mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
Walking,Flamenco&Guitar
Caminante,Flamenco y Guitarra

高千穂神楽と高千穂峡 1日目 熊本城~阿蘇山~高千穂神楽

ブログを始める前に行ったところの振り返りです。


1日目 2013.4.21(日)熊本空港~熊本城~水前寺成趣園~阿蘇山~高千穂神社   晴
2日目 2013.4.22(月)高千穂峡~国見が丘~白川水源~熊本空港  晴
ツアー名:ANAザ☆バーゲン九州  ベストドライブ2日間(羽田発)


1日目 熊本城~阿蘇山~高千穂神楽


以前から行きたいと思っていた高千穂へ1泊2日で行ってきました。当初は宮崎県日南海岸まで足を延ばそうと考えていましたが、日程がうまく組めず諦めました。
今回目的の一つに高天原神社を訪ねたいという思いがありました。しかし残念ながら探し出すことができませんでした。


8:17  羽田8:35発熊本行ANA641便に乗ります


10:20  熊本空港に到着


10:50  ニッポンレンタカー熊本空港営業所を出発して熊本城に向います


11:40  熊本城に着きましたが、なんと駐車場が満車です
          10分以上待って二の丸駐車場に入れることができました
           まずは腹ごしらえということで、桜の小路にある肥後めしや・夢あかりに入り
           くまもとお城ラーメン¥850 を食べました


入場料500円を払って熊本城の中へ
平成28年4月の熊本地震により、現在城内の大部分は立ち入り規制区域になっています

熊本城は、平成28年4月に発生した地震により、大きな被害を受けました。現在、多くの部分が立ち入ることができませんが、二の丸広場や加藤神社、その周辺から、天守閣や櫓等がご覧いただけます。


12:34  熊本城 平左衛門丸から見た 大天守と小天守

天守の西側の曲輪は、かつて加藤平左衛門(かとうへいざえもん)が預かったことから、平左衛門丸と呼ばれています。


12:35  宇土櫓(うとやぐら)

宇土櫓
大天守、小天守と並んで「第三の天守」とも呼ばれるのが宇土櫓(うとやぐら)。国指定の重要文化財ですが、一般公開されていました。


12:39  熊本城 本丸から見た 大天守と小天守

天守ゾーン
大天守と小天守がある、熊本城。現在の天守は昭和35(1960)年に復元されたもので、石垣の上にどっしりと構える様子が見事です。大天守は外観3重、内部は6階地下1階建て。熊本博物館の分館として歴史資料を展示していました。最上階からは、熊本市内や遠く阿蘇の山並みを見渡すことができます。


12:46  大天守の上から見た 宇土櫓


12:49  大天守の内部:復元熊本城


12:56  大天守の上から見た飯田丸五階櫓

飯田丸ゾーン
飯田丸(いいだまる)は熊本城本丸の南側を防衛するための要所で、櫓(やぐら)や塀で囲まれていました。内部には井戸や台所、鉄砲蔵(てっぽうぐら)が設けられていて、籠城ができるつくりになっています。
■飯田丸五階櫓


12:56  大天守の上から見た本丸御殿


13:05  本丸御殿大広間

本丸御殿ゾーン
古写真や古文書、発掘調査の出土品をもとに、熊本城築城当時の趣を復元した本丸御殿。熊本城築城400年を記念して平成20(2008)年、往時の雰囲気を体感できる、絢爛豪華な建物として完成しました。粋で華やかな大名文化の雰囲気が漂う本丸御殿大広間には、格式の最も高い昭君之間(しょうくんのま)があります。建築方法など、築城当時の技術が研究され、できる限り地元の材料で、地元の職人たちの手で復元が実現されました。
■本丸御殿大広間 ■昭君之間 ■闇(くらが)り通路


13:16  本丸御殿から見た 大天守と小天守


13:25  熊本城を後にして、水前寺成趣園に向います


13:54  水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)
入園料400円、東海道五十三次を模しており、中央には富士山が見えます


肥後細川藩初代忠利公が鷹狩の砌(みぎり)、渾々と清水が湧くこの地を殊の外お気に召され、御茶屋として作事されたのが始まりです。後、綱利公の代に大規模な作庭がなされ、桃山式の優美な回遊式庭園が完成、陶淵明の詩(帰去来辞)より成趣園と命名されました。


