2020.03.25 四季おりおり楽しめる泉の森を巡って 小田急沿線自然ふれあい歩道4-49
2020.03.25(水)大和駅~鶴間駅コース 4.2km 晴
ルート:大和駅~①プロムナード~②ふれあいの森・親水広場~③グリーンアップセンター~④ふれあいの森・草柳護岸~⑤熊野神社~⑥引地川~⑦泉の森~⑧泉の森・上草柳調整池(しらかしの池)~⑨泉の森・湿生植物園~⑩泉の森・大和市自然観察センター・しらかしのいえ~⑪泉の森・くぬぎの森~⑫泉の森・水源地~⑬矢倉沢往還~鶴間駅
今日はいつもより早く家を出て、3コースを回りました。天気はよいのですが、気温はそれほど高くありません。4-51から4-50を終え、本日最後のコースです。
4-49 大和駅~鶴間駅コース
大和駅~鶴間駅コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄
相模原台地を縦貫する引地川の水源、泉の森を巡るコースです。相模原台地は、約10万年前は相模川の河原や河岸段丘であった場所ですが、その後関東ローム層で覆われて今の台地状の地形となりました。台地のあちらこちらに湧水があり、引地川の水源は、台地を構成する相模野礫層に含まれた地下水が湧いているものです。泉の森には、広大な緑により保護されたこの自然を利用して、都市化によって失われつつある人と水、自然とふれあえるさまざまな取り組みが用意されています。
コースマップ
13:05 大和駅 北側出口 スタートしました
駅前にある 大和の文化財 説明板
13:07 ①プロムナード
1996年に相模鉄道本線が地下化されたことに伴い、線路上に新たに誕生した緑豊かなプロムナードです。駅前にはクスノキがシンボルツリーとして配植され、ハクモクレン、ユリノキ、メタセコイアなどの樹木が植えられています。
13:13 ふれあいの森入口交差点:泉の森・ふれあいの森ガイドマップ がありました
13:17 ふれあいの森の先に相鉄本線の線路が見えます
13:19 ②ふれあいの森・親水広場
池や小川、落差4mの人工の滝のほか、地下水をくみ上げている多翼型風車、野芝で屋根を緑化したトイレなどがあります。
ふれあいの森 | やまとナビ-NAVI-神奈川県大和市のスポーツ・よか・みどり情報サイト
ふれあい広場は、引地川沿いにみどり豊かな水辺が復元され、みどりや花に囲まれた中で休息することができる広場です。親水広場には水と親しんでもらえるような滝や小川、仕掛けのある池などがあります。緑の見本園は、四季折々の花や樹木を楽しめるよう、花壇や花木・野草類などが見本展示されています。この他にも、多くのハーブの香るハーブ園、バラ園など、水とみどりと花をテーマにしたさまざまな施設があります。
13:20 ③グリーンアップセンター コロナウイルスのため休館でした
ふれあいの森の一角にあり、大和市の花と緑の拠点として親しまれています。季節ごとの展示や催物が開かれるほか、花や緑に関する書籍などがそろっており、またドライフラワーづくりや野菜づくり、草花園芸などさまざまな教室が開かれています。
ふれあいの森 緑の見本園 案合図
四季を通じて花や樹木を楽しめるよう、花壇や生垣・花木・グランドカバー・野草類などを見本展示しています。
チューリップ畑
13:27 ④ふれあいの森・草柳護岸
治水機能を失わずに、動植物の生息も確保する多自然型河川整備が推奨され、メダカやカワセミ、トンボが見られます。また、ボランティアによるヤナギの管理が行われ、1994年に建設大臣より「手づくり郷土賞」を受賞しています。
13:29 ⑤熊野神社
かつては上草柳・下草柳の共同鎮守でしたが、熊野三社大権現を勧遷奉斉し、五穀豊穣、守護、縁結び、交通安全、厄よけ、招福の守護神として庶民に親しまれています。境内には記念樹のイチョウのほか、珍しいカヤの大木が3本あります。
ふれあいの森 東ヶ里緑地
ウメ、カキ、ユズ、キンカン、ミカン、アンズ、桜桃等の果樹があります。
13:37 ⑥引地川 上草柳4号橋
引地川は、大和市の泉の森を水源地とし、相模原台地を侵食しながら藤沢市内をほぼ南北に縦断して流れます。平坦な相模野台地は、古くから原野が開かれて農耕地となり、引地川の水も農耕に利用されてきました。
東名高速道路の下を通ります
13:45 ⑦泉の森
大和市最大の緑地(面積約42ha)で、樹林地と水辺空間が特色ある生態系をつくり、約600種類の植物や約80種類の野鳥などの生息地となっています。川沿いや調整池付近の道沿いには、ヒガンバナ群生地やシラカシ林があります。
泉の森 | やまとナビ-NAVI-神奈川県大和市のスポーツ・よか・みどり情報サイト
泉の森は、引地川の源である大和水源地を中心に広がる、大和市の自然の核として位置づけられている公園です。
13:47 ⑧泉の森・上草柳調整池(しらかしの池)
1982年に引地川の水害対策の一環として、水量調節機能を持った貯水池としてつくられました。湿地の特性を生かし、周辺樹林地と一体となった水辺空間が整備され、生きた自然の姿を学べる場所、自然への親しみを実感できる場所となっています。
泉の森の湿生植物園としらかしの池は、調整池としての機能を果たしています。調整池とは台風などの集中豪雨の際に、川の氾濫を防ぐために一時的に雨水を貯水するための池です。調整池は引地川の水害対策の一環として昭和56年に設置されました。その後、湧水を利用した親水空間や自然観察の場所として多目的に利用できるよう、昭和62年から平成2年にかけて整備事業が行われました。
