2019.6.5 八王子城跡・八王子神社から高尾山
2019.6.5 曇
多摩森林科学園を 11:18 に出て八王子城跡に向いました。以前も歩いて来たことがあるので、道はだいたい分ります。途中にコンビニかラーメン店でもあれば昼食をと思ったのですが、それらしいお店は全くありませんでした。
高尾駅から八王子城跡までの案内図
(国史跡 八王子城跡パンフレットより)
八王子城跡散策マップー1
(国史跡 八王子城跡 パンフレットより)
八王子城跡全体図
11:18 多摩森林科学園を出て高尾街道を左に行きます
中央高速道路のガードを越えたら左に曲ります
八王子城跡周辺案内マップがありました
国史跡 八王子城跡 案内図
北条氏照の墓方面に右折しました
小さな橋を渡ります
階段の下に案内表示がありました、結構長い階段です
12:04 北条氏照の墓に着きました
北条氏照及び家臣墓 説明板
北条氏照の墓 裏側
一気に下ります
12:17 八王子城跡ガイダンス施設
施設概要:国史跡八王子城跡は、指定面積159ヘクタールにも及ぶ広大な山城で、全容が判りにくいといわれています。そこで、八王子城の歴史や意義などを、初めて訪れた方にもわかりやすく解説するガイダンス施設を設置しました。内部は、展示解説スペースのほか、休憩・レクチャースペースがあります。八王子城跡見学の拠点として、多くの方々のご利用をお待ちしております。外観は、 「八王子」の「八」をイメージした八角形をしているのが特徴です。鉄筋コンクリート(一部鉄骨造)の平屋建て、スロープがついており、施設から園路を伝って屋外模型まで、車いすでもご利用できます。
開館時間 午前9時から午後5時まで
休館日 年末年始(12月29日から1月3日。他に、臨時休館する場合があります。)
入館料 無料
所在地 東京都八王子市元八王子町3-2664-2
八王子城跡ガイダンス施設 展示スペース
12:26 八王子城跡 入口
早速 御主殿跡・曳橋方面 に向います
野鳥観察の人達
城山川にかかる橋を渡ります
大手門跡
1990年の復元に向けた作業の中でこの大手門跡も発掘調査が行われました。
その中で礎石や敷石などが出現しましたが現在は埋め戻されています。
古道に向います
大手道(古道)
大手道は現在は大手門から曳橋までの間で復元されています。「古道」は八王子城跡特有の表現で大手道と同じ意味です。
ここにも大勢の人が野鳥観察をしていました
曳橋が見えてきました
曳橋
「曳橋」は八王子城跡特有の表現で一般に使用されている「引き橋」と同じ意味です。
敵が攻撃してきたときに引いて取り外し敵の侵攻を阻止することを目的として構築されました。
御主殿への経路
曳橋を渡ります:前回来たときは工事中でしたので初めて渡ります
虎口
虎口とは城や武家屋敷の入り口、曲輪の出入り口を表します。
石垣の角や要所の目立つ場所には大きな石(鏡石)が置かれています。
台所門
台所門は江戸時代の初期(1648年)に描かれた「慶安の古図」にもその記載があり、「臺所門」と記載されています。
御主殿跡の整備 説明板
御主殿曲輪
池を中心とする庭園遺構
御主殿跡
御主殿は八王子城の中で最大の建築物で、そして、中心となる建物です。場所は八王子城山の南麓、御主殿曲輪(くるわ)にありました。
「御主殿」という名前は八王子城跡に独特の表現で、江戸時代の初期(1648年)に描かれた「慶安の古図」に由来します。古図にはここを「北条陸奥守殿(氏照公のこと)御主殿」と記載しています。
会所跡
会所は八王子城跡の中で御主殿と並ぶ重要な建物です。これは要人の接待を目的として作られた建物で、今でいえばレセプションホールです。会所は、現在、床まで復元されています。
塀跡:土色に舗装した部分が塀の範囲を示しています
御主殿の滝
天正18年(1590年)6月23日(旧暦)、落城の日、前田利家、上杉景勝の連合軍に完膚ないほどに攻め上げられ敗色濃厚の八王子城勢は、ご婦人方が次々に自刃しこの御主殿の滝下に身を沈め、そののち三日三晩、この川は血の色で真っ赤に染まっていたといわれてます。現在は周辺の植生の変化による影響を受け、滝の水量は少なくなる傾向にあります。
曳橋の下をくぐります
ここにも野鳥観察の人達がいました
12:51 八王子城跡 管理棟
八王子城跡管理棟は城跡をめぐる起点となるものです。オフィシャルガイドの詰所があります。
八王子城跡自然公園の看板:いよいよ山道に入っていきます
金子曲輪方面に曲ります
二つ目の鳥居を通ります、前に一人上っていく人がいました
どんどん上っていきます
金子曲輪
金子曲輪は、落城のとき金子家重が守備していたとされる場所ですが詳細はわかっていません。金子曲輪の存在は「慶安の古図」(1548)には描かれていいません。
途中開けた場所から八王子駅南口にあるサザンタワーがよく見えました
柵門跡
柵門跡は柵門台とも呼ばれます。山頂部へ向かう現在のメインの登山道にあり、新道と旧道および搦め手(城の裏側)からの登城道の合流点で、休憩ができるなど要所になっています。
この手前で先ほどの人が休憩しており、追い抜いてからは一度も見かけませんでした
二股の片方は滑落事故で通行止めになっていました
九合目の標識
眺めのよい場所がありました
このような道が続きます