14:03  突然着物姿の集団がきました

武田流騎射流鏑馬と書かれたのぼりがあります


後方に馬がいました


14:09  細川忠利公銅像


14:10  どうやらここが流鏑馬の会場のようです


14:19  出水(いずみ)神社:流鏑馬の集団が出水神社でお詣りをしていました

この日は丁度出水神社春季例大祭の日で、流鏑馬の奉納が行われていたのです

明治10年西南の役で、熊本の城下は焼野ヶ原となりました。旧藩主を敬い慕っていた旧藩士たちは、藩主の御霊を祀り御恩に報い、御恩徳によって、戦いで荒んだ人心を安定させ、熊本の町を発展させようとの願望から崇敬者相集い、細川家に関係の深い水前寺成趣園の地を選びここに社殿を創建し、細川藤孝公ほか3柱を斎鎮しました。後に歴代の藩主10柱及び忠興公室ガラシャ夫人が合祀されました。

毎年熊本市の水前寺公園にある出水神社で、「天下泰平・万民息災・五穀豊饒」を願って、神社の春季と秋季の例大祭に合わせて流鏑馬を奉納します。神社拝殿での神事の後、公園内の馬場(約160メートル)を走る馬の上から、等間隔に立てられた3つの五色の的を狙って次々に射ます。


14:22  水前寺成趣園を出て阿蘇山に向います


15:53  国道57号線から県道298号線に入りました


15:53  県道298号線


15:54  阿蘇山が近づいてきました


15:56  右折して県道111号線パノラマラインを阿蘇山上方面へ


16:07  阿蘇山ロープウェーのりば:
火山ガスの発生で火口周辺立ち入り禁止規制があり、ロープウェーは運休していました


16:26  阿蘇山公園有料道路もガスのため全面規制中です:


16:27  中岳火口方面からガスのようなものが見えました


16:20  阿蘇山ロープウェー前を出発
県道111号線を南阿蘇方面に下りていきます
南阿蘇村(旧白水村)吉田交差点で左折して国道325号線に入り、寧静(ねいせい)ループ橋という変わった橋を渡ります

熊本県高森町と宮崎県高千穂町の県境にかかる橋。(国道325号)
高低差が大きい急な崖を下る橋で周辺の自然豊かな景観に馴染むよう配慮されたループ橋です。


橋を渡ると宮崎県に入ります


17:25  国民宿舎 ホテル高千穂に着きました

神々の里・高千穂には、穏やかな時間が流れています。豊かな自然に囲まれて、遥か遠い古を身近に感じる休日はこころとからだを解きほぐし、日常を忘れさせることでしょう。


ホテルで夕食を済ませてから、近くの高千穂神社に高千穂神楽を見に行きました。



夜神楽とは、里ごとに氏神(うじがみ)様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし、 夜を徹して三十三番の神楽を一晩かけて奉納する、昔からの神事です。例祭日(れいさいび)は集落によって異なり、毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、町内二十の集落で奉納されます。夜を徹して三十三番の神楽を奉納する「高千穂の夜神楽」は、昭和53(1978)年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

365日、毎晩お楽しみいただける高千穂神楽のご案内(所要時間:約1時間)
高千穂神社境内の神楽殿で毎晩20時より1時間、三十三番の神楽の中から代表的な4番「手力雄の舞」「鈿女の舞」「戸取の舞」「御神体の舞」を公開しています。各集落の神楽の舞手が交代で奉納する本格的な舞が人気です。国の重要無形民俗文化財に指定されている「高千穂の夜神楽」を体感できます。

時期以外でも毎日お楽しみいただける「高千穂神楽」
※なお、平成25年3月31日までは「観光神楽」として行っておりましたが、平成 25年4月1日に名称を「高千穂神楽」に料金を700円に変更しております。毎日奉納、予約不可。
神々との時間を楽しむ文化をぜひ体験してみてください。


19:50  靴を脱ぎ大広間で開演を待つ観光客、観料700円



高千穂神社の神楽殿で毎晩奉納される夜神楽のダイジェスト版は以下の4つです。


20:18  手力雄(たぢからお)の舞 :天照大神を見つけ出す

 

