mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
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2020.02.05 山あいにたたずむ歴史ある社を訪ねて 小田急沿線自然ふれあい歩道3-35

2020.02.05(水)鶴巻温泉駅コース 8.0km 晴
ルート:鶴巻温泉駅~①鶴巻の温泉街~②雑木林のある斜面~③あおねの道~④坂東公園~⑤山あいの里地の風景~⑥養国院~⑦長福寺~⑧山あいの里地の風景~⑨三之宮比々多神社~⑩鈴川と農村風景~⑪田園風景~鶴巻温泉駅


コース3-34の終点伊勢原駅から電車に乗って、一つ目の鶴巻温泉駅で降りました。このコースのチラシが構内に置いてなかったため、駅員に頼んで出してもらいました。ついでに36鶴巻温泉駅~秦野駅コースのチラシもいただきました。駅前のコンビニでおにぎりとパンを買った後、駅へ戻り出発です。


3-35 鶴巻温泉駅コース
鶴巻温泉駅コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄
「かながわのまちなみ100選」にも選ばれた風情ある鶴巻の温泉街をスタートし、歴史ある三之宮比々多神社を訪ね、田園風景の向こうに連なる丹沢山地の峰々を楽しみながら歩くコースです。なお、コースの一部は「関東ふれあいの道」と重なっています。丹沢山地は深田久弥氏が日本百名山の一つに選んだ丹沢山を中心に1,000~1,600mほどの山並みを連ね、その範囲は東西約40km、南北に約20kmに及んでいます。最高峰は1,672.7mの蛭ヶ岳です。この丹沢から流れ出る鈴川がつくった肥沃な扇状地では、稲作、果樹などを生産する近郊農業が営まれ、辺り一面は大田園風景が広がっています。


コースマップ


11:55  鶴巻温泉駅 北口改札前のモニュメント、スタートしました


11:59  ①鶴巻の温泉街 

都心に近い天然温泉として知られ、カルシウム含有量は日本でも屈指と言われています。公共浴場や緑豊かな温泉旅館があり、源頼朝に仕えた武将・和田義盛が別邸として使った歴史ある温泉街です。

弘法の里湯 | 秦野市役所
新宿から小田急線で65分、豊かな自然に恵まれた弘法の里湯は、「秦野市第一号泉」(露天風呂)と平成22年に湧出した「つるまき千の湯」(内湯、貸切風呂)の2つの源泉が一度に楽しめる公営の日帰り温泉です。
温泉街の中にある標識


12:04  ②雑木林のある斜面 

この斜面林にはコナラやガマズミなどの樹木、ミズヒキなどの草花が見られます。急傾斜のためか利用されずに残され、街中のまとまりのある緑となっていて、秦野市の樹林保全地区に指定されています。


12:09  大椿橋上から東名高速道路東京方面


長い階段を上っていきます


12:14  ③あおねの道 

東名高速道路を越える歩道橋の大椿橋から坂東公園まで続く、住宅街の中の静かな緑道です。ケヤキやイロハモミジ、ツツジ類、キンモクセイ、ナンキンハゼなどが植えられ四季折々の姿を見せています。


12:15  ④坂東公園 、中を通り抜けました

大住台住宅団地の中の小高い場所に坂東公園があります。広場や花壇、藤棚、アスレチック、ベンチなどがあり、住民の憩いの公園となっています。シダレヤナギがシンボルツリーとして公園の入り口で出迎えています。


12:21  坪ノ内バス停、次の信号で国道246号線を渡ります


関東ふれあいの道の懐かしい標識です

ここから三之宮比々多神社までは4年前に関東ふれあいの道で通っています


12:31  ⑤山あいの里地の風景 

「関東ふれあいの道」コースの山道を上ると、そこからは里地の風景が広がってきます。南斜面の多いこの付近一帯は神奈川県の中でも温暖な地域であり、山腹には農地の中にミカン園が多数あります。


