JR「駅からハイキング」田町駅~高輪ゲートウェイ駅&泉岳寺 2020.11.22
2020.11.22(日)晴 8.0+(0.6)=8.6km
ルート:田町駅~本芝公園~薩摩屋敷跡~亀塚公園~港区立郷土歴史館~高輪神社~高輪大木戸跡~高輪ゲートウェイ駅
2回目の「駅からハイキング」に参加、コースに入っていなかったのでゴール後泉岳寺にも行きました。
都心に残る歴史的建造物をめぐりながら近未来の駅へと続くウォーキングをお楽しみください。
開催期間:2020年11月19日(木)~11月23日(月)
スタート駅:東京都山手線田町駅
09:50 田町駅 受付開始10分前 まだ誰もいないのかと思いきや、
通路側に長い列ができていました
あわてて最後尾につきます
受付でコースマップと缶バッジを受取りました
コースマップ:A3サイズの大きなマップです
缶バッジ
10:01 田町駅 スタートしました
芝浦口(東口)を出て山手線沿いに浜松町方面に進み
東京モノレール手前のガードをくぐります
10:08 本芝公園
この付近一帯はかつて海岸で、雑魚場(ざこば)と呼ばれていました。昭和45年に運河を埋め立てて造られました。大きなクスノキや噴水、船の遊具などが配置され、いつも活気に満ちています。
雑魚場(ざこば)跡
第一京浜に出てNEC本社ビル方面に進みます
10:17 薩摩屋敷跡 NEC本社ビルの脇にあります
慶応3年、戊辰戦争の発端となった「薩摩藩邸焼き討ち事件」が勃発し、屋敷は全焼。跡地は「薩摩ッ原」と呼ばれました。明治に下ると、いまの農事試験場にあたる「三田勧業局育種場」の一部となり、競馬も行われていたとか。
三田通りに出ると東京タワーが正面に見えてきました、次の信号を左折します
目印のイチョウの木の手前を左折
綱坂を下っていきます
慶應義塾大学前の信号を渡ります
聖坂を上っていきます
10:51 亀塚公園 に着きました
「亀塚公園」という名のとおり、園内には「亀塚」が保存されています。その名にちなんだ亀のスプリング遊具や園名板なども設置されています。
亀塚 に上ってみました
亀山碑
三田台公園
伊皿子貝塚遺跡の発掘調査で発見された住居跡と貝層の断面が復元、展示されている区で唯一の遺跡公園です。園内にある貝層は、伊皿子貝塚のなかで厚く貝がつもった部分を接着剤で接合してはぎとり、保存したものです。古墳時代の住居跡も復元されており、古代の人々の生活の一端を知ることのできる公園です。
高松宮邸
東海大学付属高輪台高等学校中等部 前を右折
天神坂を下ります
覚林寺 清正公
豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の際に加藤清正が日本に連れ帰った朝鮮国王族の子、可観院日延上人により開創されました。日延上人は日蓮宗の大本山である誕生寺(千葉県)の十八代住職になった人物です。彼が隠居寺として覚林寺を開山をした際に清正公への恩義よりご本尊とともに清正公も一緒にお祀りしました。
シェラトン都ホテル
八芳園前の交差点を渡ります
港区立郷土歴史館が見えてきました
11:28 港区立郷土歴史館
港区立郷土歴史館は、自然・歴史・文化をとおして港区を知り、探求し、交流する拠点となる施設です。
建物は、昭和13(1938)年に竣工した旧公衆衛生院の姿を保存しながら、耐震補強やバリアフリー化等の改修工事を行い、安心して利用いただけるように再整備しました。常設展観覧料:300円 休館日:毎月第3木曜日
観覧券を買って中を見学しました
QRコードをかざして展示室に入ります
展示室内は撮影禁止でした
3階の吹抜から2階をみたところ
港区立郷土歴史館の隣にある東京大学病院
桑原坂を下ります
八芳園入口
明治学院前を通ります