13:52 ⑩泉の森・大和市自然観察センター・しらかしのいえ 、ここも休館でした
「しらかしのいえ」は、泉の森を中心とした大和の自然を守り、育てていくためのさまざまな活動拠点となる施設として、1997年に設置されました。近くには、泉の森のシンボルである「緑のかけ橋」と「水車小屋」があります。
13:52 ⑪泉の森・くぬぎの森
雑木林から薪や炭を持続して収穫するために、クヌギを根元から伐採し、その後、切り株から出た芽を再度成長させることを人為的に繰り返し行ってきました。これを萌芽更新と言い、現在でも大きくなりすぎた樹木は、同じように管理されています。
13:54 ⑨泉の森・湿生植物園
懐かしい水辺の植物が、数多く残されています。ハナショウブやアヤメなどが植栽され、今では少なくなったタコノアシやヌマトラノオなどが保全されています。
緑のかけ橋
緑のかけ橋は全長53m、幅2mの木製斜張橋です。材料には米マツの集成材が用いられ、平成3年に完成しました。湿生植物園の上をまたぐように東西にかけられており、橋の上からは園内を一望することができます。
水車小屋
遊びの小川横にある水車小屋は平成元年から平成2年にかけて造られました。
13:58 国道246号線の下を通ります
⑫泉の森・水源地 、コースから離れていたので寄っていません
泉の森にある引地川の水源地には「大池」「小池」という2つの池があり、相模野礫層に含まれた地下水が湧いています。この湧水は、1992年まで生活飲料水として利用されていましたが、現在は、渇水時の非常用としてのみ使用されています。
泉の森 こもれび広場
14:14 ⑬矢倉沢往還 泉の森散策道 案内板
この道は奈良時代に開かれ、江戸時代には東海道と甲州街道の間を通る脇往還として重要な街道でした。「大山街道」とも呼ばれ、大山信仰や富士信仰の行者が利用する道、さらには沿道の特産物を輸送する道として利用されました。
14:33 鶴間駅 ゴールしました
4-49 大和駅~鶴間駅コース コースタイム
経由地・日付・天気 | 距離 | 累計 | 総h | 所要h | 見学h | 着t | 発t |
---|---|---|---|---|---|---|---|
コース4-50より | |||||||
大和駅 | 0m | 0:00 | 13:05 | ||||
①プロムナード | 0:02 | 0:02 | 0:00 | 13:07 | 13:07 | ||
②ふれあいの森・親水広場 | 700m | 700m | 0:15 | 0:12 | 0:01 | 13:19 | 13:20 |
③グリーンアップセンター | 0:15 | 0:00 | 0:00 | 13:20 | 13:20 | ||
④ふれあいの森・草柳護岸 | 0:22 | 0:07 | 0:00 | 13:27 | 13:27 | ||
⑤熊野神社 | 350m | 1050m | 0:27 | 0:02 | 0:03 | 13:29 | 13:32 |
⑥引地川 | 180m | 1230m | 0:32 | 0:05 | 0:00 | 13:37 | 13:37 |
⑦泉の森 | 450m | 1680m | 0:40 | 0:08 | 0:00 | 13:45 | 13:45 |
⑧泉の森・しらかしの池 | 0:43 | 0:02 | 0:01 | 13:47 | 13:48 | ||
⑩泉の森・しらかしのいえ | 350m | 2030m | 0:47 | 0:04 | 0:00 | 13:52 | 13:52 |
⑪泉の森・くぬぎの森 | 0:47 | 0:00 | 0:00 | 13:52 | 13:52 | ||
⑨泉の森・湿生植物園 | 0:49 | 0:02 | 0:00 | 13:54 | 13:54 | ||
⑫泉の森・水源地 付近 | 0:57 | 0:08 | 0:00 | 14:02 | 14:02 | ||
⑬矢倉沢往還 | 870m | 2900m | 1:09 | 0:12 | 0:00 | 14:14 | 14:14 |
鶴間駅 | 1330m | 4230m | 1:28 | 0:19 | 14:33 | ||
2020/3/25(水) 晴 | 4230m | 1:28 | 1:23 | 0:05 |
4-49 四季おりおり楽しめる泉の森を巡って 感想
このコースは「ふれあいの森」と「泉の森」の緑地を通り抜けます。森の中を歩く距離は2.2kmにもおよび、コース全体の半分以上を占めています。ところどころに桜がありましたが、満開までにはあと数日といった感じでした。
平日の昼過ぎにしては家族連れなどで結構人が出ていました。ふれあいの森グリーンアップセンターや泉の森大和市自然観察センター(しらかしのいえ)などの施設は何れも新型コロナウイルス感染症対策のため休館になっています。4月1日再開予定となっていますが、延期される場合もあると記されていました。ボランティア活動や催し物も中止になっていて、感染拡大が続いている状況からすると再開延期の可能性が高いと思われます。
以上です。
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