12:36  ⑥養国院 、前回は通り過ぎるだけだったので、寄ってみることにします

境内の一角には庶民信仰で郷土の人たちに親しみ深い痢病尊神が祭ってあり、二宮尊徳もお参りに来たと伝えられています。また境内には、市指定のマキの大木もあり、境内からは平塚市街や江の島方面も一望できます。

マキの大木


12:42  ここで中央の坂を上ったところ突当りでした

一度通った道でもすっかり忘れています


12:47  戻って、右側の細い道を進みます


12:50  八幡神社 ここは関東ふれあいの道のコース案内に載っていません
初めて境内に入ってみました


12:51  この後道を間違えます、尾根道をどんどん上ってしまいました


12:56  眺めは良いのですが、まだ気が付きません


12:59  山道を大分上ってきました


13:01  さらに眺めがよくなりました、ここで気が付きあわてて戻ります


13:11  八幡神社前に戻ってきました、20分のロスでした

前回は神社に寄らずに真っすぐ進んだので標識に気が付きましたが、今回左の神社から出てきて標識を見落とし、右に見える尾根道に続く山道を進んでしまいました


13:15  ⑦長福寺 ここも前回寄っていません、今回は階段を上ります

杉木立の石段を上がっていくと静かな佇まいの長福寺があり、観音堂の中には十一面観世音菩薩像が安置されています。観音堂の扉をみだりに開くと目がつぶれるという言い伝えがあります。


13:29  ⑧山あいの里地の風景 

ここには、水田や畑、ミカン・ナシの果樹園、雑木林、スギ・ヒノキの樹林など、多様な土地利用によって形成された山あいの里地風景が広がっています。路傍にはイヌタデなどの野草が生育しています。


ビューポイントからの大山


三之宮比々多神社手前の関東ふれあいの道コース案内板が新しくなっていました

平成28(2016)年2月26日(金)神奈川県コース10 太田道灌・日向薬師のみち
関東ふれあいの道 神奈川県コース10 太田道灌・日向薬師のみち - mesetaのブログ
4年前同じ場所にあったコース案内図はかなり汚れていました

文言・図柄は同じように見えます、さらに地名や山名、寺社の手描きのような文字もほとんど同じ位置に、同じ字体で書かれています
もしかしたらきれいに洗浄でもしたのかとも思いました、しかしよく見るとコース名の色の違い、赤と黒の矢印の位置、現在地の表示、「新東名工事に関する吹き出し」などいくつも違いが確認できました
とんだところで間違いクイズの問題を解くはめになりました


13:41  三之宮比々多神社脇の神池


コースマップには「カルガモが見られます」と書いてありますが、マガモのようです
一羽しかいませんでした

カルガモとマガモの識別方法のまとめ。
繁殖期のマガモの頭部は、生殖羽として、金属光沢を帯びた緑色をしています。
まさに鮮やかなメタリックグリーンです


13:43  ⑨三之宮比々多神社 、ここも前回通過してしまいました

紀元前655年に社が建立され、大山を神体山として、豊國主尊 (とよくにぬしのみこと)が祭られたことが神社の始まりといわれています。また、武将との関係も深く、源頼朝が安産祈願や社殿再建を行いました。
比々多神社 公式サイト
「社伝記」(しゃでんき・天保5年・1834年)によりますと、御鎮座(ごちんざ)は初代神武(じんむ)天皇6年(紀元前655年)、人々が古くから祭祀の行われていた当地を最上の地と選び神を祀る社を建立し、相模国の霊峰大山(れいほうおおやま)を神体山(しんたいざん)として豊斟渟尊(トヨクムヌノミコト)を日本国霊(にほんこくれい)として祀(まつ)ったことにはじまるといわれています。


拝殿の左右に十二支の石像があります
今年の干支ねずみの石像(左側)


ねずみの石像(右側)


