2020.01.29 大山山麓の里山を訪ねて 小田急沿線自然ふれあい歩道3-32
2020.01.29(水)愛甲石田駅~愛甲石田駅 7.6km 曇後晴
ルート:愛甲石田駅~①浄心寺~②関泉寺~③緑台小学校森の教室~④高森神社~⑤高森道了尊~⑥すみだ公園~⑦塚越公園~⑧長龍寺~⑨小金神社(小金塚古墳)~⑩子安神社
愛甲石田駅
今日は未明まで激しく雨がふっていました。予報では午前中には晴れる予報です。
愛甲石田からは第3エリアになり、小田原までに15コースがあります。愛甲石田駅はこれまで降りたことがありません。初めて下りる駅です。
3-32 愛甲石田駅コース
愛甲石田駅コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄
「雨降山、阿夫利山」ともいわれた大山は、古代より豊作、豊漁の守護神として崇められ、江戸庶民や修験者の山岳信仰の聖地とされていました。その大山山麓に位置する愛甲石田駅周辺には、古墳時代前期の前方後円墳や大和朝廷開始ごろに勧請されたとされる高森神社など古代の史蹟が点在し、大山信仰巡礼の道の一つ矢倉沢往還の中で最も景色が良いとされた「地割坂」と呼ばれた峠道の跡などがあります。起伏に富んだ地形を歩み、大山を眺めながら里山を巡るコースです。
コースマップ
9:27 愛甲石田駅 北口からスタートです
この後少し雨がパラついてきました。天気予報を信じて、傘は持ってきていません。
幸いしばらくして降りやみました。
9:36 ①浄心寺
1625年鎌倉武士の末裔である岩崎外記が建立した浄土宗の寺院です。本堂前には、江戸時代の造園樹林として重用され、寺院などにも多く植栽されたイトヒバがあり、山門はわらぶき屋根となっています。
境内にあった石製のポスト、なぜここにあるのでしょうか
AMADAの工場の脇を通ります
東名高速道路にかかる四角山橋、名古屋方面
東京方面
10:02 ②関泉寺
高森山関泉寺は曹洞宗の寺院で、本尊は釈迦如来像、開山は聾安修聞とされています。山門は高生垣で仕切られ、門前の観音像が迎えてくれます。また、山門をくぐると右側に、腰掛け待合いを備えた茶室があります。
10:16 ③緑台小学校森の教室
地域の方々の協力を得て整備された森の教室では、コナラ、イヌシデなどの心地よく爽やかな樹林景観を楽しむことができます。6月ごろタツナミソウが、片側を向いて咲く様子が波に似ている淡紫色の花をつけます。
10:27 ④高森神社
日本に水稲文化を広めた加茂族の首長、 味須岐高彦根命を祭る数少ない神社です。境内には、枝先につく4枚の葉の形状が突く羽根に似ているツクバネガシがあり、伊勢原市の保存樹木に指定されています。
相模の国 高森神社
平成21年(2009年)2月3日未明、高森神社は焼失しました。現場検証の結果、出火場所、原因は特定できませんでした。平成22年末社殿は完成し、遷座祭も執り行われました。
「福神龍 天に昇る龍のお姿です 消失後出現しました」と記した案内板があります
高森神社の祈願鐘
元禄9年に鋳造されました高森神社の名鐘は、祈願鐘として永く氏子に親しまれておりましたが、昭和16年、大東亜戦争のため供出、以来ふたたび、この社に戻らなかったため、昭和53年4月9日に平和の鐘として復元され、翌月15日に初打ちが行われました。
10:38 ⑤高森道了尊
別名松高庵とも言い、関泉寺の塔頭が独立して寺院となっています。松高庵の開山は了庵慧明禅師です。奥宮はスダジイやスギなどの樹林に囲まれた高台にあり、烏天狗、天狗の一対のブロンズ像があります。
高森道了尊|伊勢原市エリアガイド|住みたい街がきっとみつかるエリアガイド【itot】
南北朝・室町時代の曹洞宗の僧了庵慧明禅師によって開かれたといわれるお寺。了庵慧明禅師は相模大住郡糟谷荘(現在の伊勢原市) の出身で、のちに大雄山最乗寺道了尊も開いている
10:55 ⑥すみだ公園
住宅街の一画にある調整池を兼ねた沈水公園で、東屋や遊具施設、広場などが配置されています。周囲にはケヤキやモミジ、サルスベリといった樹木のほか、藤棚などもあり、子供たちの遊ぶ声がこだまする公園です。
11:06 ⑦塚越公園 望岳台
塚越公園の高台に「望岳台」という東屋が設置されています。この場所は周辺で最も標高が高い場所で、かつては大山へ至る矢倉沢往還の中で景勝の地とされ、茶店が営まれていました。
左の山は大山です
11:17 小田急線の踏切を渡ります
11:22 ⑧長龍寺
長龍寺は浄土真宗本願寺派に属する寺院で、本尊は阿弥陀如来像、開山は円寂、中興は円暢です。山門右側に植栽された朱色のノムラカエデが印象的な寺院で、南側には小金塚古墳の森があります。
この境内で4~5人のグループから声をかけられました
金林山 長龍寺 | TERA MACHI
