関東ふれあいの道 栃木県コース2 修験行者のみち&足尾銅山観光
2019年9月13日(金) 曇 8:03~12:30
距離:12.5km/難易度:3/標準時間:4時間00分⇒実際時間4時間27分/
撮影ポイント:深山巴の宿の鳥居
ルート:(逆)古峯神社~身代地蔵~古峰ヶ原湿原~深山巴の宿~通洞駅~<足尾銅山観光>
朝食前に朝の散歩をしました。今日はいよいよ関東ふれあいの道最後のコースです。
6:35 古峯(ふるみね)神社の境内にあった天狗
古峯神社
祭神は日本武尊で、臣下の藤原隼人が京都から移住して日本武尊の神霊を祭ったのが始まりと言われています。江戸時代には、古峰ヶ原天狗(日光天狗)として、鞍馬山、愛宕山、秋葉山などと同様に天狗信仰で有名になり、連日多くの信者が参詣しました。神社には、奉納された大小多数の天狗面があり、江戸時代に奉納された二つの巨大な天狗の面は、鼻の高さが 91cm、重さが約 150kgもあり、災厄消除の神として信仰されています。
古峯神社バス停
コース案内板
右が古峯神社、直進は県道草久足尾線で足尾方面、左は県道草久粟野線でつつじの湯方面
古峯ヶ原高原トレイルランのポスターがあります
昨日のコース3では牧場から古峯ヶ原高原までずっと案内表示がありました
古峯神社に戻ってきました
階段の上は大広間です
朝食の部屋へ行く廊下にも天狗がいます
7:20 朝食の部屋に入ると広い部屋に2膳だけ用意されています
昨日知り合った方と朝食をとりながらふれあい談義の続きです。別れ際に「またどこかでお会いする・・・」と言いかけて、「もう最後のコースなのでお会いすることはありませんね」と、二人で大笑いしました。
部屋に戻る途中にも天狗が一杯です
栃木県コース2 修験行者のみち
日光市足尾町通洞から渡良瀬川を渡り、内籠(うちのこもり)川、都沢に沿って遡ると、林の中に巴形に清水が流れる深山巴の宿(じんぜんともえのしゅく)に至ります。ここは日光開山の祖である勝道上人(しょうどうしょうにん)が修行をした場所であり、後には全日光僧坊達により一千余年の永きにわたり修験道が行われました。そして、そこから少し歩くとヤシオツツジやヤマツツジに囲まれた古峰ヶ原(こぶがはら)湿原が見えてきます。この小さな湿原に沿って景色を楽しみながら歩くとコースはいよいよ終盤です。林の中の道をしばらく下ると、やがて天狗信仰で有名な古峯(ふるみね)神社に到着します。江戸時代に奉納された二つの巨大な天狗の面は一見の価値があります。
早めに着いたら足尾銅山観光を見学するつもりです。
8:03 古峯神社
関東ふれあい最後のコース2スタートしました
古峯神社から0.5km、ここは直進します、左へ曲ると三枚石新道入口(健脚者に限る)
古峯神社から2.0km、ヘアピンカーブが続きます
古峯神社から2.9km、左折して登山口を入ります
昨日見落とした身代地蔵を探します
登山口から100mを過ぎても見当りません
昨日同様に行ったり来たりしても分りません
コースマップでは身代地蔵は古峯神社から3.0kmとなっています
なぜ見つからないのか不思議に思いながら先へ進みます
古峯神社から3.1kmに来てしまいました
でも下から階段を上ってくるとこの標識の真ん前に「へつり地蔵」の解説板が見えます
要するにコースマップの距離表示が100m違っているために惑わされたということです
9:04 へつり(身代)地蔵解説板、岩の上に建物が見えます
江戸時代に、若い修行僧が、深山巴の宿での厳しい修行に耐えきれず逃げてきましたが、この場所で捕らえられ殺されてしまいました。これを憐れんだ土地の人々が供養のために建てたのが、この「へつり地蔵」であると伝えられています。
へつり地蔵解説板を読んでも、なぜ関東ふれあいでは身代地蔵というのか分りません
古峯神社から3.3km
古峯神社から3.6km
古峯神社から3.8km
古峯神社から4.2km、県道草久足尾線に出ます
9:44 古峯ヶ原湿原に着きました、トレイルランの案内表示もあります
古峰ヶ原(こぶがはら)湿原
ヤシオツツジ、ヤマツツジ、コメツツジなど多くのツツジ類に囲まれた小さな湿原です。ヌマガヤ、ミズゴケを主とし、アブラガヤ、ヤチカワズスゲ、ノハナショウブ、コバギボウシ、エゾシロネ、チダケサシ、ヒメシダなどの湿原性植物が生育しています。8月頃には、ヒヨドリバナ、コウリンカ、ノハラアザミ、アケボノソウ、サワギキョウ、アキノウナギツカミ、コオニユリ、ヌマガヤ、ノリウツギ、ホザキシモツケなどの花が見られます。
9:46 古峰ヶ原ヒュッテ
両サイドの中2階に寝ることができる感じですが、宿泊禁止です
宿泊禁止の理由はこの事件のせいらしい?