相生の欅


三之宮郷土博物館:休館日でした

13:49  博物館概要|比々多神社 公式サイト


13:56  大山が良く見えます


14:02  きれいに刈られた生垣


14:14  ⑩鈴川と農村風景 

大山南東斜面を水源として、秦野市内で多くの湧水を集め、伊勢原市に流れでる鈴川の周辺には、水田やナシ園が広がっています。コサギなどの鳥が訪れ、水田のあぜではイヌタデやミゾソバなどが生育しています。


14:23  観音河原橋 歩行者しか通れません


14:28  妙蔵寺 

神奈川県伊勢原市 宝上山 妙蔵寺|日蓮宗 寺院ページ
平安末期の豪族善波太郎が創建されたお寺であり、室町時代に身延山第11世行学院日朝上人が日蓮宗に改宗し、以来続く由緒ある神奈川県伊勢原市にある日蓮宗寺院です。


14:31  ⑪田園風景 

田園風景が広がり丹沢山地の山並みが望めるこの辺りは、大山から流れでる鈴川などによって形成された沖積平野です。カントウヨメナなどの花が咲き、コサギ、モズなどの鳥も訪れます。


14:35  小田急線踏切、ゴールまであと1.5kmです


ここで、歩数計の電池切れが分りました、そろそろ切れる頃だと思い予備を持参していたので、路上で電地交換をしました


15:04  鶴巻温泉駅 南口、ゴールしました


コースタイム:3-35 山あいにたたずむ歴史ある社を訪ねて

経由地・日付・天気 距離 累計 総h 所要h 見学h 着t 発t
鶴巻温泉駅 北口        0m 0:00  11:55
①鶴巻の温泉街    360m    360m  0:04  0:04  0:00  11:59  11:59
②雑木林のある斜面  0:09  0:05  0:00  12:04  12:04
③あおねの道  0:19  0:10  0:00  12:14  12:14
④坂東公園    630m    990m  0:20  0:01  0:00  12:15  12:15
⑤山あいの里地の風景  0:36  0:16  0:00  12:31  12:31
⑥養国院  0:44  0:04  0:04  12:35  12:39
⑦長福寺  1800m  2790m  1:24  0:36  0:04  13:15  13:19
⑧山あいの里地の風景  1:39  0:15  0:00  13:34  13:34
⑨三之宮比々多神社  1300m  4090m  1:57  0:09  0:09  13:43  13:52
⑩鈴川と農村風景  2:19  0:22  0:00  14:14  14:14
観音河原橋  1710m  5800m  2:28  0:09  0:00  14:23  14:23
⑪田園風景(小田急踏切)    700m  6500m  2:40  0:12  0:00  14:35  14:35 
鶴巻温泉駅 南口  1500m  8000m  3:09  0:29  15:04 
2020/2/5(水) 晴  8000m  3:09   2:52  0:17


3-35 鶴巻温泉駅コースの感想
鶴巻温泉駅は関東ふれあいの道神奈川県コース9と10で、2016年1月~2月に来て以来3回目です。コース距離8.0kmのうち、約2.8kmは関東ふれあいの道と重複しています。しかし、こちらの方が見るポイントは多く設定されており、前回見なかったところをいくつか寄ることができました。一度通った道にもかかわらず、2ヶ所で道を間違え、大きくロスをしてしまいました。寄らなければ見落とすはずのない標識には違いないのですが、もっと注意深くしなくてはいけないと反省しきりです。
三之宮比々多神社では数人の参拝客がいて、若い女性がしきりに写真を撮っていました。最初気が付かなかったのですが、撮っているのはねずみの石像でした。狛犬ではなく珍しいと思い、帰って調べたら十二支がそろっていて、その年の干支に合わせて入れ替えているようです。残りの石像は裏に並べてあるとのことです。


これで全70コースの半分を回り終えました。距離は230kmを越え、所要時間は86時間42分になります。


以上です。
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