世界遺産 屋久島 1日目:島一周と皆既月食
ブログを始める前に行ったところの振り返りです。
2015年4月4日(土)1日目 屋久島一周と皆既月食
2015年4月5日(日)2日目 縄文杉トレッキング
2015年4月6日(月)3日目 白谷雲水峡半日トレッキング
3日間を3回に分けて記します
初日は屋久島を約5時間かけて、一周する島巡りです。
2015年4月4日(土)1日目 屋久島一周と皆既月食
前年初めて富士山に登り、今度は屋久島の縄文杉を見に行きたくなりました。雨が多いというのでいつ行こうか迷いましたが、一番多い6月・5月を避けて、4月を選びました。
屋久島は1993年世界遺産に登録されています。
1993年に世界遺産に登録された屋久島は、樹齢7200年といわれる縄文杉をはじめとする屋久杉でも有名な自然遺産の島です。九州最南端の佐多岬から南南西に60キロほどの位置に浮かぶ周囲約130kmのほぼ円形(東西約28Km南北約24Km)の島で、面積は約500平方キロ、日本では7番目に大きな島ですが日本の面積の1000分の1(東京23区ほど)しかありません(車で島一周するとだいたい2時間ぐらい)。その小さな屋久島に、九州最高峰の宮之浦岳(1935m)をはじめ1000メートルを超す山々が46座もあり(うち1500メートルを超す峰は20座、九州の高峰の上位7位までがこの島に集中しています)、「洋上のアルプス」とも呼ばれています。
8:01 羽田8:15発の鹿児島行ボーイング767-300:鹿児島空港天候不良のため条件付出発となりました、
11:08 鹿児島空港:予定より10分遅れの10:10に着き、屋久島行に乗換えます
11:42 12:45発の屋久島行は屋久島空港視界不良のため、場合によっては福岡空港に着陸すると繰り返しアナウンスがありました、
それにしても全く逆方向なのに、なぜ福岡空港なんでしょうか
乗換え便搭乗前の荷物検査で、ザックの中に入れていたトレッキングポールがひっかかりました。事前に調べていたので大丈夫なはずですが、機内持込できるサイズを越えているのではと疑われたのです。その旨伝えても女性の係員は無表情のまま、脇にいた男性に測るようにと指示しました。計測した結果OKが出て、無事持込むことができました。
12:22 12:45発屋久島行のボンバルディアDHC8-400、雨が降り続いています
Q400のQ(quiet/静粛性)が意味する低騒音とジェット機に匹敵するスピード・快適性を兼ね備えた飛行機です。静かに優しく、JACの新世代高速ターボプロップ機Q400が楽しい空を演出します。
JAC ボンバルディアDHC8-Q400 退役チャーター2日間・旅行ならJALパック
JAC(日本エアコミューター)のボンバルディアDHC8-Q400は、2018年11月末に退役いたします。
2003年、国産旅客機YS-11の後継機として日本で初めて導入され、小型プロペラ機でありながらも、ジェット機に匹敵するスピードで地域の翼として活躍してきました。
※ターボプロップ機ボンバルディアQ400は2018年11月30日定期便の最終運航を終え、全機種が退役したそうです。もう乗ることはできません。
12:38 機内の様子
13:11 屋久島上空
13:51 屋久島空港:予定より10分遅れて13:30に到着、青空が見えています
屋久島はほぼ円形で、屋久島空港は時計・短針の2時方向(東側)に位置しています
13:40 飛行場でガイドの出迎えを受け、早速反時計回りに一周する島巡りに出発です
ツアーでの参加ですが、なんとこの日は参加者1名で貸切りでした
ガイドさんはツアーガイド会社の社長さんで、鹿児島で銀行に勤めていた方です
屋久島の魅力に取り付かれて移住してきたそうです
14:48 一湊:西郷隆盛上陸の地:時計の12時方向にあります(島の北側)
屋久島の一湊に西郷隆盛上陸の地の碑があります。徳之島へ配流される途中、屋久島の一湊に1862年6月18日から8泊し、25日に徳之島に向けて出発したとのこと。
15:08 ウミガメを模した石
15:09 永田いなか浜:ウミガメの産卵地、時計の10時方向に位置します
永田川の流れに乗って屋久島の奥岳から運ばれてくる風化花崗岩の白砂。太平洋一円を回遊しながら生活するウミガメは、昔も今もここに上陸し、産卵を行います。
15:22 うみがめ館の看板
ウミガメの産卵行動
15:32 国割岳方面
屋久島にある標高1,323mの山。川原岳とも称する。かつて登山道が設けられていたが2010年1月現在、廃道となっている。
15:44 東シナ海
15:49 西部林道に入りました:時計の9時方向です(島の西側)
島の西側、栗生・永田集落を結ぶ海岸沿いの道路、通称「西部林道」は、約20キロにわたって人家のない道のりが続いています。そのうち瀬切大橋から屋久島灯台入口の手前約1キロのところまで、約15キロは世界自然遺産地域に含まれ、海岸部から山頂部まで人の手が加わっていない森林が続いています。
15:49 うっそうとした樹々に覆われています
15:54 突然道路に鹿が!