八王子城跡入口バス停から2.2km、八王子神社まで44m
本丸周辺の曲輪 説明板
八王子城跡散策マップー2
(国史跡 八王子城跡パンフレットより)
八王子神社手前の階段
13:20 八王子神社に着きました:昨年の台風で被害を受け大分傷んでいます
見えているのは覆い社と呼ばれる雨除けで、本殿はこの中にあります
八王子神社は山頂のすぐ下の「中の曲輪」にあります。氏照公が八王子城の築城にあたり八王子権現(神社)を城の守護神としたものです。
本殿は、戦国の落城と、江戸前期の落雷による焼失ののち、江戸時代末期に建てられたとされるものです。
台風24号、八王子城を襲撃:2018.10 八王子市で最大瞬間風速45.6メートルを観測した台風24号は、八王子城にも大きな爪痕を残しました。八王子城内の要害部(山頂部)にある八王子神社は倒木の太い幹が屋根に突き刺さるなど大きな被害にみまわれました。
神楽殿でしょうか、やはり傷んでいます
天狗さんが見下ろしています
松木曲輪
松木曲輪は山頂曲輪の東南下に配置されています。江戸時代の初期(1648年)に描かれた「慶安の古図」にもこの曲輪の記載があります。落城のとき、中山勘解由が守備した曲輪であるとされています。
富士見台まで1.2km
本丸に向います
13:25 山頂曲輪(本丸跡)
山頂曲輪は要害地区(山頂部)を構成する曲輪群の中で中心に位置する曲輪です。
現在では「八王子城本丸跡」と銘した石碑があります。
本丸跡は周囲が見渡せる見張り場所のようなところでした
狭い道を下っていきます
小宮曲輪
小宮曲輪は山頂曲輪の北東下に配置されています。落城のとき、狩野一庵が守備した曲輪であるとされています。搦め手から奇襲で攻め上がった上杉景勝軍により最初に陥落されたと言い伝わっています。
八王子神社に戻ってきました
13:33 覆い社と呼ばれる雨除けの中にある本殿
富士見台まで1.1km
狭い道で、踏み外すと転げ落ちそうです
富士見台まで0.9km、徒歩約1時間:0.9kmなのに1時間ということはアップダウンがきついことが伺えます
思った通り急な上り坂が何ヶ所もありました
詰の城(西端曲輪)
詰の城は八王子城の作り込まれた城域としての西側の端に位置します。通説では詰の城の役割は、本丸が陥落したときに最後の拠点にするために構築された小曲輪であるとするものです。ここを頂点にして北側には「詰城北尾根」、南側には「詰城南尾根」が延び、いずれも石塁・石垣による要壁を形成しています。
富士見台まで0.5km
富士見台を経て高尾山口駅へ徒歩約2時間20分
富士見台まで0.3km
もうすぐ富士見台です
富士見台に着きました
14:15 富士見台:荒井バス停まで2.7km
曇っているので富士山は見えません、前回来たときもダメでした
少し離れたところにある標識:標高556m
富士見台分岐:荒井・駒木野バス停80分
この辺りで一人の男性とすれ違いました
根っこの階段が続きます
分岐点:高尾山に行くため荒井・摺差バス停方面に行きます
中央高速道路が見えてきました:右摺差、左荒井・蛇滝口バス停
左の蛇滝口バス停に向います(前回は右へ曲り日影から高尾山に行きました)
中央高速道路IC:左が新宿、中央が河口湖、右は厚木方面
トンネルが通行止めなので、左の階段を上がります
余り人が通らない感じです
坂を下ります
道路の下を通ります
荒井と蛇滝口の分岐点:右へ曲ります
高速道路の真下です
左に曲ると細い道になります
すぐ中央線の踏切に出ます
15:21 蛇滝口バス停に出てきました
小仏行のバスが通りました
高尾梅郷の前を通ります
高尾山蛇滝水行道場入口
蛇滝水行道場
中央右に一筋見えるのが蛇滝です
ケーブル高尾山駅に着き、毎月来ているトクトクブックの6月スタンプを押しました
そういえば昼食をとっていません、駅前にある天狗焼きを買いました
16:07 スタンプ台に置いた高尾山天狗焼き
そして高尾山スミカ蕎麦処に入りました
せいろ¥750です
営業時間 10:00~16:30(冬期は16:00)ということで、ギリギリでした
晴れてきて、ケーブルのりば入口前から八王子駅南口サザンタワーがよく見えました
霞台園地からの眺め
この左の階段から高尾病院前を通り下山しました
2019.6.5 八王子城跡・八王子神社から高尾山 の感想
午前中多摩森林科学園を一周してから行ったので、八王子城跡に着いたのは昼過ぎになってしまいました。途中どこかで食べるところがあるだろうと安易に考えていました。そういえば高尾駅前にあるコンビニに「この先多摩森林科学園までコンビニはありません」とう看板がありました。多摩森林科学園からさらに40分以上歩くので、なにかしら食べるところはあるだろうと思いましたが、ダメでした。柿の種と飴で空腹をしのぎました。
八王子城跡は2回目ですが、前回より多くの人がいました。殆どは大きな望遠レンズを付けたカメラと三脚を抱え、上を見上げている人たちでした。しかし、山道に入ると途端に少なくなり、裏高尾へ抜けるまでの2時間半に出会ったのは二人だけです。
距離もあり起伏もあったので結構足にきましたが、何とかトクトクブックのスタンプを押すことができました。
以上です。
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