毎日新聞 2006年5月2日 栃木女性連れ去り:男が「おれは殺人犯」と夫妻を脅す
栃木県鹿沼市の避難小屋「古峰ケ原(こぶがはら)高原ヒュッテ」で、宿泊中の千葉県流山市の会社員(58)夫妻が襲われ、妻(56)が一時連れ去られた事件で、男が「おれは殺人犯だ」などと夫妻を脅していたことが1日、栃木県警の調べで分かった。調べでは、男が30日午前0時ごろ、ナイフ(長さ約15センチ)を持って小屋に押し入った際、会社員ともみ合いになった。男は夫妻をひもで縛り、約2時間居座った間、「おれは殺人犯だ。指名手配を受けている」などと脅し続けたという。(氏名は伏せてあります)
古峰ヶ原湿原
9:58 深山巴の宿(じん ぜんともえ の しゅく)、古峯神社から4.7km
日光開山の勝道上人が、明星天子の示現(じげん)により修行の地として定めた場所であり、林の中に巴形に清水が流れています。上人はここに草庵(そうあん)を結んで修行を積み、二荒山を開山しました。後には全日光僧坊達の修行の場として、一千余年の永きにわたり、明治初年に至るまで修験道が行われた場所でもあります。現在では古峯神社の禊所(みそぎじょ)として使われています。
撮影ポイント:深山巴の宿の鳥居
階段の下へ行ってみます
ここが古峯神社奥宮のようです
古峰ヶ原高原ハイキングコースガイドマップ:昨日今日通ってきた場所です
10:12 再び県道に出ます
10:15 古峯神社から4.9km、通洞駅まで7.5km:すぐまた林道に入ります
コース案内板
通洞駅まで6.9km
渓流が見えます
通洞駅まで3.7km、単調な道が続きます
通洞駅まで3.2km
通洞駅まで3.0km
見える山肌は断崖絶壁の岩場ですが、写真では木が邪魔して迫力を感じません
滝がありました、危なっかしい橋がかかっています、ここは通りません
ここにもコース案内が
通洞駅まで2.6km
11:30 内の籠(うちのこもり)集会所
11:42 国道122号線まで300m:ここで大きなミスです
この道路標識の手前の二股を左折しなければなりませんでした
通洞駅まで1.4km指導標識を見落として直進してしまいました
さらに2つ目のミスです、122号線を左折すればそれほどロスはなかったのですが、よく確かめもせず右折してしまいました
どんどん遠ざかって間藤駅の方に向ってしまいました
掛水橋
足尾方面に左折しました
渡良瀬 足尾銅山住宅 往時のようす
渡良瀬橋
渡良瀬川、さっき通ってきた122号線が見えます
古河 掛水倶楽部、コース1でも通りましたが土・日・祝以外は休館です
足尾駅前
掛水集会所
12:16 ここでコースに復帰です、30分近くロスしました
通洞駅まで0.8km
足尾まちなか写真館:足尾簡易裁判所
商店街を右折すると通洞駅が見えてきました
12:30 通洞駅
モニュメントの説明板
平成元年足尾町政100周年記念で建てられたものです
台座は足尾の山なみを、空洞の部分は長い歴史を持った足尾銅山坑道を表しています
赤銅(あかがね)に輝く上部は、足尾町の未来・発展を望む「飛翔」を表しています
コース2ゴールしました、関東ふれあいの道全コース完了です
足尾の四季、青山 勇 作詞作曲:後ろは駅舎
駅舎の前にあるコース案内板
通洞駅時刻表
12:30発が行ったばかりで、次は13:33発です
ミスなく来れば12:00には着いて、足尾銅山観光を見学後13:33に乗る予定でした
ミスによるロスがあったのであきらめ、次の15:17発にします
12:40 どこか食事するところがないかを聞くために、観光案内センターに寄りました
教えてもらった食堂はもう一本裏の道ですぐ分ったのですが、休みでした
しばらく行った所にもう一軒食堂がありましたが、やはり休みです
先ほど通った商店街のスーパーは営業していたので、パンでも買おうと戻ってみます
すると食堂を教えてくれた観光案内センターの女性にばったり会いました
「休みだったので、スーパーへ行ってみます」というと、「やめた方がいい、商品が少なくてパンもあるかどうかわからない」というのです
そして「買ったパンがあるから、これを持っていきなさい」とパン二つを取出しました
「それでは代金を払います」と言って財布をだしましたが、あいにく細かいお金の持ち合わせがありません
「いいから、いいから」といってパンを渡してくれました
栃木県は親切な人が多いのでしょうか
申し訳ないと思いながら有難く頂戴しました、感謝です
時間はたっぷりあるのでゆっくり足尾銅山観光へ向います、突当りに見えてきました
13:03 ようこそ足尾銅山観光へ!
