mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
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2019.6.26 駒場野公園~松濤美術館~鍋島松濤公園

2019.6.26(水)晴


今日は渋谷に用があったので、以前よく行った駒場野公園・松濤美術館・鍋島松濤公園を、しばらくぶりに訪ねてみました。
午後からは東大駒場キャンパスの脇を通り、駒場公園の旧前田侯爵邸・日本近代文学館にも立寄りました。


先ずは目黒区立駒場野公園からです。


駒場野公園 目黒区
駒場野公園の風景と概要
所在地:目黒区駒場二丁目19番70号
最寄り駅:京王井の頭線 駒場東大前駅下車 徒歩1分
開園年月日:昭和61年3月31日。平成19年度に拡張。
面積:39,025.29平方メートル

駒場野公園のマップ(番号は サクラの位置)

駒場野公園はサクラがおもしろい公園です。19種類のサクラがあります。


下北沢から歩いて行きました


この奥が南門:左の都立国際高校と右の大学入試センターの間を入ります


曲り角にある案内標識


東京都立 駒場野公園 南門:左折すると公園、右折すると淡島通りになります


淡島通方面を見たところです、車は通れません、この先左側に拡張された公園があります


中へ入ると緑が一杯です


この公園は生活道路として使われているようで、多くの人が通ります


公園の林 説明板


デイキャンプ場


水田の碑 駒場農学校の跡地  近代農学研究 農業教育発祥の地 

当地も含め一帯は明治期には駒場農学校(後の東京帝国大学農学部や東京教育大学農学部)があったところで、駒場野公園付近は東京教育大学農学部が長らくあったところで盛んに農業教育が行われていたところであった。


奥にテニスコートが見えます、その右が体育館です


駒場野公園と駒場体育館などの由来

1978年に東京教育大学は閉学され筑波大学に機能を譲り、つくば市に移転した。跡地の一角が公園として整備され1986年に目黒区立駒場野公園として開園し現在に至っている。


遊具などもあります


橋を渡ります


ケンネル田圃(たんぼ)

駒場野公園の一角には近代期における日本での肥料や土壌研究に関して大いに功績を残したお雇い外国人・オスカル・ケルネルが駒場農学校で教鞭をとっていた時に使用していた実習用の田んぼが現在でも維持・保存されており「ケルネル田圃」として知られている。


駒場野公園案内図


駒場野公園 正門


駒場で花開いた近代農学

当地にあった駒場農学校は札幌農学校と共に日本における近代農学の発展を担った重要な学校であった。


水のなかまたち 説明板


この下に池があります


これが ケルネル田圃:
維持・管理は近接している筑波大学附属駒場中学校・高等学校の生徒たちが行っている

シーズンになると田んぼの周りには大量のかかしが置かれていて、井の頭線からも見ることができました
また、稲刈りの時期になると生徒さん達が総出で収穫をしていました


ここは小さないきもののすみかです!


こんな階段の道もあります


井戸:以前はこの井戸の脇に看板がありましたが、今は無くなっていました


野草園


生物多様性保全林 説明板


カメがいました


駒場野公園 公園マップ


駒場野公園 自然観察舎:しまっていました

公園の一角に駒場野自然観察舎という展示室があり、動植物に関する資料に触れることができる。


駒場野公園  自然観察舎と東門


駒場野公園を出ると、すぐ京王井の頭線駒場東大前駅です


井の頭線に沿って渋谷方面に歩き、山手通りを越えます


松濤美術館・鍋島松濤公園方面の標識:東急本店の方にしばらく行くと左側にあります


渋谷区立 松濤美術館


「華めく洋食器  大倉陶園100年の歴史と文化」をやっていました


入場券を買います:一般500円、大学生400円、高校生・60歳以上250円、小中学生100円


ごあいさつ


1919(大正8)年に大倉孫兵衛、和親父子によって創設された大倉陶園は、日本を代表する洋食器メーカーとして、今日まで世界に誇る製品を生み出し続けてきました。本展は、同園の優れたデザインや品質を紹介するとともに、多くの財界人や老舗ホテル等のために製作された作品を展示し、日本の洋食器文化における大倉陶園の役割を探ります。また、最新の調査結果を反映し、これまで知られることのなかった創業当時の様子を伝える資料も併せてご覧いただきます。


