2019.9.26 新宿副都心の緑を楽しむ 小田急沿線 自然ふれあい歩道1-02
2019.9.26 晴 新宿駅~参宮橋駅コース 3.0km
ルート: 新宿駅西口~①北通りケヤキ並木~②エコギャラリー新宿~③十二社熊野神社~④新宿中央公園~⑤箒銀杏(ほうきいちょう)~⑥代々木緑道~⑦正春寺~⑧参宮橋公園~参宮橋駅
コース1-01のゴール南新宿から新宿駅西口までは歩いていきました。
1-02 新宿駅~参宮橋駅コース 新宿副都心の緑を楽しむ
新宿駅~参宮橋駅コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄
このコースは、新宿駅西口を起点とし、新宿副都心を経て参宮橋へと向かいます。今や現代の都市文化の象徴ともいえる場所となっている新宿は、かつて甲州街道と青梅街道の分岐点の宿場町として栄えた場所であり、時代を経ても忘れられることなく息づいてきた文化遺産が各所に名残をとどめている様子は、新鮮な驚きと発見を与えてくれます。整然と整備され、都心のオアシスとなっている新宿副都心のケヤキ並木や新宿中央公園の緑、かつてこの地を潤していた玉川上水に新たな命を吹き込み生まれた緑道など、都市化の中で積極的に創造されてきた緑の遺産にも多く触れることができます。
コースマップ
12:17 新宿駅西口:1-02コーススタートです
小田急ハルク前の信号を渡ります
12:27 ①北通りケヤキ並木:高層ビルの間を抜けていきます
一帯を取り囲む街路樹にはケヤキが多く、ビル群と調和した美しい景観を生み出しています。新宿中央公園の北側にあたるグリーンタワー前から熊野神社前交差点にかけてのケヤキ並木は、「みどりの新宿30選」に選ばれています。
新宿センタービル脇を過ぎたところです
12:38 新宿中央公園芝生広場整備工事:中央公園北の交差点を渡り公園に入ろうとすると、なんと工事で通れません
工事は9月上旬から来年3月下旬までということで始まったばかりでした
コースマップではこの芝生広場横を通ることになっていますが、仕方なく迂回します
工事の様子:これでは全く通れません
外側の道路を迂回します
12:42 エコギャラリー新宿案内のある入口から公園に入ります
12:45 エコギャラリー新宿に着きました
新宿中央公園内にあり、区民・NPO・企業・学校・行政などが連携する市民参加型の協働により運営されている公共施設です。1階は区民ギャラリーと呼ばれる展示ホール、2階は環境学習情報センターとなっています。
新宿中央公園の中に位置する環境学習情報センターは、区民の方、企業、NPO、行政等、さまざまな主体による連携と協働の拠点として、平成16年6月5日(環境の日)にオープンしました。この施設は、区民ギャラリー(1階)と、環境学習情報センター(2階)の複合施設です。 この環境学習情報センターの事業運営・管理業務は、特定非営利活動法人新宿環境活動ネットが行っています。
1階では絵の展示会、2階には展示室・研修室・事務室があり大勢の人がいました
12:54 新宿区立新宿中央公園案内図
昭和43年に都立公園として開園し、昭和50年東京都から新宿区に移管されたそうです
十二社(じゅうにそう)熊野神社の文化財 案内板
12:55 ③十二社熊野神社
応永年間(1394~1428年)に、紀州熊野三山の神(十二所権現)が勧請されたのが起源と伝えられています。江戸期には池や滝のある景勝地としてにぎわい、広重の浮世絵の題材にもなりました
熊野神社 本殿
大田南畝(おおた なんぽ:蜀山人:)の水鉢
文政3年(1820)に奉納された水鉢で、江戸時代後期の狂歌師として有名な大田南畝(蜀山人)(1749~1823)の書による銘文が刻まれています。
文政3年の熊野神社の祭礼には、大池で角乗・筏乗が出るなど盛大なものでしたが、この水鉢もその祭に奉納されたものと思われます。鉢の大きさは、外部が幅150cm、高さ60cm、奥行64cm、内部の鉢の部分は幅126cm、深さ23cm、奥行40cmあります。
13:03 ④新宿中央公園、樹々の合間から東京都庁が見えます
1968年、淀橋浄水場の跡地に開園した約9haの公園です。ケヤキやソメイヨシノなど多くの樹木が植栽され、長野県高遠町(現伊那市)から寄贈されたコヒガンザクラが、濃いピンクの花を咲かせます。
新宿中央公園は、新宿区立の公園としては最大の面積を誇る都市公園です。東京都庁を始め、そびえ立つ高層ビル群の中に、大都会のオアシスとして多くのお客様に親しまれている、緑豊かな公園です。
公園は、かつて淀橋浄水場だった場所に昭和35年、新宿副都心建設事業の一環として計画され、昭和43年に都立公園として開園しました。昭和50年、東京都から新宿区に移管され、その後数回にわたり大規模な改修工事が行われ、現在に至っています。
