mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
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2020.01.11 安らぎと癒しを求めてぼうさいの丘へ 小田急沿線自然ふれあい歩道2-31

2020.01.11(土)本厚木駅~本厚木駅 8.6+1.7=10.3km 晴後曇
ルート:本厚木駅~①厚木中央公園~②三島神社~③興福寺~④田園風景~⑤春日神社~⑥ぼうさいの丘公園~⑦地頭山古墳~サブルート⑩玉川~サブルート⑪田園風景~サブルート分岐点~⑧恩曽川~⑨田村堀の緑道~本厚木駅


コース30を終えてすぐ厚木駅から電車にのり、本厚木駅へ行きました。


2-31 本厚木駅コース
本厚木駅コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄
このコースでは、相模川の低地に発達した厚木市の市街地をスタートし、愛甲台地を目指します。台地上では、昔の面影をとどめる畑地や鎮守の森の景観と、玉川や恩曽川によって形成された低地への眺望などを楽しむことができます。中でも一番の見どころは、西側に丹沢山系を一望できる広大な「ぼうさいの丘公園」で、開放感あふれる好ポイントです。多様な地形的要素を生かすようにして形成されてきた土地利用のバリエーションが感じられるコースとなっています。コース上の各見どころポイント以外にも、市街地内では近隣のボランティアによって美しく手入れされた沿道植栽が目を楽しませてくれ、東京農業大学厚木キャンパスの実習農場では、多種多様な作物の栽培に励む学生の姿が印象的です。


コースマップ

13:13  本厚木駅 東口、スタートしました


厚木一番街通りを北へ進みます


厚木市の表玄関、本厚木駅前の一番街は、繁華街の中心地にあります。モール化された通りは、夜間を除いて1日中歩行者用道路となっています。様々な店舗が軒を揃え、買い物客で賑わいます。


13:28  ①中央公園 、中へは入りませんでした

1997年に工場跡地を利用して整備された公園で、中央の広々とした多目的広場は、運動などの活動に適した空間となっています。池の周りには噴水機能を持つ球形の石のオブジェが並んでいます。

本厚木駅周辺の貴重なオープンスペースであり、災害時には避難広場として利用できる防災機能を備えた公園。鮎まつりをはじめ、各種催しの会場となることの多い公園です。西側の憩いの広場には、18m四方の池とそれを取り囲む28個の巨大な噴水球があります。


中央公園にあった天王大縄手 標識


村社 三島神社 入口、突当りに鳥居が見えます


13:50  ②三島神社 

静岡県の三嶋大社の流れをくみ、1591年に徳川家康から朱印状を下付されたことが記録に残されています。境内には道祖神や宝筐印塔などが並び、周囲にはサクラなどの樹木やスギ林が見られます。

恩名三島神社。厚木市恩名の神社
恩名三島神社は、厚木市恩名にある神社です。恩名三島神社の創建年代等は不詳ながら、天正19年(1591)には徳川家康より社領一石の御朱印状を受領、江戸期には恩名村の鎮守として祀られ、明治6年村社に列格しています。


境内からの眺めです

三嶋神社造営記念碑


14:00  ③興福寺 

曹洞宗の寺院で、江戸期以来「火防の神」として盛んに信仰された秋葉大権現を祭り、明治期に観音堂が建立されました。境内にはクロマツ、イヌマキなどがあり、質実剛健な気風が感じられます。

興福寺。厚木市恩名にある曹洞宗寺院
曹洞宗寺院の興福寺は、玉峰山と号します。興福寺は、豊田大智寺6世鉄州鷟大和尚(元和元年1615年寂)が開山、慶安2年(1649)には寺領7石の御朱印状を受領したといいます。


14:06  ④田園風景 

恩曽川沿いの低地には、まとまった農地が残されており、背景に大山がそびえる開放的な田園風景を楽しむことができます。レンゲが咲く様子など、のどかな雰囲気が感じられる場でもあります。


