mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
Walking,Flamenco&Guitar
Caminante,Flamenco y Guitarra

ヨーロッパ5ヶ国ツアー -10 ユングフラウヨッホ、ジュネーブ、アムステルダム経由帰国

1973年(昭和48年)4月20日(金)~5月5日(土)(15泊16日)
ハノーバーメッセ 視察団


1973年(昭和48年)5月3日(木)朝~5月4日(金)午前
グリンデルヴァルト~ユングフラウヨッホ~インターラーケン~ベルン~ジュネーブ
1973年(昭和48年)5月4日(金)午前~5月5日(土)夕
ジュネーブ~アムステルダム~東京(羽田)


今日は登山電車でユングフラウヨッホへ行きます。
そのあと電車を乗り継いでベルン経由ジュネーブへ行き一泊、翌日はいよいよ帰途につきます。


まず現地でもらった日本語のパンフレットでユングフラウの概要を見てみます。A2版相当の大きなものです
ユングフラウ パンフレット 表


ユングフラウ パンフレット 裏


続いてスイス政府観光局のパンフレットです
Brochure shop | スイス政府観光局 - スイス政府観光局
Jungfrau Region  ユングフラウ地域  全体

Jungfrau Region ユングフラウ地域  部分        アイガー         メンヒ   ユングフラウ  ユングフラウ
                                                                                              3970m            4099m  ヨッホ3454m       4158m
グリンデルヴァルト                                                                   クライネ・シャイデック  
           1034m                                                                                              2061m

右下 Interlaken Ost インターラーケン東駅から Berner Oberland Bahn ベルナーオーバーラント鉄道で、 左中央の Grindelwald グリンデルヴァルト駅 まで行き一泊しました


次の日Grindelwald グリンデルヴァルト駅 から 歯車式の Wengernalpbahn ヴェンゲルンアルプ鉄道で、Kleine Scheidegg クライネ・シャイデック駅 (中央やや上)へ行き、そこからJungfraubahn ユングフラウ鉄道に乗換えて、右上の Jungfrau Joch ユングフラウヨッホ駅(鉄道の終点)に向います


写真は色あせてセピア色になっています。


グリンデルヴァルト駅を出ると一旦グルント Grund に向けて下っていきます


ヴェンゲルンアルプ鉄道 - Wikipedia
スイス、ベルン州、ユングフラウ地方の登山鉄道で、ラウターブルンネン~クライネ・シャイデック~グリンデルワルト間を結んでいる。ユングフラウ鉄道持株会社の傘下にあり、クライネ・シャイデック~ユングフラウヨッホ間を運行するユングフラウ鉄道などと共に「ユングフラウ トップオブヨーロッパ」(Jungfrau Top of Europe) を観光マーケティング上のブランド名にしている。


Wengernalpbahn ヴェンゲルンアルプ鉄道 
左の車両です、右はベルナーオーバーラント鉄道 (Google Street View)


クライネ・シャイデック Kleine Scheidegg に着きました


クライネ・シャイデック Kleine Scheidegg 、標高2061m
左の峰がアイガー Eiger 、右の峰はメンヒ  Mönch  現地パンフレットより

この写真では分りませんが、辺りは一面銀世界です、左後方はアイガー北壁です
スキーを楽しんでいる人もいました
アイガー - Wikipedia
アイガー (Eiger) は、ベルナーアルプスの一峰でスイスを代表する山。標高は3,970m。ユングフラウ、メンヒと並び、いわゆるオーバーラント三山の1つとされる。アイガー北壁は高さ1,800mの岩壁で、グランド・ジョラスの北壁、マッターホルン北壁とともに、困難な三大ルートの1つとして知られ、アルプスの三大北壁と呼ばれている。アイガーの北壁は、1934年から1958年までに25回の登頂が試され、13回67名が登頂に成功したが、15名の死者が出ている。


クライネ・シャイデック Kleine Scheidegg  スイス政府観光局パンフレット

クライネ・シャイデック Kleine Scheidegg (Google Street View)


