2019.11.4 二ヶ領の流れに沿って高台の杜寺を仰ぐ 小田急沿線自然ふれあい歩道1-14
2019.11. 4 月 登戸駅~向ヶ丘遊園駅 サブルート込 9.4km 晴
ルート:登戸駅~①多摩川と二ヶ領せせらぎ館~②船島稲荷神社~③二ヶ領用水(宿河原線)~④川崎市緑化センター~⑤妙楽寺~⑥長尾神社~⑦五所塚第一公園~⑩等覚院~⑨東高根森林公園~豊年橋~⑧ばら苑アクセスロード~向ヶ丘遊園駅
午前中に用を足してから出かけたので、スタートが遅くなってしまいました。サブルートを含めて一気に歩きます。日没が気になりますが、果たしてどうでしょうか。
1-14二ヶ領の流れに沿って高台の杜寺を仰ぐ
登戸駅~向ヶ丘遊園駅コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄
このコースは、二ヶ領用水の歴史を知り、水際の自然と出会いながら、あじさい寺として有名な妙楽寺を目指す起伏あるコースです。二ヶ領用水は多摩川の水を取り入れ、川崎市のほぼ全域を流れる総延長32㎞の人工用水です。かつて、江戸時代に川崎領と稲毛領の2つの領域を縦断したことにより、二ヶ領用水と呼ばれるようになりました。当初は田畑を潤すかんがい用水でしたが、現在は街中の水辺にふれあえるオアシス空間として見直され、護岸には約400本のサクラが植栽されているほか、動植物の生態に配慮した護岸工法が施され水辺環境整備が進んでいます。一方、多摩川右岸崖線上の高台では、あじさい寺として有名な妙楽寺や、東高根森林公園で発見された弥生時代の集落跡などがあり、それぞれの時代ごとに、地形や自然の利を生かし生活していた人々の様子がうかがえます。
コースマップ
いつもなら登戸駅までは歩いて行くのですが、今日は遅いスタートなので電車に乗ってきました。
13:33 登戸駅 です、スタートしました
13:38 多摩川の土手に出ました
宿川原堰が見えてきました、先日の台風19号の大雨により木の幹には流木や草が大量に巻き付いています
かわさき水辺の楽校
二ヶ領用水取水口、右の建物は二ヶ領せせらぎ館
左の かわさき水辺の楽校 散策路は泥に埋まっているようです
川崎市多摩川案内図
13:47 ①多摩川と二ヶ領せせらぎ館 に着きました
多摩川は、山梨県笠取山に源を発し、東京湾まで延長138㎞を流れています。二ヶ領用水宿河原堰に隣接する「二ヶ領せせらぎ館」では、多摩川に関する自然や歴史、市民活動などの情報を数多く収集することができます。
多摩川、二ヶ領用水、二ヶ領せせらぎ館、多摩川エコミュージアム、宿河原堰、多摩川流域リバーミュージアム
二ヶ領せせらぎ館の内部
2019年8月27日(火曜)午後2時過ぎに達成。
1999年(平成11年)4月に“二ヶ領せせらぎ館”が開館してから来館者が50万人を達成しました。川崎の母なる「多摩川」を愛する皆様が、多摩川や二ヶ領用水に関心を持ち、水や緑を大切にする気持ちを持ち続けていただけたことが達成に繋がった思います。ありがとうございました。今後も「二ヶ領せせらぎ館をまちの広場に」になるよう皆様に愛され来館していただけるよう努めてまいります。
< 特定非営利活動法人 多摩川エコミュージアム >
<参考>多摩川水辺の自然コースと稲田公園
13:51 宿川原堰です、いつもは川の近くまで行けるのですが工事中でした
多摩川50景 宿河原堰|魅力いっぱい 多摩川散策情報
二ヶ領宿河原堰は、多摩川右岸側の最下流にある利水施設で、ここから取水された多摩川の水は二ヶ領用水へと分水されます。宿河原堰の周囲はとても開放的で、釣りやバーベキュー、散策、バードウオッチングなど多くの人々をひきつける場所です。
台風で傷んだ個所の修復工事でしょうか
13:52 ②船島稲荷神社 、土手の下に建っています
多摩川の川岸にあるこの稲荷は、治水興農の氏神として祭られたものです。かつて鷹狩りに来ていた殿様の愛馬が病に倒れ、手当てしたこの土地の馬医者が、馬の健脚を祈願して馬の藁沓(わらぐつ)を奉納したといわれています。
灯籠も狛犬も流されないように鉄の棒や鉄柵で囲まれています
恐らく台風の時はかなり水没したと思われます
拝殿は木製ではなくコンクリート製です
13:57 ③二ヶ領用水(宿河原線) 、かなり濁っています
多摩川の水を取り入れ、川崎市のほぼ全域を流れる人工用水で、川崎領と稲毛領の二つの領域を縦断したことから、二ヶ領用水と呼ばれました。約400本の桜並木が続く水辺の散歩道には、草花やハグロトンボの姿も見られます。
二ヶ領用水(宿河原用水)|魅力いっぱい 桜咲く水辺の散策路
二ヶ領用水の中でも、二ヶ領宿河原線(宿河原用水)は桜の名所として知られています。歴史的ロマンいっぱいの、二ヶ領用水の水辺の散策がおすすめです。
しばらく二ヶ領用水に沿って進みます
14:05 頭上注意 南武線の高架下をくぐりますが、背中をまるめないと通れません
通り過ぎました・・・一回頭をぶつけてしまいました
