やほ場が未整備で、農業経営の合理化に支障をきたしていたため、昭和53年度から農村基盤総合整備事業を実施しました。このうち上島・金井島地区のほ場整備(17ヘクタール)が昭和58年度に完成しました。ほ場整備により、水田、畑、農道や用水路が整然と整備され、農作業には非常に便利になりましたが、施工前の自然の景観が失われ、味気ない機能的な地域になってしまうため、緑化事業を推進することになりました。具体的には、町の花あじさいを農道や水路沿いに植え、今までのあじさいの名所にない風景を作り出すことを目的に、昭和58年度に1,420株、昭和 59年に3,580株、合計5,000株を植栽しました。植栽対象面積は17ヘクタール、植栽延長は10.6kmに及びます。 事業費は350万円。種類はガクアジサイとセイヨウアジサイです。
 将来的に農業従事者と地域住民のふれあいの場となるよう、この地域一体を「あじさい農道」と名付けました。なお、あじさい祭の開催に伴って町外にPRする必要が出てきたことから、面的な広がりを表現するために平成3年度から「あじさいの里(あじさい農道)」と呼ぶようになっています。


13:20  ⑤馬頭観音石碑群 

馬頭観音は、江戸時代、家族の一員のように大切にされていた馬が死んだ際、その労苦に報いるために建てられた供養碑です。農作業の機械化により、次第にその意義も薄れ、家の建て替えや道路の拡張の際にここにまとめられました。


13:20  ⑥吉田神社 裏から入ります

古くは三島社と言い、鎌倉時代に源頼朝が伊豆の三島から西相模へ移し、祭った8社のうちの1社といわれています。1874(明治7)年に吉田神社と改名されました。境内にはケヤキ、クスノキ、イチョウ、カヤの大木があります。


13:25  幕府代官 蓑笠之介の屋敷跡


13:30  ⑦開成水辺スポーツ公園 管理センター

酒匂川の河川敷に整備されているスポーツ公園で、野球場、サッカー場、パークゴルフ場、ピクニック広場のほか、バラ園や花畑があり、季節の草花を楽しむこともできます。公園内の管理センターには休憩施設やトイレがあります。
開成水辺スポーツ公園
足柄上郡開成町の開成水辺スポーツ公園は、酒匂川のほとりに平成6年に誕生しました。関東で最初のコースが設けられたパークゴルフをはじめ、サッカー、野球、ソフトボールなど多目的に利用でき、いつも愛好者で賑わっています。また、季節ごとの美しい草花も楽しめる総合スポーツ公園です。


ここから土手の道を進みます


13:35  ⑧土手のヒガンバナ 

葉は、花が終わった10月ごろに地上部へ出てきて、秋から冬の間に養分を地下の鱗茎(りんけい)に蓄え、越冬後の春には枯れてしまいます。以前は、毒性を利用して野ネズミの害を防ぐために田のあぜに多く植えられていました。


三角土手 説明板


13:37  九十間堤防(くじっけんていぼう)


13:39  治水碑


13:41  酒匂川の治水工法


九十間堤防について


13:42  ⑨酒匂川ふれあい館 日曜日のみ開館で入れませんでした

水防倉庫を改修した酒匂川ふれあい館には、酒匂川の治水の歴史を学べる写真パネルなどが展示されています。隣接する酒匂川の堤防上では、丸太材や自然石などの自然材料が使われた「釜段工」「聖牛」「木工沈床」といった昔ながらの治水工法を見ることができます。
- 神奈川県足柄上郡開成町 - 酒匂川ふれあい館のご案内
「酒匂川ふれあい館」は過去の歴史や現在の姿を通して、人と酒匂川との結びつきを知ることにより、酒匂川をより身近に感じ、川への関心をもっていただくための施設です。○ 開館日 毎週土曜日・日曜日(年末年始を除く)【臨時休館あり】○ 開館時間 午前10 時から午後3 時まで○ 無料で入れます。


開成町案内図


13:45  足柄大橋の下をくぐります、金太郎像が見えました

足柄大橋(大井町-開成町) - 神奈川県ホームページ
橋長674mの長大橋。橋の中央部は、片持式張り出し工法によって建設されたPC有こうラーメン橋である。昭和62年に竣工した。この橋の親柱には熊にまたがる金太郎の像が載っており、橋のシンボルとなっている。


13:46  酒匂川サイクリングコース(平成7年3月まで酒匂川青少年サイクリングコース)