クライネ・シャイデック駅 で Jungfraubahn ユングフラウ鉄道に乗換えます


ユングフラウ鉄道 - Wikipedia
ユングフラウ鉄道(Jungfraubahn)はスイスの登山鉄道で、19世紀末から20世紀初頭にかけて建設された。終着駅のユングフラウヨッホは、ヨーロッパで最も高い場所に位置する駅である(海抜3454メートル)。全長9.3キロメートル、三相交流電化50ヘルツ1125ボルトで軌間1000ミリ、シュトループ式のラックレールを用いたラック式鉄道で最大勾配は250パーミル。


ユングフラウヨッホ駅に着きました、トンネルの中です

駅員


ユングフラウヨッホ駅 構内  スイス政府観光局パンフレット


エレベーターに乗ってスフィンクス展望台に上ります  スイス政府観光局パンフレット

天文台の看板

Sphinx-Observatorium – Wikipedia
1937年にスフィンクス天文台に76 cm 望遠鏡が付属しました。1950年に天文観測用のドームが天文台に設置されました。長さ111.4メートルのエレベーターでアクセスできるこの建物は、気象学者、放射線研究者、天文学者が研究目的で使用しているだけではありません。天候の良い日には、展望台から近隣諸国のフランス、ドイツ、イタリア、アレッチ氷河を眺めることができるため、毎日何百人もの観光客が訪れます。

展望台  (Google Street View)


展望台からの眺め

アイガーとメンヒ  (Google Street View)


ユングフラウ駅からユングフラウ鉄道でクライネ・シャイデック駅に戻ります


クライネ・シャイデック Kleine Scheidegg に下りてきました



クライネ・シャイデック駅でベルナーオーバーラント鉄道に乗換えインターラーケン東駅へ向います


5月3日 木 12:04 インターラーケン東駅 発 13:07 ベルン駅 着 EXP267 急行列車
                    13:28 ベルン駅 発                       15:18 ジュネーブ 着 EXP120 急行列車


ベルン駅では乗換えの待ち時間を利用して駅の外に出てみました


ベルン - Wikipedia  Bern
スイス連邦の首都。チューリッヒ、ジュネーヴ、バーゼルに次ぐ4番目の規模の都市である。「ベルン」の語源は伝承によれば熊であるとされ、熊が市の紋章にもなっている。


ベルン 牢獄塔  Käfigturm  マルクトガッセ通り Marktgasse

ベルン 牢獄塔  (Google Street View)

:: スイス-観光マップ/ベルン-牢獄塔 ::
ベルン市内の中心部に大きなベーレン広場があり、 その一角に広場に面して牢獄塔があります。付近には 時計塔や噴水など観光スポットが密集している ところです。ベルン駅から歩いていくと最初に 見える建物でもあります。


インターラーケン東~ベルン~ジュネーブ ルート (Google Map)


ジュネーブ駅に着きました


ジュネーブ市内地図  Genève


ジュネーヴ - Wikipedia
スイス西部、レマン湖の南西岸に位置する都市(コミューヌ)。フランス語圏に属し、ジュネーヴ州の州都である。人口は約19万人(2011年)、面積は15.93平方キロメートル、標高は375メートル。チューリッヒに次ぎスイス第2の都市。金融業が発達しており、プライベードバンクの中心地である。


レマン湖の大噴水  Lac Léman

レマン湖の大噴水(Google Street View)


レマン湖 - Wikipedia
スイスとフランスにまたがる、中央ヨーロッパで2番目に大きい三日月型の湖。面積の約2/5がフランス(オート=サヴォワ県)に属し、約3/5がスイス(ヴォー州、ジュネーヴ州、ヴァレー州)に属す。
大噴水 - Wikipedia
スイスのジュネーヴにある大きな噴水であり、市の最も有名なランドマークの1つとなっている。また、世界で最も大きい噴水の1つでもある。レマン湖からローヌ川へと流れ出る地点に位置しており、市内の至る所から見ることができ、ジュネーヴの上空10kmを飛行した場合でも確認できる。毎秒500リットル (132ガロン) の水が2,400ボルトの電圧で、2つの500kWポンプから、高さ140メートル (459フィート) まで噴出され、1メガワット以上の電力を消費する。水は、200km/h (124mph) の速度で噴射される。