周辺案内
長尾の里めぐり
宿川原の桜並木
水辺に生える植物
二ヶ領用水竣工400年記念
八幡下圦樋
宿河原取水口からの水量を調整し、下流の洪水を防ぐための排水路として明治43(1910)年に設置され、昭和63(1988)年に撤去された圦樋の記念碑があります。
緑の吊橋:川崎市緑化センターの東園と西園を結ぶ橋です
14:23 ④川崎市緑化センターに着きました、中へ入ってみます
1979年に川崎市緑化センター「緑の相談所」として開園しました。園内には芝生広場、噴水や見本庭園などがあり、植物園的な雰囲気が漂い、季節ごとに開催される植物展示会や園芸講習会では園芸相談も受け付けています。
沿革:神奈川県農業試験場東部園芸指導地が昭和11年(1936年)に開設されました。
その後、この施設は昭和24年(1949年)に川崎市に移管され、川崎市園芸技術普及農場として、ナシやモモなどの果樹栽培技術の普及、家畜伝染病の予防、農業用機械の技術講習場として活用されたほか、土壌診断や野菜及び花卉に関する試験栽培の実施など、多種の業務により市内の農業技術の向上を担ってまいりました。
小菊盆栽展をやっていたので覗いてみます
<参考>川崎市緑化センターと二ヶ領用水
14:28 宿之島橋を渡ります
14:39 豊年橋を渡り あじさい寺入口 を直進します
長尾の里めぐり の案内板、ここから急坂になります
ビューポイント、東名高速道路方面
14:50 ⑤妙楽寺 、あじさい寺として有名です
平安初期の851~854年に慈覚大師が草創したとの伝説がある長尾山威光寺で、源氏代々の祈願寺でした。境内には、水の反響音が神秘的に響く水琴窟があります。また、10種類約1,000本のアジサイも群生しています。
長尾の里 あじさいまつり(妙楽寺)|川崎市 あじさい寺
川崎市のあじさい寺として名高い妙楽寺では、毎年6月第3日曜日に「長尾の里 あじさいまつり」を開催しています。
閻魔同
鐘楼
薬師堂
山門
本堂
<参考>あじさい寺 妙楽寺
ビューポイント、スカイツリー・東京タワーが見えました
14:59 ⑥長尾神社
毎年1月7日に近い日曜日にマトーと言われる神事(しんじ)の射的祭が行われ、村内の安全と豊作を祈る予祝行事として続けられています。境内は多くの緑に囲まれ、大径木は市の保存樹木として指定されています。
長尾神社の歩射 川崎市教育委員会
正月7日、長尾(ながお)神社では、「マトー」と呼ばれる射的(いまと)行事が行われます。この行事は年頭にあたって神前で的を射て、その年の五穀豊饒と村内安全を祈る予祝(よしゅく)行事です。
15:03 ⑦五所塚第一公園
公園の中には、サクラやツツジが植栽され、春の彩りはにぎやかです。また、第一公園から長尾神社までの平坦地には、権現台遺跡と言われる縄文時代の集落跡が確認されています。
五所塚(ごしょづか)第1公園内には、直径4m内外、高さ2m前後の塚が5つ南北に並んでおりますが、地元では古くからこれを五所塚と呼んできました。
ここからサブルートに入ります、住宅地を進んで右折しました
長尾の里めぐり つつじ寺入口
急で長い階段を下りていきます
15:16 ⑩等覚院、つつじ寺と呼ばれています、山腹の横から出てきました
等覚院は「神木(しぼく)のお不動様」と親しまれています。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷(とうい)征伐の際に、この地で発見した冷泉を霊水とする記念に植えた木をあがめてきたことが「神木」という地名の由来になったようです。
15:41 ⑨東高根森林公園 入口
弥生時代後期から古墳時代にかけての集落遺跡の保存を求める市民運動の結果、1978年に誕生した県立公園です。園内には、自然林に近い形で残された約2.8haのシラカシ林や湿生植物園、古代植物園、自然観察広場などがあります。
県立東高根森林公園は、多摩丘陵の懐かしくも美しい自然を今に伝える公園です。この公園は、川崎市のほぼ中央部に位置し、東名高速道路と市営緑ヶ丘霊園に隣接した場所にあります。現在、古代芝生広場になっている場所は、昭和40年代の住宅地の開発により、弥生時代から古墳時代にかけて営まれた竪穴住居跡が発見され、また、周囲のシラカシ林(推定樹齢150~200年)が、学術上非常に価値の高い植物群落であることが判明しました。
この時間でも駐車場は満車に近い状態でした
パークセンターの中に入ってみます
県立東高根森林公園 総合案内図
けやき広場
休憩所があります
湿性植物園
コースマップでは一番左(東)の道を上(南)から下(北)へ進みL字のように曲ります
従って高台(中央部分)にある広場は全く通りません
最後はヘアピンの坂を上っていきます
こども広場の脇を通ります
北口入口を出ました
<参考>東高根森林公園 徹底散策
喜津根橋、東名高速道路に架かる橋です、名古屋方面
喜津根坂を下ります