13:05 跨線橋から見た都庁第一本庁舎
13:07 交差点から見た都庁第二本庁舎
13:20 ⑤箒銀杏(ほうきいちょう)
この大きな銀杏の木を少しはなれた所から見ると、箒を逆さにして立てたようにみえるところから、 箒銀杏 とよばれてきております。
樹齢は約三百年と推定されますが、近くを流れていた玉川上水 によって育てられてきたと考えられます。
かつて渋谷区内には名のついた巨木、銘木が数多くありましたが、都市化と戦災によって枯れてしまい、この地域における古くからの樹木は、初代のものはこの箒銀杏だけとなってしまいました。
この場所は、天神様の境内として江戸時代の地誌でも確認することができます。明治三十三年(1900)に代々木八幡宮に合祀されますが、今も根本には天神様の小祠があります。長年にわたり地元である代々木新町町会の会員により、維持・管理されています。
この近くを流れていた玉川上水に架けられた橋は、その名にちなんで天神橋と名付けられました。
文化服装学院の建物
13:23 ⑥代々木緑道に入ります
江戸城下町の給水に大きな役割を果たした玉川上水の、旧水路用地を活用して設けられた緑道です。サクラやサルスベリ、ヤマモモなどが植栽され、一部区間ではケヤキの並木が深い緑陰をつくっています。
13:28 ⑦正春寺に着きました
土井甚三郎昌興が、祖母で徳川秀忠の乳母・初台局(つぼね)の知行所であった当地に開いた寺院です。初台という地名は、この局の名に由来しています。本堂の右手には、シダレザクラやイチョウが見られます。
諦聴寺:正春寺の隣にあります
13:42 岸田劉生が描いた「切通の坂」
岸田劉生(1891‐1929)《道路と土手と塀(切通之写生)》1915年 油彩、キャンバス 56×53 cm
東京国立近代美術館
13:45 ⑧参宮橋公園
13:49 参宮橋駅に着きました:コース1-02ゴールしました
参宮橋駅ホーム:コース1-03へ向うために電車で代々木八幡駅へ向います
コースタイム 1-02 新宿副都心の緑を楽しむ
コース名・経由地・日付・天気 | 距離 | 累計 | 総h | 所要h | 休h | 着t | 発t |
---|---|---|---|---|---|---|---|
新宿駅西口 | 0m | 12:17 | |||||
①北通りケヤキ並木 | 700m | 700m | 0:10 | 0:10 | 0:00 | 12:27 | 12:27 |
②エコギャラリー新宿 | 500m | 1200m | 0:35 | 0:18 | 0:07 | 12:45 | 12:52 |
③熊野神社 | 100m | 1300m | 0:43 | 0:03 | 0:05 | 12:55 | 13:00 |
④新宿中央公園 | 200m | 1500m | 0:48 | 0:05 | 0:00 | 13:05 | 13:05 |
⑤箒銀杏(ほうきいちょう) | 500m | 2000m | 1:03 | 0:15 | 0:00 | 13:20 | 13:20 |
⑥代々木緑道 | 100m | 2100m | 1:06 | 0:03 | 0:00 | 13:23 | 13:23 |
⑦正春寺 | 140m | 2240m | 1:11 | 0:05 | 0:00 | 13:28 | 13:28 |
⑧参宮橋公園 | 600m | 2840m | 1:28 | 0:17 | 0:00 | 13:45 | 13:45 |
参宮橋駅 | 160m | 3000m | 1:32 | 0:04 | 13:49 | ||
合計 | 3000m | 1:32 | 1:20 | 0:12 |
1-02 新宿駅~参宮橋駅コース 感想
前回このコースを歩いたのは2008年11月2日で、1時間10分でした。前回のマップにはサブルートがあり、参宮橋ゴール後⑨明治神宮の森~⑩北池の水鳥を経由、南新宿まで1.6kmを歩きました。しかし、最近のマップには書かれていないのはなぜでしょうか。
今回少し時間がかかったのは、新宿中央公園が工事中で通れなかったことと、前回行かなかったエコギャラリー新宿に寄ったためです。
新宿駅西口は昼休の時間帯だったため、大勢の人が行き来していました。高層ビルが立ち並ぶ地域ですが、道路が広いことと緑が多いためか、それほどの圧迫感はありませんでした。もしかすると、目が慣れて当り前の景色になってきたせいなのでしょうか。
以上です。
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