ジュネーブで一泊します
ホテル 地中海  Hôtel Méditerranée

調べたところホテル名が変っていましたが、建物は変っていません
ワーウイック ホテル  Hotel Warwick Geneva
ホテルワーウィック ジュネーブ
ホテルはジュネーブの中心に位置しており、パレ・デ・ナシオンから徒歩ですぐです。 本ホテルは劇場、モニュメントと博物館に接近したジュネーブの旧市街地区に位置しています。
ホテルワーウィック


1973年5月4日 金 2週間の旅を終え、帰国の途につきます
ジュネーブ 10:20 発 KL332 アムステルダム 11:45 着 
 オランダ航空 KL332便 搭乗券


KL332便


アムステルダム空港


アムステルダム空港搭乗ゲート案内


1973年5月4日 金 アムステルダム 15:30 発 JL404 日本航空アンカレッジ経由東京行
搭乗券


JL404便機内から


北極通過記念証 


往きと同じアンカレッジ経由です


1973年5月5日 土 17:35 東京(羽田)着
 入国手続き後解散しました


ヨーロッパ5ヶ国ツアー -10 ジュネーブ、アムステルダム経由北回り の感想
グリンデルヴァルトやクライネ・シャイデックから眺めるアイガー、メンヒ、ユングフラウの山々は、1966年に転勤した富山市内から見た立山連峰を思い出しました。翌1967年7月に地鉄、ケーブル、高原バスと乗り継いで室堂まで行き、登山道ではなく山崎カールを上って3015 mの山頂まで行きました。ユングフラウヨッホの展望台は3573mですので、それまでの最高標高を大きく上回りました。その47年後の2014年7月に富士山剣ヶ峰3776mでようやく記録を更新しています。


ツアー全体の感想 
ハノーバーメッセ視察とイギリス、フランス、ドイツの現地法人との交流を目的として、全国各地から24~52歳と幅広い年齢層のツアーでした。もちろん出張扱いですが、日本のゴールデンウィークに合わせた日程となっています。
16日間の旅行というのはそれまではもちろんのこと、恐らくこれからもないと思います。大きなスーツケースを持ち歩きながらの移動は大変でした。特にスイスではチューリッヒからルツェルン、インタラーケン、グリンデルヴァルト、クライネ・シャイデック、ユングフラウヨッホと電車を乗り継ぎました。次の日もインタラーケンからベルンで乗換えて、ジュネーブまで鉄道の旅です。
EU(欧州連合)が誕生したのは1993年、共通通貨ユーロは2002年1月1日に流通開始されました。しかし1973年当時は各国独自通貨なので、そのつど両替が必要でした。
為替レートは1971年4月まで1ドル=360円の固定相場制でしたが、1971年12月に1ドル= 308円変動幅上下2.25%に設定され、1973年2月から変動相場制に移行されました。移行直後のツアーだった訳です。
ツアーのガイドブックに書かれた各国のレートは次のようになっています。
アメリカ:1ドル=269円、フランス:1フラン=約62円、イギリス:1ポンド=約671円、ドイツ:1マルク=約97円、オーストリア:1オーストリアドル=約390円、スイス:1スイスフラン=約84円、オランダ:1ギルダー=約98円
1973年10月の第一次オイルショックで1ドル=300円前後まで円安ドル高となりましたが、その後は円高が進んで現在に至っています。
この為替レートも40数年を経て大きく変化したものの一つと言えるのではないでしょうか。


以上です。
                                                                ヨーロッパ5ヶ国ツアー
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