恩曽川にかかる亀の子橋を渡ります


湘北短期大学入口交差点を右折し坂道を上ったところのビューポイントからの眺め


14:22  ⑤春日神社 に着きました

創建は1415年で、社殿の右手前には1417年の刻銘がある石灯篭があり、厚木市の重要文化財に指定されています。社殿の左手には、「白産様」と呼ばれる歯の神様が祭られています。


厚木市重要文化財指定の石灯篭


奈良県春日神社の石灯篭と同じ形式で、いわゆる「春日灯篭」といわれるものです。総高は153.7cm。台石は6角形、高15cm。各側面に枠取りがあります。昭和48年7月、市有形文化財に指定。


「白産様」と呼ばれる歯の神様


春日神社 参道


14:32  ⑥ぼうさいの丘公園 東口

2000年に完成した面積約9haの総合公園で、西側に丹沢山系を一望することができるビューポイントがあります。樹林に囲まれた「野鳥の池」では、夏に黄色い花をつけるアサザが楽しめます。

ぼうさいの丘公園は、面積が9.4haの総合公園であり、厚木市の広域避難場所に指定されている「防災公園」です。災害時には、この公園に約2万人の避難が可能です。公園内には、飲料水を確保するための耐震性貯水槽や各種資機材を保管する備蓄倉庫、非常用トイレなど、災害時に対応できる施設や設備等を設置しています。


あつぎ 素敵美術館、公園内に作品が展示されています


野鳥の池 入口、ここから下を見ても池は見えませんでした


野外展示の作品


ぼうさいの丘公園からのながめ、右寄りに見えるのは仏果山、華厳山、経ヶ岳


野外の作品


ふれあい広場とセンター施設

ふれあい広場:公園の西側にある大山や丹沢などが一望できる芝生広場で、景色を楽しみながら休憩できる場所
センター施設:災害時には、現地対策本部、非常用通信施設、傷病者室、医務室としての機能を有する施設


季節の丘


小動物園の孔雀


「ここからは東京農業大学のキャンパスです」の注意書き


東京農業大学厚木キャンパス、右にバスロータリーがあります


東京農業大学:以前はここが正門だったようです


国道246号線のガードをくぐります


15:13  ⑦地頭山古墳 へ上がる階段

5世紀前半の築造と推定される全長約70mの前方後円墳です。1977年の国道バイパス建設工事に際し、「地頭山洞門」という半地下式トンネルに設計が変更され、古墳がそのままの形で保存されました。

地頭山古墳 - Wikipedia
地頭山古墳は、全長約70m・後円部径約30m・同高約6m・前方部幅約24m・同高約4mの中型前方後円墳で、5世紀前半に築造されたと推定されている。同古墳は江戸時代から地頭山と呼ばれており、古墳ではないかと見られていたが、1977年(昭和52年)の国道246号線バイパス工事で正式に古墳であることが判明した。


船子洞門(地頭山洞門):古墳が246号線にはみ出しています

国道246号線バイパスの下り車線のみを覆う洞門(覆道)で、上り車線との間の中央分離帯に脚が立っている。その上部には地頭山古墳の前方部が乗っており、バイパス工事の際、古墳を切り崩さずに現状で保存するために設計された。史跡指定などがされていない埋蔵文化財を、発掘調査による記録保存(調査後、遺跡自体は原則破壊される)によらず、現状保存することに成功した工事例となっている。


この踏切の手前がサブルートの分岐点です


15:21  サブルート分岐点:左折すると上記の踏切、直進すると玉川方面


東名高速道路の下を通ります


15:30  サブルート⑩玉川 船子橋を渡り246号線を少し進んで左折します

相模川水系の支流で、厚木市七沢の大山東麓を源とし、東に流れながら愛甲台地を刻む一級河川です。元は平塚にまで達していましたが、戦後より恩曽川と合流させて相模川に放流されるようになりました。


