mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
Walking,Flamenco&Guitar
Caminante,Flamenco y Guitarra

2019.6.26 駒場公園~旧前田侯爵邸~日本近代文学館

2019.6.26(水)晴


午前中から駒場野公園・松濤美術館・鍋島松濤公園と回って、その後山手通りから東大裏門を通り駒場公園に向いました。


山手通り、地下には首都高速道路が通っています


首都高速道路の換気塔がそびえています


東大裏バス停:東北沢駅方面へ左折します


コインパーク:20分300円、8:00~20:00最大3500円、
山手通りに面しているので、1時間900円と高めです


東大北門:どうみても東大の門にはみえません、幼稚園のようです


ちょっと中へ入って東大構内をのぞいてみました、野球場が見えます


派手な壁にはKACこまばこども会 と書かれたいました

駒場子ども会|東大・本女公認インカレボランティアサークル
駒場子ども会(Komaba Association for Children略してKAC)は東京大学・日本女子大学公認の、インカレボランティア団体です。メンバーが100名以上の大きな団体なので、普段は4班に分かれて活動しています。活動は月2回、地元の小学校の子供たちと様々な場所へ遊びに行きます。


しばらく行くと駒場公園方面の案内があり、コインパークが見えます


こちらにもコインパークが見えます


ここから120m左側


駒場公園 正門


正門の右側には公益財団法人前田育徳会 尊経閣文庫 があります
「ここは公園ではありません、無用の方の立入りをお断りします」の看板


本会は、1926年(大正15)2月26日、加賀前田家16代当主前田利為(としなり)が設立しました。その3年前に発生した関東大震災の惨状をみて、前田家伝来の文化財を保存し後世に伝えていくため、財団の設立が計画されました。当初は、前田家が所蔵する古典籍の複製刊行を主な目的にしていましたが、その後前田家より所蔵品の寄贈を受け、収蔵品の保存と公開を目的とする公益法人となりました。


駒場公園案内図


駒場公園は、加賀百万石(今の石川県)の当主だった旧前田家の前田利為侯爵駒場邸跡です。前田侯爵がこの地に邸宅をかまえたのは昭和のはじめのこと。明治11年設立以来、近代農業に輝かしい業績を残した駒場農学校(後の東京帝国大学農学部)が本郷に移転した跡地を、第一高等学校(現在の東京大学教養学部)、東京農業教育専門学校(東京教育大学農学部、現在の筑波移転跡地)とともに分割使用したものです。
現在の公園は、昭和42年に東京都が公園として開園したもので、昭和50年4月から目黒区に移管されました。

開館時間・休館日のお知らせ


自然と文学のオアシス-駒場公園


砂利道の右側には舗装道路もあります


洋館が見えてきました、後で寄ることにしてまず裏庭へ行きます


中門の前にある駒場公園案内図


中門を通ります


芝生広場を見ながら一周します


南西側の端には大きな灯篭があります


うっそうとした林道のような道です


芝生広場に出てきました


遊具のようなものもあります


再び林の中を通ります


ここが南門です


一旦出てみると南門の看板がありました


再び外周の道を進むとまた灯篭があります



これは何でしょうか?  説明はなくロープが張られていました


洋館南側テラス


芝生広場で日光浴をしている人がいました


中門に戻り洋館へ向います


洋館

駒場公園は、加賀百万石(今の石川県)の当主だった旧前田家の前田利為侯爵駒場邸跡です。
前田侯爵がこの地に邸宅をかまえたのは昭和のはじめのこと。
華々しい社交の場となったこの優雅な豪邸も、第二次大戦中の前田侯爵の不慮の死ののち私人の手に渡り、終戦とともに占領軍に接収されました。昭和32年10月に接収が解除されるまでの12年間は、連合軍司令官の官邸などとして使われました。建物は、昭和初期の和洋両建築の粋を集めたもので、化粧レンガやタイル張りのほどこされた洋館は昭和4年、書院づくりの和館は昭和5年に完成し、自然の巨木を生かし、名石をあしらった幽すいな奥庭や、芝生の広場が設けられました。現在の公園は、昭和42年に東京都が公園として開園したもので、昭和50年4月から目黒区に移管されました。


昨年10月まで修理のため長い間休館していたようです
旧前田家本邸洋館がリニューアルオープン|東京都
東京都教育委員会は、所有する重要文化財(建造物)旧前田家本邸洋館を永く維持し活用するため、修理・整備工事を進めてきました。このたび、工事が完了し、一般公開を再開します。
一般公開 平成30年10月27日(土曜日)午前9時00分


旧前田家本邸  洋館玄関:靴を脱いでビニール袋に入れ、中へ入ります


1階案内図


上がったところで、丁度説明員の方が各部屋を回り始めたところでした
6~7名と一緒に説明を聞きながらついていきます


第一応接室


サロン


旧前田家本邸洋館の説明


説明員の方は丁寧に各部屋の役割や壁紙・床・じゅうたん・シャンデリア・家具などについて、細かく説明してくださいました


部屋から見た芝生広場


マントルピースのグリル:前田家の家紋 梅の花 があしらわれています


大食堂のマントルピース


奥に見えるのは和館方面への渡り廊下


小食堂


渡り廊下 出入口



2階へ移動します


書斎の入口にあった金沢市史


次女居室


2階案内図


菊子夫人室


寝室


窓から中庭の方をみると、耐震補強の金具が一杯見えます


展示室にあった かつての駒場本邸 説明板


洋館を出てきました


旧前田家本邸 パンフレット


洋館の北側


延段:延段とは、庭に設けられた石張りの通路で、飛石とは違い石と石の隙間がほとんど無いため歩幅を気にせず歩く事ができるそうです


洋館と和館の間


旧前田家本邸 和館 説明板


旧前田家本邸 和館 入口


右側に洋館が見えます


和館 玄関

和館は侯爵がロンドン駐在武官であったことから、外人客接待用に建てたとも言われています。和館は現在1階部分が一般に開放されていて、玄関からニの間、一の間(表座敷)と続く広間や、重厚な床の間、違い棚、付書院、欄間の透し彫などを備えた美しいつくりを、昔のままに見ることができます。縁側からは、流れのある池、芝や池の配置がみごとに調和した庭園がのぞめ、落ち着いた雰囲気を味わうことができるでしょう。