屋久島に生息する鹿や猿は、日本鹿や日本猿の亜種で一般的な大きさよりも少し小型です。屋久島ではよく「ヒト二万、サル二万、シカ二万」といわれ、多くの猿と鹿が生息しているように思えますが、実際には鹿は推定3000頭、猿は80から120群いるとされ全体で2500から3000頭と推定されています。
16:14 鹿に注意の道路標識
ガイドさんから「歩いてみますか、この先で待っていますから」と言われ、車を降りて15分ほど歩かせてもらいました
16:19 猿のようです
16:20 立ち止まりました
16:21 山側は雲に隠れてしまいました
16:34 口永良部島(くちのえらぶじま )がかすかに見えます
口永良部島は,屋久島の西方約12キロメートルに位置し,面積は35.77キロ平方メートルで,西北西から東南東の方向に長軸をもつひょうたん形をした火山島です。平成24年3月16日に屋久島の国立公園地域と口永良部島の全域が「屋久島国立公園」として指定されました。中央部のくびれた部分を境に,西部の古期火山群地域と東部の新規火山群地域に分けられます。最高点は新岳の657メートルで,低地は海岸線の湾入部にわずかに見られるだけで,周囲の大部分は,幅の狭い磯に海食による急な崖が迫っています。
※鹿児島地方気象台は,平成30年8月29日に口永良部島の噴火警戒レベルをレベル4(避難準備)からレベル3(入山規制)に引き下げました。新岳火口からおおむね2kmの範囲は,噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に厳重な警戒をしてください。
※屋久島と口永良部島を結ぶ町営フェリー「フェリー太陽」は通常どおり運航しており,宿泊施設も通常通り営業を行っております。
平成31年1月18日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台発表
火山活動の状況
新岳火口では、昨日(17日)09時19分に火砕流を伴う噴火が発生し、15時27分頃まで継続しました。その後、噴火は発生していません。
昨日の噴火停止後は、白色の噴煙が火口縁上300m以下で推移しています。<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
16:35 何とか天気は持ちそうです
16:44 帯状の雲が長く続いています
16:55 大川の滝:時計の8時方向です
屋久島の滝では水量規模とも最大規模を誇り、「日本の滝百選」にも選ばれている(平成2年4月28日選定)雄々しいイメージの滝です。九州一の高さを誇る88メートルの断崖から、豪快な水しぶきをあげて滑り落ちる様はダイナミックで、その水量に圧倒されるようです。
17:20 中間ガジュマル(なかまがじゅまる)
亜熱帯~熱帯地方に分布するクワ科イチジク属の常緑高木。花序は枝先につき、小さい。
日本では九州の屋久島と種子島以南、主に南西諸島などに分布する。
17:31 上屋久永田屋久線の道路から:時計の6時方向です(南側)
17:57 上屋久屋久線:安房に入りました、時計の3時半方向です
17:59 ガイドしてくれた車:ここで休憩です
18:30 宮之浦の民宿八重岳本館に着きました、時計の1時方向です
宮之浦港から徒歩で15分、屋久島空港から車で15分、安房港から車で25分のところにあります。
19:02 夕食です
今日は2014年10月8日以来の皆既月食の日です。これに合わせて来た訳ではないのですが、折角ですからよく見えそうな宮之浦港まで出かけることにしました。
国立天文台
2015年4月4日の皆既月食について:皆既食ばかりでなく部分食の始めから終わりまでを、日本全国で見ることができます。皆既食の継続時間は約12分間です。
主な時刻は以下のとおりです。日本中どこで見ても時刻は変わりません。
部分食の始め 4日19時15.4分
皆既食の始め 4日20時54.2分
食の最大(食分 *) 4日21時00.2分(1.005)
皆既食の終わり 4日21時06.4分
部分食の終わり 4日22時45.1分
19:46 15分ほど歩いて宮之浦港フェリーターミナルに着きました。部分食が始まっています
ところがだんだん雲が厚くなってきて、月食部分がぼやけています
19:47 対岸の様子
20:12 雲が切れると半分以上欠けた月が現われました、皆既食まではあと30分ほどです
この後再び雲が出てきて月が隠れてしまいました。仕方なく宿のほうに戻ります
歩きながら様子をみていたら、また雲が途切れ月が顔を出しました。あわてて小型三脚を取出し道路にセットしました。
20:33 ようやく皆既月食が撮れました
明日は午前3時半起床なので、早めに寝ます。
以上です。
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