足尾銅山観光
1980年(昭和 55年)、400年続いた足尾銅山の閉山を機に、通洞坑跡を観光用に開発した銅山を再現する坑内観光です。トロッコに乗って見学する坑内では、人形を使い、江戸時代の手掘りの様子から機械化された銅山の様子まで年代ごとに紹介されており、そこで働いた人々の姿をとおして足尾銅山の歴史や鉱山の持つ仕組みをよく知ることができます。
営業時間9時00分~16時30分(閉園17時00分) 年中無休
入坑料金 大人(高校生以上)820円、小・中学生410円 団体割引有(15名以上)
令和元年10月1日から 大人(高校生以上)830円、小・中学生410円
入坑券売場
入坑券 820円
待合室にある坑夫の人形
トロッコのりば:15分間隔で次は13:15発です
トロッコは往きのみで、復路は歩いて帰る片道切符です
パンフレットにある展示内容説明
トロッコに乗り込みました
トロッコからの沿線風景
坑道の手前で一旦停止します
いよいよ坑道に入っていきます
終点は坑道の中です
坑道内の展示は時代別になっています、手前から江戸時代、明治・大正時代、昭和時代と続きます
坑道内はひんやりしています
展示室の手前に「源さんの探検シアター」というコーナーがあります、足尾銅山の歴史や発堀の様子のCGを上映しており最後までじっくり見ました
展示室に移ると銅鉱石や精錬所の模型があります
外へ出た所にさく岩機体験コーナーがありました
江戸時代の選鉱・精錬作業
主要坑道で使用した 1t角鉱車
先ほどトロッコで通った通洞坑です
線路を渡ります
13:52 鋳銭座、中へ入ります
寛永通宝(1文銭)を作る様子
1文銭4,000枚=12kg
階段を上ったところに売店やレストランがあります
いただいたパンは食べましたが、少しお腹が空いたのでラーメン店に入りました
ここではコーヒーをサービスしていただきました
14:42 通洞鉱山神社、建物を出た所にあります
足尾町ご案内、駐車場の脇にありました
左の細い道を通り駅へ向います
15:02 通洞駅に戻ってきました
駅舎のひさしの下には町案内図が埋められていました
有人駅なので切符を買いました、ICカードは使えません
珍しく10人以上の観光客が乗り込みます
車窓から見た渡良瀬川
1両編成ですが、席は結構埋まっていました
コースタイム
都県 | NO | みち | 地点名 | 標高m | 区間km | 累計km | 正味h | 休憩h | 着t | 発t | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
栃木 | 2 | 修験行者のみち | 古峰神社 | 638.2 | 0.0 | 8:03 | |||||
栃木 | 2 | 修験行者のみち | 身代地蔵 | 949.6 | 3.0 | 3.0 | 1:01 | 0:01 | 9:04 | 9:05 | |
栃木 | 2 | 修験行者のみち | 古峯ヶ原湿原 | 1146.9 | 1.2 | 4.2 | 0:39 | 0:02 | 9:44 | 9:46 | ヒュッテ |
栃木 | 2 | 修験行者のみち | 深山巴の宿P | 1128.1 | 0.6 | 4.8 | 0:12 | 0:11 | 9:58 | 10:09 | 鳥居 |
栃木 | 2 | 修験行者のみち | 通洞駅 | 638.5 | 7.7 | 12.5 | 2:21 | 12:30 | |||
集計 | 2 | 修験行者のみち | 2019/9/13(金) | 12.5km | 12.5km | 逆 | 4:13 | 0:14 | 4:27 | ←総h | 曇時々雨 |
栃木県コース2 修験行者のみち&足尾銅山観光
2019年9月13日(金) 曇 8:03~12:30
距離:12.5km/難易度:3/標準時間:4時間00分⇒実際時間4時間27分
古峯神社宿坊の朝食は7:20からで、昨日知り合った全コースチャレンジ中の方と情報交換をしながらいただきました。関東ふれあいを回り始めて4年4ヶ月、こんなに人と話すのは今まで一回もありません。その方は5県は済んで群馬の一部を残し、栃木は今回初めてということでした。もっと早くからこんな出会いがあったら、真のふれあいの道といえたのにと思うと残念な気持ちです。
コース3で見落とした身代(へつり)地蔵は階段を上がった正面に解説板があったので、すぐ分りました。来る時なんで気がつかなかったか不思議なくらいです。すぐ前にある指導標識が古峯神社まで3.1kmとなっていました。コースマップの距離表示は3.0kmになっていたので、まだ100m先だと思ったのです。
深山巴の宿は階段を下り奥まで行ってみました。誰一人いない静寂さが、何ともいえない雰囲気を醸しだしていました。そこからの林道の下り坂は長く単調で飽きてしまいます。しかも県道に出てから左折せず直進して足尾駅の先まで行ってしまい、30分ほどロスしました。これが最後のミスかと思うといらいらすることもなく、落着いてゴールできました。ゴール後立寄った通洞観光案内センターの方からパンをもらいました。親切にしていただき感謝いたします。
ロスしたおかげで、かえって足尾銅山観光はゆっくり見学ができました。
以上です。
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