部屋の内部


こんなところに 駒場公園の沿革 がありました


縁側から見た庭園


開放的な部屋の間取りです


和館を出て日本近代文学館に行って見ます


日本近代文学館


日本近代文学館 玄関

日本近代文学館
高見順、小田切進ら有志の文学者・研究者が、文学資料を収集・保存する施設の必要を広く訴え、1962(昭和37)年5月、設立準備会を結成、翌1963年4月、財団法人 日本近代文学館が発足し、1967年4月、東京都目黒区駒場に、今の建物が開館しました。


受付で閲覧料300円を出したところ、現在展示替えのため閲覧室は閉室中とのことでした

見られるものは何もないということです


唯一2017年4月に50周年を迎えたという、変遷を紹介するものがありました


日本近代文学館のご案内


日本近代文学館とは

日本の近代文学の歩みを示すかけがえのない資料は、敗戦から立ち直り経済成長へ向かう、激しい社会の変遷の中で、散逸しつつありました。それを憂えた高見順、小田切進ら有志の文学者・研究者が、文学資料を収集・保存する施設の必要を広く訴え、1962(昭和37)年5月、設立準備会を結成、翌1963年4月、財団法人 日本近代文学館が発足しました。
その動きは大きな反響を呼び、15,000人にのぼる人から資料の寄贈や建設資金の寄付などの支援をいただいて、1967年4月、東京都目黒区駒場に、今の建物が開館しました。
当館はその後も、民間の財団として、文学者、研究者、文学や書物を愛する方々と、出版社、新聞社はじめ各界からの協力によって維持運営されています。2007年9月、資料の増加にともない、千葉県成田市に分館を建設しましたが、その資金も、すべて募金によるものです。
当館は現在、図書や雑誌を中心に、数々の名作の原稿も含め、120万点の資料を収蔵するにいたりました。それらの資料を閲覧室や展示室で、また書籍や電子媒体として公開し、各種の講座・講演会を開催するなど、一般の読書家から専門の研究者まで、広くさまざまな要請に答えようと努めてきました。
2011年6月には公益財団法人の認定を受け、引き続き、近代文学に関する総合資料館、専門図書館として、文学資料の収集・保存・公開と文芸・文化の普及・発展のために活動しています。


表に出たら掲示板に「6月28日まで閉室します」と書かれていました


駒場公園 東門を出ました


門を出たらすぐ、向うから凄い車がやってきました
進行方向は突き当たりなので、てっきり先に見えるシャッター付車庫に入るのだろうと思っていたら、突然運転していた男性から声をかけられました

「この先に駐車場はありますか?」
「いえ、突き当りで車は通れません。」
すぐにもらってきたパンフレットの案内図を見ましたが、どこにも駐車場は書かれていないので、「おそらく駐車場はないと思いますよ。」
「そうなんですか、皆さん、どうされているんでしょうか」、ナビの画面をみながら、「正門近くになかったのでこちらに回ってきた」というのです
「皆さん、電車でこられるのですね」と半分納得したような顔をしていました


コインパークが正門近くにあったのではと思いつつ、
「これ、ロールスロイスですよね、写真撮らせてもらっていいですか?」と尋ね、こころよく了解してもらい撮った一枚です


昔から高級車の代表格のロールスロイスですが、帰ってネットで調べたら最低でも5460万円、オプションを追加すると全てオーダーメイドのため数千万円増えるときもある、というのですから驚きです。


14年ぶりに刷新されたロールスロイス ファントム!新型の内装や価格は? | カーナリズム
新型ロールスロイスファントムの、エクステンデッドホイールベースの本体価格は6540万円となります。もちろんこれは基本価格となるので、さらにオプション代金が上乗せされます。基本的にロールスロイスファントムは、オーダーメイド販売になるので、オーナーに合わせてオプションを追加。
ファントムの通常モデルは、5460万円となります。通常モデルでも、家を購入できるほどの車体価格ですが、富裕層にはそれだけの価値がある空間を提供できるモデルです。


駒場東大前駅方面に行く途中、東大駒場キャンパス西門の前を通ります
一方通行の道を先ほどのロールスロイスが追抜いていきました


向うからきてここを左折すると、駒場東大前駅に出ます


駒場東大前駅には行かずに、下北沢へ向いました


2019.6.26 駒場公園~旧前田侯爵邸~日本近代文学館 の感想
駒場公園は何度も来ており、洋館も和館も入ったことがあります。しかし、説明員の話を聞くのは初めてで、大変参考になりました。さっと見て帰ろうと考えていたのですが、話に引き込まれ立ち去ることができなくなってしまいました。じゅうたんやシャンデリアなどの家具・調度品は当時のものなのか、作り直したものなのかなどは聞かなければ分りません。
前田利為侯爵の家族構成や部屋割りにまつわる話、建物構造や壁紙の材質など貴重な話の数々でした。しかも入館料・ガイド料無料ですので驚きです。維持管理にも相当な費用がかかるのではと、余計な心配をしてしまいました。
突然のロールスロイスにもびっくりしました。世の中には凄い人がいるものだと改めて感心しました。


以上です。