13:47  ⑩堤防上のマツ並木 

この松並木は、江戸末期の農政家・二宮尊徳が13歳の時、子守りの駄賃にもらった2百文のお金で、200本の松の苗を植えたものが始まりといわれています。成長が早くて大きく根を張るクロマツは治水に役立ち、戦前には、洪水対策の水制工にも利用されました。


雲が多くなってきました


13:57  ⑪栢山頭首工(取水施設) (かやまとうしゅこう)

1971(昭和46)年の栢山頭首工の完成により、酒匂川の水が農業・生活用水として幅広く活用できるようになり、足柄平野が県内でも屈指の穀倉地帯として一層の脚光を浴びることとなりました。河原ではコサギやアオサギなど、水辺の野鳥の姿を見ることもできます。

栢山頭首工(かやまとうしゅこう):神奈川県開成町|土木ウォッチング
酒匂川(さかわがわ)にあった取水堰の内、7つを昭和46年に統合した農業用の取水堰。294.9ヘクタールの農地を潤している。第一洪水吐、第二洪水吐、土砂吐、魚道、右岸取水口、左岸取水口で構成。洪水吐は鋼製油圧転倒ゲートで7門、土砂吐は鋼製油圧ローラーゲートで1門、魚道は階段式魚道、左右の取水口は鋼製スライドゲートとなっている。


14:00  土手を下ります


開成駅前のロマンスカー

- 神奈川県足柄上郡開成町 - ロンちゃん(ロマンスカー)の紹介
ロンちゃん(ロマンスカー)の紹介:小田急電鉄株式会社から譲渡していただいたロマンスカー(3100形)の先頭車両を開成駅前第2公園に展示しています。


14:03  開成駅 ゴールしました


3-41 酒匂川とあじさいの里を巡って コースタイム

経由地・日付・天気 距離 累計 総h 所要h 見学h 着t 発t
コース3-40より
新松田駅        0m  0:00  11:18
①寒田神社    700m    700m  0:13  0:09  0:04  11:27  11:31
②酒匂川(十文字橋付近)    400m  1100m  0:18  0:05  0:00  11:36  11:36
③十文字渡しのケヤキ  0:24  0:06  0:00  11:42  11:42
④あじさい農道(あじさいの里)  1500m  2600m  1:23  0:59  0:00  12:41  12:41
サブ分岐  1:26  0:03  0:00  12:44  12:44
⑫あしがり郷瀬戸屋敷    700m  3300m  1:36  0:08  0:02  12:52  12:54
あじさい公園    900m  4200m  1:49  0:11  0:02  13:05  13:07
⑤馬頭観音石碑群  2:02  0:13  0:00  13:20  13:20
⑥吉田神社    700m  4900m  2:04  0:00  0:02  13:20  13:22
⑦開成水辺スポーツ公園    600m  5500m  2:12  0:08  0:00  13:30  13:30
⑧土手のヒガンバナ  2:17  0:05  0:00  13:35  13:35
⑨酒匂川ふれあい館    900m  6400m  2:25  0:07  0:01  13:42  13:43
⑩堤防上のマツ並木  2:28  0:03  0:00  13:46  13:46
⑪栢山頭首工(取水施設)  2:38  0:10  0:00  13:56  13:56 
開成駅  1100m  7500m  2:45  0:07  14:03 
2020/2/27(木) 晴  7500m  2:45   2:34  0:11


3-41 新松田駅~開成駅 コース の感想
コースマップを落としてしまい、大きくロスしてしまいました。十文字橋からあじさい農道までの1.5kmに59分もかかっています。関東ふれあいの道でも手に持っていたコースマップを落としたことは何回かあります。今から考えると何れも今回と同様で、食べ物を持っていたり、カメラを取出そうとしたときなどでした。その都度来た道を戻って見つけることができました。一番ヒヤッとしたのはスマホを落としたときです。千葉県で九十九里
沿いのコースを歩いているうちに雨が降ってきました。交通量の多い道路の歩道でした。必死に探しながら15分ほど戻ると、スマホが水たまりに落ちていました。
幸なことにどのケースも人通りがなく、探している数十分誰にも出会っていません。マップもスマホも全て探し出すことができましたが、肝心なことは落とさないことです。よくいう「・・・ながら」は危険ということを身をもって感じました。
あじさいの里は枯れたあじさいしか見られませんでしたが、一斉に咲いた壮観な姿を見てみたいと思いました。
<参考>関東ふれあいの道 千葉県コース15 九十九里の砂をふみしめて歩くみち

以上です。
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