高天原で大力一番とされる手力雄命の出番です。大力無双の手力雄命の舞い振りは、どこかに豪壮で迫力に富んだところがあります。静かな舞の中に怒涛のようなうねりの音も聞こえそうです。天照皇大神がお隠れになった岩屋戸に耳そば立てる手力雄命のユーモラスな所作も大きく見えます。この舞いでは手力雄命の神面は『白』です。このあと『戸取り』に姿を見せる手力雄命は、満身これ力の表現から、神面が『真赤』に変わります。


20:29  鈿女の舞:天鈿女命(あまのうずめのみこと)が天岩戸より誘い出す舞

 

神話では、天鈿女命は高天原きっての踊りの名手で、天照皇大神の岩戸隠れで闇となった世界に再び陽光をと、身のはずかしさも、衣もかなぐり捨てて、踊りに踊り狂い、八百万の神々の笑いの渦の真っ只中、天照皇大神を誘い出す作戦に参加した女神様ということになっていますが----。舞は意外と優雅で、はじめて鈿女の舞を見る人は、その気品高くも美しい舞にびっくりします。舞う人は勿論農民であり、男性です。一般的に神楽舞いの『腰のすわり』を神楽腰と呼び、神楽腰で舞えるようになるまで五年はかかるとも言われていますが、『鈿女舞だけは神楽腰を抜いて舞え』とも言われて、大変難しい舞とされています。


20:35  戸取(ととり)の舞:手力雄(たぢからお)が天岩戸を開く勇壮な舞

 

手力雄(たぢからお)の舞では、神面は『白』で舞振りも静かな中にも荘重なものがありましたが、『戸取り』では真赤な神面をつけ、力強さと荒々しさを表現します。手力雄命が天の岩屋の岩戸の根を掘り、髪を振り乱し、流るる汗を拭く舞ぶりは、神面表情もその角度によって、がらりと変わります。ほしゃどん(舞人)は男の中の男、神面着けての熱演は我を忘れてしまうという事です。クライマックスで手力雄命は人語を発し『あら来り大神殿、何とて出させ給わぬ。出でさせ給わぬならば、我八百万の神の力を出し一方の手を取りて投げ捨てれば、山田ヶ原に着きにけり。また一方の戸を取り手投げ捨てれば、日向の国檍ヶ原にぞ着きにけり。その時、日月さよかに拝まれ給うものなりや』と唱教。力いっぱい石の扉を投げ、戸取りの舞を終わります。


21:05  御神体(ごしんたい)の舞:伊邪那伎命、伊邪那美命 二神による国造りの舞

 

『御神体』の舞は、別名『酒こしの舞』『国生みの舞』とも言われています。いざなぎ・いざなみの二神が御二人で仲良く酒を醸し、飲むほどに酔うほどに、男・女和合のかまけわざ舞いです。昔は随分と露骨な濡れ場もございましたが、最近は上品すぎるほど上品な舞いになって、昔を懐かしがる向きも多いようです。舞いの心の中には五穀豊穣、家庭円満の願が込められています。御神体の神楽は、興味深い舞です。


21:10  高千穂神社を出て高千穂の町を散歩しました


21:28  道の駅 高千穂:神楽面をモチーフにした大きなモニュメント

裏側へ回るとこんな感じです


21:54  通りの途中で見かけた神楽像


町はひっそりしていて、明りがついているのは飲み屋さんくらいでした。


1日目 2013.4.21(日)熊本空港~熊本城~水前寺成趣園~阿蘇山~高千穂 の感想
熊本城は近くまで行ったことはありますが、中へ入ったのは初めてです。3年後の2016年4月熊本地震で甚大な被害を被りましたが、早期の復興を願うばかりです。
阿蘇山も以前大観峰から眺めたことがあります。山頂近くまで行ったのはこの時が初めてで、ロープウェーで火口付近まで行くのを楽しみにしていました。しかし、火山ガスの影響による火口周辺規制で残念ながらかないませんでした。1958年に全世界で初の活火山に架けられたロープウェーだそうですが、既に解体撤去作業が進められているとのことです。
                                                                         2018/10/19付 西日本新聞朝刊

2016年4月に熊本地震、同年10月の大規模噴火など度重なる噴火活動による運休が続いていたということなので、やむを得ないと思います。


高千穂神社で夜を徹して行われる夜神楽は11月中旬から翌年2月上旬しかやっていません。その代りに代表的なものを一年中やっている高千穂神楽を見ました。進行役の方から詳しい説明があり、とても分り易かったです。全33番のうち4番を演じる本格的な舞で、十分堪能することができました。


以上です。