スペインの旅５日目グラナダ市内～セビリア・フラメンコ

2019/07/26 18:30

ブログを始める前に行ったところの振り返りです。
1997年２月10日（月）５日目グラナダ市内～セビリア・フラメンコ

５日目はアルハンブラ宮殿の見学後、230km離れたセビリアへ移動します。
前日は23:20までフラメンコショーを見学したので早起きができず、散歩をしませんでした。セビリアでは一人でタブラオに行き、本場のフラメンコを楽しむことができました。

日程は下記のとおりです。
1997年２月６日（木）１日目成田～フランクフルト～マドリード
1997年２月７日（金）２日目マドリッド市内
1997年２月８日（土）３日目マドリード～トレド市内～コルドバ
1997年２月９日（日）４日目コルドバ市内～グラナダ・フラメンコ
1997年２月10日（月）５日目グラナダ市内～セビリア・フラメンコ
1997年２月11日（火）６日目セビリア市内～マドリード
1997年２月12日（水）７日目マドリード市内～アムステルダム
1997年２月13日（木）８日目アムステルダム～成田

ツアー名：「スペイン・アンダルシア周遊ハイライト８日間の旅」

５日目日程表

Granada グラナダの基本情報 JTB
シェラネバダ山脈のふもと、アンダルシアの沃野に発展したイスラム文化の香り高い街。カトリックに征服されるまでの長いイスラムの歴史が独特の魅力をたたえている。詩人ロルカを生んだ町。

8:50 ホテルを出てアルハンブラ宮殿に向います

Paseo de la Bomba ボンバ通りを西に進みます

途中左に曲り、丘を上っていきます

Av. Santa María de la Alhambra サンタ・マリア・デ・ラ・アランブラ通り

Alhambra の h は発音しないためアルハンブラではなく、アランブラとなります

絵葉書：La Alhambra Granada アランブラ（アルハンブラ）宮殿

アルハンブラ宮殿 (La Alhambra (Palace)) JTB
イスラムのスペイン支配最後の牙城で、14世紀の華麗な建物。見どころは「大使の間」「2姉妹の間」「ライオンの内庭」や大浴場、カルロス5世宮、アルカサーバなど。全てを観るには3時間以上かかるので、歩きやすい服装で訪れたい。

アランブラ宮殿見取図
La Alhambra y El Generalife Descargas
アランブラとヘネラリィーフェ地図ダウンロード：左上が北になります

⑪Palacio de Carlos Ⅴ カルロス5世宮殿 入口前で説明する現地のガイドさん

カルロス５世宮殿の建物

Placio de Carlos Ⅴ カルロス５世宮殿の中

カルロス5世宮殿 - JTB
レコンキスタ完了後、16世紀のカルロス1世（神聖ローマ帝国カール5世）の時代に建造された。正方形の建物の内部は円形の中庭で、1階はドーリス式、2階がイオニア式になっている。設計はイタリアのミケランジェロに師事したペドロ・マチューカが担当した。

⑪カルロス５世宮殿周辺

Palacios Nazaríes ナスル朝宮殿 - JTB
アルハンブラ宮殿観光のハイライト。13～14世紀にかけて建造されたナスル朝の宮殿で、内部は王の居住空間や公務の場のほか、モスクや市場、浴場などがある。イスラム建築の最高傑作といわれ、柱や天井の精緻な彫刻や色鮮やかなタイル、水路のある中庭など、贅を極めた建物の細部にまで注目しながら見学しよう。

Mexuar - Palacios Nazaríes ナスル朝宮殿のメスアール宮
㉑Mexuar メスアール宮の天井

絵葉書：Detalle Oratorio al fond Albaicin
メスアール宮祈祷室の馬蹄形アーチの窓の向こう側に見えるアルバイシン地区

窓から見えた Albaicin アルバイシン地区

Comares コマレス宮
24 Patio de los Arrayanes アラヤネスの中庭 と 23 Torre de Comares コマレスの塔

ライオン宮
26 Patio de los Leones ライオンの中庭

絵葉書：ライオンの中庭

26 Patio de los Leones ライオンの中庭から 27 Sala de los Abencerrajes アベンセラーヘスの部屋、28 Sala de los Reyes ロス・レジェスの部屋、29 Sala de Dos Hermanas ２姉妹の部屋を通り、El Partar パータル宮に出ます

ここから少し離れたヘネラリフェまでは約15分かかります

El Generalife ヘネラリフェ

Patio de la Acequia アセキアの中庭 ヘネラリフェで一番の見どころ

噴水の水は、シエラ・ネバダ山脈の雪解け水を利用しています

グラナダで昼食後、バスで230km離れたSevilla セビリア（セビージャと発音します）へ向いました

セビリヤの宿泊はHotel Occidental Porta Coeli - Sevilla オキシデンタル・ポルタ・コエリホテルです

Hotel Occidental Porta Coeli - Sevilla の宿泊カード

ホテルに着いてから添乗員にタブラオ（フラメンコのお店）に行きたいと言ったところ、フロントまで一緒についてきてくれました
闘牛場のそばにある El Arenal というお店を予約し、3,700ペセタ（約3,200円）を支払いました
21:00 開演なのでまだ時間があるため皆と一緒にバスで買い物へ出かけました