江戸時代に編纂された『新編相模風土記稿』に「長龍寺、金林山桑岳院と号す」「開山圓寂、寛文十二年三月廿一日卒、中興圓暢、寶暦二年九月十一日卒」などという記述が見られる。ここから長龍寺の開基は江戸時代初期であることがうかがえる。
11:27 ⑨小金神社(小金塚古墳)
丹沢山塊南端部のなだらかな丘陵先端部に位置するこの古墳は直径約50m、高さ6mの古墳時代前期の円墳で、出土品の朝顔形埴輪は南関東では最古といわれています。
小金塚自治会ほっとスポット | 伊勢原市
小金塚地区には小金神社の社殿が建っています。ここは小金塚古墳跡で、弥生時代からの集落が営まれた後に築かれたといわれています。
宮ノ越公園
11:41 圓光院
円光院|寺院紹介
当山は弘法大師空海さまの開かれた真言宗のお寺です。本山は高野山です。当山の開基は鎌倉時代、賀学行者の開山にて、御本尊さまは藤原時代と伝えられる不動明王さまをお祀りしております。
11:47 水神様
11:55 ⑩子安神社
御祭神は伊奘諾命、伊奘冊命で、拝殿前には1929年の御大典記念に奉納された「江戸」狛犬が設置されています。また、本殿裏に天然記念物「子安松」の根株が展示されています。
伊勢原大神宮 子安神社
創建はあきらかでないが、「相模風土記」には子安明神社として記されてる。社頭三石の御朱印は天正19年(1591)に得たといわれる。寛保3年(1743)在銘の鴻鐘があった。明治6年7月村社に列せられた。
石田遺跡群 説明板
駅前ロータリー
12:09 愛甲石田駅 ゴールしました
コースタイム:2-32 大山山麓の里山を訪ねて
経由地・日付・天気 | 距離 | 累計 | 総h | 所要h | 見学h | 着t | 発t |
---|---|---|---|---|---|---|---|
愛甲石田駅 | 0m | 0:00 | 9:27 | ||||
①浄心寺 | 620m | 620m | 0:11 | 0:09 | 0:02 | 9:36 | 9:38 |
②関泉寺 | 1500m | 2120m | 0:37 | 0:24 | 0:02 | 10:02 | 10:04 |
③緑台小学校森の教室 | 730m | 2850m | 0:51 | 0:12 | 0:02 | 10:16 | 10:18 |
④高森神社 | 400m | 3250m | 1:05 | 0:09 | 0:05 | 10:27 | 10:32 |
⑤高森道了尊 | 240m | 3490m | 1:16 | 0:06 | 0:05 | 10:38 | 10:43 |
⑥すみだ公園 | 620m | 4110m | 1:29 | 0:12 | 0:01 | 10:55 | 10:56 |
⑦塚越公園 | 540m | 4650m | 1:40 | 0:10 | 0:01 | 11:06 | 11:07 |
⑧長龍寺 | 750m | 5400m | 1:57 | 0:16 | 0:01 | 11:23 | 11:24 |
⑨小金神社(小金塚古墳) | 160m | 5560m | 2:01 | 0:03 | 0:01 | 11:27 | 11:28 |
⑩子安神社 | 1450m | 7010m | 2:30 | 0:27 | 0:02 | 11:55 | 11:57 |
愛甲石田駅 | 530m | 7540m | 2:42 | 0:12 | 12:09 | ||
コース3-33へ | |||||||
2020/1/29(水) 曇後晴 | 7540m | 2:42 | 2:20 | 0:22 |
2-32 愛甲石田駅コースの感想
このコースには神社が三つあります。高森神社、小金神社、子安神社の何れにも銅鍾がありました。釣鐘といえば主にお寺にあるものと思っていましたが、この辺りでは神社にも設置されているようです。また、高森道了尊には高尾山薬王院にいる烏天狗と大天狗のような、一対の天狗像がありました。
長龍寺の境内で、ウォーキングの格好をした4~5人のグループの一人から声をかけられました。「この辺の方ですか?」と聞かれたので、「いいえ、小田急線で1時間ほどかかります、今小田急沿線自然ふれあい歩道というのを1番から順に回っていて、ここは32番目になります」とコースマップを示しながら答えました。続いて「全部で何コースあるのですか?」と聞いてきたので、「70コースです」というと、「まだ半分いってないのですね、頑張ってください」と、励まされました。このふれあい歩道で声をかけられることはめったにありません。そもそも人がいないことが多いので、珍しいことでした。
以上です。
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本厚木駅駅~本厚木駅駅 伊勢原駅(市民の森ふじやま公園)
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