16:15 豊年橋、あじさい寺入口 に戻ってきました
16:23 長尾橋、サブルートとメインルートの合流点です
藤子不二雄ミュージアムが見えます
16:33 龍安寺入口
浄土宗寺院の龍安寺は、無量山壽経院と号します。龍安寺は、空譽が文禄2年(1593)に開山したといいます。多摩川三十三ヶ所観音霊場14番、玉川六阿弥陀1番です。
16:44 ⑧ばら苑アクセスロード
小田急向ヶ丘遊園地のモノレール跡地を有効利用した、生田緑地ばら苑へ通じるシンボルロードです。ツルバラをはじめとしたさまざまなバラが植栽されているほか、モノレール橋脚のミニチュアレプリカが設置されています。
2019.5.9 生田緑地-7 ばら苑 - mesetaのブログ
生田緑地ばら苑は、毎年、バラの開花時期に合わせて、春と秋に一般公開しています。今年の秋の公開期間は10月17日(木曜)から11月10日(日曜)まで。香り立つ秋のバラをお楽しみください。
16:54 向ヶ丘遊園駅、ゴールしました
向ヶ丘遊園駅起点2コースのチラシをもらおうと駅員に尋ねましたが、両方ともなくなっていました。
コースタイム:1-14 二ヶ領の流れに沿って高台の杜寺を仰ぐ
経由地・日付・天気 | 距離 | 累計 | 総h | 所要h | 見学h | 着t | 発t |
---|---|---|---|---|---|---|---|
登戸駅 | 0m | 0:00 | 13:33 | ||||
①多摩川と二ヶ領せせらぎ館 | 950m | 950m | 0:17 | 0:14 | 0:03 | 13:47 | 13:50 |
②船島稲荷神社 | 0:22 | 0:03 | 0:02 | 13:53 | 13:55 | ||
③二ヶ領用水(宿河原線) | 0:29 | 0:07 | 0:00 | 14:02 | 14:02 | ||
④川崎市緑化センター | 1250m | 2200m | 0:55 | 0:21 | 0:05 | 14:23 | 14:28 |
⑤妙楽寺 | 1350m | 3550m | 1:23 | 0:22 | 0:06 | 14:50 | 14:56 |
⑥長尾神社 | 200m | 3750m | 1:29 | 0:03 | 0:03 | 14:59 | 15:02 |
⑦五所塚第一公園 | 100m | 3850m | 1:33 | 0:01 | 0:03 | 15:03 | 15:06 |
⑩等覚院 | 400m | 4250m | 1:46 | 0:10 | 0:03 | 15:16 | 15:19 |
⑨東高根森林公園 | 900m | 5150m | 2:11 | 0:22 | 0:03 | 15:41 | 15:44 |
豊年橋 | 1600m | 6750m | 2:42 | 0:31 | 0:00 | 16:15 | 16:15 |
⑧ばら苑アクセスロード(龍安寺経由) | 1800m | 8550m | 3:11 | 0:29 | 0:00 | 16:44 | 16:44 |
向ヶ丘遊園駅 | 850m | 9400m | 3:21 | 0:10 | 16:54 | ||
2019/11/4 (月) 晴 | 9400m | 3:21 | 2:53 | 0:28 |
1-14 登戸駅~向ヶ丘遊園駅の感想
このコース周辺は年数回訪れる場所が多く、慣れた道といえます。登戸まではいつも歩いていきますが、今日は午前中用があったため、午後からのスタートということで電車を利用しました。
多摩川宿河原堰は前回10月30日のコース1-13のとき、狛江市の左岸側から見ています。今度は右岸の川崎市側にやって来ました。この辺りも台風19号による流木や草が大量に引っかかっていました。河原にある水辺の楽校も水没したと思われますが、数人が釣り糸を垂らしていました。
二ヶ領用水の水がすごく濁っているのに驚きました。コースマップに「新船島橋の下には多くのコイがいます」とあります。しかし、前日の雨によるせいか見ることはできませんでした。
サブルートにどこから入るか迷いました。結局五所塚第一公園から入り、等覚院・東高根森林公園を通って豊年橋へ抜けました。豊年橋から長尾橋までの府中街道はコース外ですが、メインルートの五所塚第一公園から長尾橋までと距離は大して違いません。
龍安寺はコースルートの線が書かれていないにもかかわらず、距離表示に入っています。一体どういうことでしょうか。ルート上からの往復は距離に含まれているのかが不明です。暗くなってきましたが、無理して龍安寺にも寄ってみました。向ヶ丘遊園駅に着いたときはもう陽が落ちていました。
以上です。
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狛江駅~和泉多摩川駅 向ヶ丘遊園駅(日向山)
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