20:00過ぎにホテル前をタクシーで出発、お店近くの闘牛場脇で降りました
まだ早いので Paseo de Cristóbal Colón クリストバル・コロン通りを渡りグワダキビル川へ行ってみます

Río Guadalquivir グワダキビル川の Puente de Isaberu Ⅱ イサベルⅡ世橋

Río Guadalquivir グワダキビル川

暗くてよく見えないので大きな闘牛場へ戻ります

Plaza de Toros de la Maestranza Sevilla セビリア闘牛場

Real Maestranza de Caballería de Sevilla セビリア闘牛場

闘牛場から２本目の Calle Real de la Carreteria レアル・デ・ラ・カレテリア通り（案内図ではValflora）を左に曲ります

El Arenal 案内図

闘牛場はAdriano とAntonio Diaz の間にありますが、なぜか書かれていません

Valflora を50～60m進みロド通りを右に行くと、エル・アレーナルの看板が見えます

Calle Rodo ロド通り

Tablao Flamenco El Arenal Sevilla エル・アレーナル

HORARIOS RECOMENDADOS: Segundo Pase: スケジュール第２回
Abierto para restaurante o copa: De 21:00 a 22:00 食事・飲み物 21:00 から 22:00
Show: De 22:00 a 23:15 ショータイム 22:00 から 23:15

午後９時前お店に入り、パンフレットをもらいました

店内はまだ空いており、案内されたのは二人用のテーブルでした

El Arenal エル・アレーナルの内部

添乗員からはこのお店は日本人はめったに行かないと聞いていましたが、すぐ目の前に日本人と思われる二人組が座っています

エル・アレーナルのステージ

21:00 過ぎにショーが始まりました
ビデオカメラをテーブルに置き撮影を始めます
撮影禁止かどうか分らなかったのですが、店員さんが飲み物を出してくれたり、脇を通っても何も言われなかったので、ずっと撮り続けました

最初は男性の cantaor 歌い手、女性の bailaora 踊り手、toque ギターの各二人でした

激しい Palma パルマ・手拍子の音が鳴り響きます

abanico アバニコ・扇子を持ち、Mantón マントン・ショールをかけた bailaora

二番目は bailaora による Garrotin ガロティンです

Cordobés コルドベス・帽子を被った bailaora

三番目も bailaora です

四番目は二人の cantaor 男の歌い手と bailaor 男の踊り手です

激しい zapateado サパテアードで足を踏み鳴らします

五番目は三人の bailaora です

ディジタルビデオテープ Mini DV は標準で63分、バッテリーも約60分しか持ちません
途中で両方とも入れ替えました

六番目は cante を歌いながら Bata de cola パタ・デ・コーラで踊る bailaora

七番目は bailaor 男の踊り手です

八番目は bailaora です

最後は全員で Sevillanas セビジャーナスを踊ります

手には Palillos パリージョス・カスタネットを付けています

約２時間のショータイムが終りました

店内の様子

午後11時に店を出ましたが、タクシーを呼ぶことができないので街で拾うことにします
地図を見ながら明日見学するカテドラル（大聖堂）方面へ歩いていきました
さすがこの時間は人通りはありませんが、街灯の明りでそれほど暗くなかったです
ヒラルダの塔が見えるところでタクシーに乗り、無事ホテルに戻りました

1997年２月10日（月）５日目グラナダ市内～セビリア・フラメンコの感想
アルハンブラ宮殿のことは Tárrega タレガのギター曲「Recuerdos de la Alhambra：アルハンブラの思い出」で初めて知りました。歴史的に見ると宮殿というよりは、住宅、官庁、軍隊、厩舎、モスク、学校、浴場、墓地、庭園などを備えた城塞都市都市だったようです。コルドバのメスキータでも見られたイスラム教文化とキリスト教文化が混在している様子が伺えます。時間の制約があったためじっくり見られなかったので、機会があればまた来て時間をかけて見学したいと思いました。
セビリアで待望のフラメンコ・タブラオに行きました。前日グラナダでみたのは劇場で演じるフラメンコショーでした。それに比べてタブラオ・エル・アレーナルはこじんまりしたフラメンコのライブハウスといった感じです。こういうのを見たかったのです。日本でも似たようなお店エル・フラメンコ（現在は GARLOCHi：ガルロチ）が新宿伊勢丹会館にあります。40年以上の歴史があり、本場スペインから artista 演奏家を呼んで数ヶ月間の長期公演を行っていました。
お店を出た午後11過ぎに誰もいない通りを歩くのは不安でしたが、しばらくしてタクシーをつかまえホテルのカードを示して帰ってきたときには正直ほっとしました。

以上です。
スペインの旅
４コルドバ市内～グラナダ・フラメンコ ←
５グラナダ市内～セビリア・フラメンコ → ６セビリア市内～マドリード