15:36  サブルート⑪田園風景 だいぶ雲が出てきました

愛甲石田駅から北東へ500mほどの距離にあり、東名高速道路や小田原厚木道路などで市街化された中に残る、開放感のある貴重な田園風景です。ここでは、さまざまな野菜が育てられています。


サブルートはこの後約1km先の愛甲石田駅まで行くことになっていますが、見どころポイント2ヶ所を見たので、ここで引き返してメインルートへ戻ります
今日の厚木市の日没は16:48です。本厚木駅まで約3.4kmありますので、暗くならないうちに急がなければなりません


15:53  先ほどのサブルート分岐点 を通過しました


15:57  ⑧恩曽川 、長ヶ町橋を渡ります

相模川水系の支流で、厚木市内を流れる準用河川です。厚木市上古沢を源として南東方向に流れ、玉川に合流しています。かつてイシガメが多く生息していたといわれる場所があり、「亀の子橋」という名前が残されています。


16:16  ⑨田村堀の緑道 

田村用水(通称「田村堀」)は、室町時代につくられ、厚木市の中央部を東に流れる小鮎川から水を取り入れて周辺の田畑を潤していました。現在では、ほとんどが地下化されて緑道となり、市民に親しまれています。


ネオンがつきはじめて車もライトをつけています


中町花の公園前を通り過ぎ


16:27  本厚木駅 ゴールしました、何とか日没前にゴールできました


コースタイム:2-31 安らぎと癒しを求めてぼうさいの丘へ

経由地・日付・天気 距離 累計 総h 所要h 見学h 着t 発t
本厚木駅          0m  0:00  13:13
①厚木中央公園      600m      600m  0:15  0:15  0:00  13:28  13:28
②三島神社    1510m    2110m  0:40  0:22  0:03  13:50  13:53
③興福寺      180m    2290m  0:48  0:07  0:01  14:00  14:01
④田園風景      300m    2590m  0:53  0:05  0:00  14:06  14:06
⑤春日神社      890m    3480m  1:11  0:16  0:02  14:22  14:24
⑥ぼうさいの丘公園      310m    3790m  1:22  0:08  0:03  14:32  14:35
⑦地頭山古墳    2130m    5920m  2:02  0:40  0:00  15:15  15:15
サブルート⑩玉川      600m    6520m  2:17  0:15  0:00  15:30  15:30
サブルート⑪田園風景      360m    6880m  2:23  0:06  0:00  15:36  15:36
サブルート分岐点      860m    7740m  2:40  0:17  0:00  15:53  15:53
⑧恩曽川      720m    8460m  2:44  0:04  0:00  15:57  15:57
⑨田村堀の緑道    1110m    9570m  3:03  0:19  0:00  16:16  16:16 
本厚木駅      750m  10320m  3:14  0:11  16:27 
2020/1/11(土) 晴後曇  10320m  3:14   3:05  0:09


2-31 本厚木駅コース の感想
第2エリア最後のコースは本厚木周辺でした。この辺は歩いたことがありません。厚木一番街の賑やかな所から、公園、神社、お寺、古墳、田園風景と多彩です。海老名駅近くの田園地帯は駐車場などへの転換が進んでいましたが、こちらの方は当分大丈夫のような気がしました。ぼうさいの丘公園は厚木市の広域避難場所に指定されており、ヘリポートも備えた本格的な防災公園でした。災害時に対応できる備蓄倉庫、非常用トイレなど、充実した施設や設備に感心しました。子供広場など大勢の家族連れが訪れていました。自然災害が頻繁に起きている昨今、このような施設は本当に必要でしょう。
地頭山古墳が246号線にかかっていたのには驚きました。古墳を切り崩さずに現状で保存するための工夫だそうですが、よくもまあこんなことを考えたものです。洞門というとなだれやがけ崩れ予防のためのはずですが、素晴らしいアイデアだと思いました。


以上です。
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