関東ふれあいの道 群馬県コース32前篇 紅葉映える峡谷のみち
2017年11月1日(水)晴
群馬県コース32前篇 紅葉映える峡谷のみち
14.5km/一般向け/標準歩行時間4時間00分/撮影ポイント:貴船神社
ルート:
上神梅駅~貴船神社~小平鍾乳洞公園~日輪寺~高津戸峡~大間々駅
9月末から10月にかけて入院していたため、9月15日以来しばらくぶりの関東ふれあいの道です。体調がまだ万全ではないので、低山のコースを選びました。これまでは1日2コースを回っていましたが、今回は1日1コースで余裕をもって回れるようにしました。
長いので前篇と後篇に分けています。
前篇:上神梅駅~貴船神社~小平鍾乳洞公園
上神梅駅までのルートを電車の乗換え案内で検索すると、時間帯によって経由と料金が大きく違っています。
最寄り駅を6時台に出発する場合は東武館林・太田・相老経由2,037円で乗換5回4時間03分、次の7時台だとJR小山・桐生経由2,986で乗換3回4時間01分と出てきます。時間は2分しか違わないのに、なんと947円もの差があります。乗換回数は多いですが、通勤ラッシュを避けるために6時台で行くことにしました。家を出たのは5:55です。
7:20
東武スカイツリーライン北千住駅7:19発区間急行館林行
少し遅れてきた右側の電車に乗ります。
8:47
東武伊勢崎線館林8:59発伊勢崎行
東武線は路線が多いです。
関東最長の沿線距離 | 東武鉄道の特徴 | 東武鉄道株式会社 tobu railway recruit 2018 | 東武鉄道株式会社 tobu railway recruit 2018
私たちが現在、営業を行っている路線は東京、埼玉、千葉、栃木、群馬の1都4県463.3kmに及び、浅草を起点として埼玉県東部を通り、栃木県、群馬県、千葉県へと広がる東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・東武アーバンパークラインを中心とする路線と、池袋を起点として埼玉県の中央を西北へとつながる東上線で構成されています。沿線の距離、鉄道旅客収入ともに関東の私鉄では有数の規模。
9:31
東武桐生線太田9:38発赤城行
10:07
相老駅10:04着、乗換えてわたたらせ渓谷鐡道のホームへ
わたたらせ渓谷鐡道はICカードが使えないため、ホームに設置してある「出場」マークにタッチしました。
10:08
到着した わたたらせ渓谷鐡道上り電車
わたらせ渓谷鐵道は、群馬県桐生市 から栃木県日光市足尾町を結ぶ 鉄道で、足尾町にあった足尾銅山と 深いつながりがあります。今から約400年前の 1610年(慶長15年)、 備前の国(いまの岡山県)から やって来た治部(じぶ)と内蔵(くら)という 二人の男性が、足尾の 山で銅を発見しました。(略)たくさんの荷物を運べるようにするために、 桐生から足尾まで鉄道を 建設することになりました。(略)1912年(大正元年)12月30日、 桐生から延伸してきた足尾鉄道が、 足尾駅まで開通しました。(略)わたらせ渓谷鐵道になってからは、貨物輸送に 代り観光客輸送に力を 入れており、1994年(平成6年) には年間の利用者が100万人を超こえました。また、1998年(平成10年)からは、観光列車「トロッコわたらせ渓谷号」の運転も始まり、観光のお客様に人気を博しています。
10:15
相老駅10:15発間藤行
ワンマンバスと同じように整理券を受取ります。
車内の座席はほぼ埋まっています。しかし2つ目の大間々駅でかなりの人が降りました。
今日は大間々始発の1日1本しか走っていないトロッコ列車わたらせ渓谷号の運転日で、10:54発の列車に乗換えるためだと思われます。定員180名でトロッコ整理券510円の事前購入が必要ですが、空席があれば当日でも買うことができるようです。座席は乗車当日の午前9時から先着順で駅窓口で行うとのことです。トロッコ列車にはもう一つトロッコわっしー号があり、一日2本桐生駅から出ています。
上神梅はトロッコ列車が停まりませんので、そのまま乗り続けます。
10:30
車内で整理券を渡して料金360円を支払い、車掌さんから車内補充券を受取りました。
下車時に運転士に渡してくださいとのことでした。
10:34
上神梅に到着、乗ってきた電車です。1両しかありません。
家を出てから4時間39分です。降りたのは一人だけでした。
10:38
上神梅は無人駅です。駅舎とホームは国の登録有形文化財に指定されているそうです。
わたらせ渓谷鐵道の上神梅駅駅舎、およびプラットフォームは、国の登録有形文化財に指定されています。駅舎は、木造平屋建ての切妻鉄板葺きの建物で、大正元年に竣工し、昭和初期までに外観が整えられたといいます。駅舎には、木製の改札口が現在も残り、大正から昭和初期の風情を残す駅として映画やロケ地にも使われます。