展示室は地下1階と2階にあります、順路通り地価1階へ下りました


地下1階から吹抜の下側をみると噴水があります


上側はまさに吹き抜けです


地下1階展示室入口


展示室室内は撮影禁止のため写真はありません


エレベーターで2階へ


2階ロビー


2階展示室入口


展示物を見学してからロビーに出てきました


2階ロビーでビデオを上映しています


瑠璃


手描き


2階から見た吹抜


出口には即売品が置いてありました


松濤美術館を出ました


松濤美術館設計者 白井晟一:昭和56(1981)年10月に開館した松濤美術館は、哲学的な建築家といわれる白井晟一の設計のもとに完成した建物です。松濤美術館が立地する渋谷区松濤は閑静な高級住宅街として知られ、当時の計画書によれば150坪の建築面積に建物の高さは地上から10mまでと定められていました。このような状況の中、展示室だけではなく美術教室を実施するホールや調査研究のための図書室の設置といった区側の要望を聞き入れるために、白井は地上部分を2階にとどめ地下に2階分を造ることで解決しました。また、住宅街という地域性をかんがみ、外周の窓を最小限に抑え、中央吹抜部から採光する形状となりました。


松濤美術館を出て坂を下り右折すると、鍋島松濤公園の入口に出ます


鍋島松濤公園入口


鍋島松濤公園 正門


鍋島松濤公園 説明板


名称:鍋島松濤公園(なべしましょうとうこうえん)
所在地:松濤2-10-7 (郵便番号:150-0046)
交通:京王井の頭線「神泉駅」徒歩8分、JR・私鉄・地下鉄「渋谷駅」徒歩12分
           東急バス(渋55)「東大前」徒歩6分
開園年月日:昭和25年10月1日
公園面積:5,012平方メートル
鍋島家は、紀伊徳川家の下屋敷の払い下げを受け、明治9年に茶園を開いて「松濤」の銘で茶を売り出しました。茶園が廃止されてからは、湧水地を中心とする一画が児童遊園として公開され、昭和7年に東京市に寄贈された後、渋谷区に移管されました。
現在では、遊具や池の周りにベンチが配置され、桜が咲く時期には多くの人が花見に訪れます。

渋谷区立鍋島松濤公園 ‹ 【渋谷区】松濤町会の公式サイト


入ってすぐのところにある遊具


中央は水車小屋のある池で占められています


左手にある階段を上っていきます


狭い通路があります


上から見た水車小屋


池には大きなコイがいました


反対側からみた池です


カモがいました


ハトもいます


一番奥の階段を上ります


階段の途中を右に曲ると、草に覆われた狭い道があります


上から来た道を横切り、また狭い道を通り抜けます


鍋島松濤公園の取り組み:池の脇にあります


公園を一周しました

以前この池にくると必ず数匹のカメを見かけました、今日は池を一周したのに一匹も見かけません、どうしていなくなったのかネットで調べるとこんな記事が見つかりました
渋谷区立鍋島松濤公園 ‹ 【渋谷区】松濤町会の公式サイト
・ワニガメ騒動:平成23年10月にここの池でワニガメが他の亀を食べている旨、警察に通報がありました。渋谷署員13名が駆けつけ、ワニガメの捕獲の様子がテレビ中継されました。現在のところ、ワニガメの心配はないはずです。


鍋島松濤公園 北門


鍋島松濤公園を出て住宅街を通り、山手通りへ向いました。


2019.6.26 駒場野公園~松濤美術館~鍋島松濤公園 の感想
高級住宅街で知られる渋谷区松濤にある美術館と公園です。展示室が地下1階と2階にある理由が分りました。建物の高さが地上から10mまでと定められていたため地下に部屋を作ったということです。また、住宅街の中なので外周の窓を最小限に抑えるため、中央部分の吹き抜けから採光するようにしたというのもうなづけます。外観からはおよそ想像できない、設計者の知恵を感じる建物です。
鍋島松濤公園の風情はそれほど変っていませんが、いつも水面から顔を出していたカメがいなくなったのには驚きました。


以上です。