10:39
コース略図
駅を出てすぐ左にありました。まだ新しいです。
10:45
渡良瀬川にかかる貴船橋
この橋の手前で年配の女性二人にすれ違いました、どこに行くのか聞かれたので、貴船神社と答えたら、今行ってきたが道路工事中でその先へ行かれないということでした。
10:46
貴船橋から見た渡良瀬川
見頃は11月初旬だそうですが、紅葉にはまだ早いようです。
10:47
上神梅から0.5km、貴船神社まで0.6km
10:52
全面通行止
先ほどの女性が言っていた通行止の看板です。
10:56
上神梅から1.0km、貴船神社まで0.1km
正面に貴船神社が見えます。神社に行ってからここへ戻ってきます。どうやら通行止は関係ないようです。
10:58
貴船神社
立派な神社です。
11:00
撮影ポイント:貴船神社
11:03
貴船神社由緒
貴船神社は、平安時代の天暦10年(956年)、東国(関東地方)がひどい干ばつに襲われた時、山城国(京都府)にある貴船神社の祭神高おかみ神(たかおかみのかみ)が雨を降らせ、人々はこの雨で救われたといいます。人々の願いがかなった事から、関東平野の最北端、渡良瀬川流域の山地に高おかみ神に祭ったといいます。現在地へは江戸時代の寛文8年(1668年)に建立されました。
11:19
貴船神社から1.0km、小平鍾乳洞公園まで5.5km
渡良瀬川に沿った山並みが見えます。
11:23
こんなところにも関東ふれあいの道の札がありました。
11:37
貴船神社から2.1km、小平鍾乳洞公園まで4.4km
11:43
貴船神社から2.6km、小平鍾乳洞公園まで3.9km
珍しい形の標識です。
11:45
わずかに色ずんでいます。
11:40
ふれあいと快適な農村環境をつくる福岡農道
農業農村整備事業/ふるさと農道緊急整備事業で道路を拡張したことが書かれています。
11:52
貴船神社から3.1km、小平鍾乳洞公園まで3.4km
見慣れない標識が多いです。
12:02
崖崩れがありました。
12:10
名木ノ久保
この「電話でバス乗場」の案内が何ヶ所もあります。
12:15
貴船神社から4.7km、小平鍾乳洞公園まで1.8km
12:21
小平鍾乳洞まで行ってここに戻り、日輪寺へ向います。
12:24
小平発電所
昭和51(1976)年5月:運用開始、認可最大出力:36200kW、最大有効落差:171.79m
12:36
この先のカーブを曲ると小平鍾乳洞公園が見えてきます。
12:40
嵯峨宮
12:41
沢入橋
右端に嵯峨宮の鳥居が見えます。
12:42
小平鍾乳洞公園にあったコース略図
12:43
小平鍾乳洞案内
駐車場にも、園内にも人がいっぱいいました。
12:54
小平鍾乳洞入口
小平鍾乳洞は、明治7年に発見され一般に公開されたものの、10年あまりで入口が埋まってしまい人々に忘れられてしまいましたが、100年もの年月を経て昭和59年に再発見されました。洞内はヘリクタイトやボックスワークなど全国的にも珍しい貴重な鍾乳石を見ることができます。鍾乳洞の全長は93mと決して大きくありませんが、煤などで汚れることなく非常に美しい状態を保っていて学術的に重要な鍾乳洞となっています。
入洞料金310円を払い、早速中へ入ります。
少しひんやりしています。
中は真っ暗です。
足元もよく見えません。
天井の低い所もありました。
この階段を上がると出口になります。振り返って撮りました。
出口までの通路にはこのような写真パネルが数枚かかっています。
13:01
小平湿性植物園案内図
鍾乳洞を出たすぐ右手にこの案内図があります。
植物園入口の休憩所です。小平鍾乳洞の入洞券を写しました。
ここで遅めの昼食をとりました。
いつもの関東ふれあいの道では寄らないのですが、今日は1日1コースで時間に余裕があったため、珍しく鍾乳洞に入って見ました。
2012年11月高知県土佐山田町の龍河洞、2013年11月東京都あきる野市養沢の大岳鍾乳洞以来の鍾乳洞でした。
余談ですが、大岳鍾乳洞は関東ふれあいの道東京コース5で通ります。2015年7月に行ったときは大滝あたりで崩落があり、通行止めになっていました。仕方なく別の日にコース6へ行く前にわざわざ寄り道をして、大岳鍾乳洞へ行きました。2013年11月訪ねたとき受付にいた当時98歳のおばあちゃんがどうしているかを知りたかったためです。なんと100歳を超えてもまだ現役で、「全然ボケないんでね」と言っていました。何かパワーをもらい、往復1時間かけて行ったかいがありました。しかし他の人のブログでこの名物おばあちゃん田中ユキさんが2016年3月23日(100歳:1915.4.10生)に亡くなられたことを知りました。
前篇は以上です。
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