高輪警察署
桂坂を下ります
高輪海岸の石垣石 第一京浜に出てきました
高輪
12:38 高輪神社
御創建は室町中期明応年中で、お稲荷様、八幡様、猿田彦様をお祀りし、境内社には聖徳太子様をお祀りして居ります。恒例の初詣、鎮火祭、節分祭、中祭、例祭、七五三詣の他、三年に一度神社大神輿の渡御が例祭日に近い日曜日に斉行されます。
通りの向うに高輪大木戸跡が見えます
12:51 高輪大木戸跡
高輪大木戸は、東海道が江戸に入る場所に設けられた治安維持のための関門です。両脇に長さ9m、幅7.2m、高さ3mの石垣を築き、間に柵と門がついていたようです。両開きの扉がつき、脇に板塀と木戸番小屋が設けられていたといいます。夜四つ時(午後10時)から朝六つ時(午前6時)までは、木戸番の監視があり脇の潜り戸からしか通ることができませんでした。
高輪ゲートウェイ駅です
13:02 高輪ゲートウェイ駅 改札口 ゴールしました
ここからコース外だった泉岳寺に向います
泉岳寺手前にある「歴史と文化の散歩道」
泉岳寺中門
泉岳寺山門
萬松山泉岳寺案内
大石内蔵助良雄 像
泉岳寺本堂
泉岳寺は曹洞宗の寺院です。曹洞宗のご本山は二つあり、一つは道元禅師が開かれた福井県の永平寺、もう一つは横浜鶴見の総持寺です。道元禅師の主著は仏教の真髄を表した『正法眼蔵』という95巻に渡る書物です。
さて、泉岳寺は慶長17年(1612年)に門庵宗関(もんなんそうかん)和尚(今川義元の孫)を拝請して徳川家康が外桜田に創立した寺院です。(現在の警視庁の近く)しかしながら寛永18年(1641年)の寛永の大火によって焼失。そして現在の高輪の地に移転してきました。時の将軍家光が高輪泉岳寺の復興がままならない様子を見て、毛利・浅野・朽木・丹羽・水谷の五大名に命じ、高輪に移転した泉岳寺はできあがったのです。
浅野家と泉岳寺の付き合いはこの時以来のものです。一般的には赤穂義士のお墓があることで有名ですが、創建時より七堂伽藍を完備して、諸国の僧侶二百名近くが参学する叢林として、また曹洞宗江戸三か寺ならびに三学寮の一つとして名を馳せていました。その家風は引き継がれており、人数は少ないものの、大学で仏教を学びつつ泉岳寺で修行を勤めるという若い修行僧が、現在もいます。
山門を裏から見たところ
澤木興道老師像
史蹟 赤穂義士墓所
血染めの梅 血染めの石
首洗い井戸
義士墓解説
浅野内匠頭墓
大石内蔵助良雄墓
大石主税良金墓
堀部安兵衛武庸墓
堀部弥兵衛金丸墓
墓所全景
13:35 山門を出ました
13:58 高輪ゲートウェイ駅通路からの眺め
高輪ゲートウェイ駅構内 初めて来ました
山手線で30番目の駅となる高輪ゲートウェイ駅がきょう2020年3月14日、品川〜田町駅間に開業した。同線では49年ぶりとなる新駅の開業だが、昨今の新型コロナウイルスの影響で記念式典などは中止。
山手線に乗って帰途につきました
Google マイマップで作成 田町駅~高輪ゲートウェイ駅
カシミール3Dのグラフ
田町駅~高輪ゲートウェイ駅 のコースタイム
経由地 | 距離km | 累計km | 総h | 所要h | 見学h | 着t | 発t |
---|---|---|---|---|---|---|---|
田町駅 | 0.0km | 0:00 | 10:00 | ||||
本芝公園 | 0.4km | 0.4km | 0:09 | 0:08 | 0:01 | 10:08 | 10:09 |
薩摩屋敷跡 | 0.5km | 0.9km | 0:17 | 0:08 | 0:00 | 10:17 | 10:17 |
亀塚公園 | 2.3km | 3.2km | 0:57 | 0:34 | 0:06 | 10:51 | 10:57 |
港区立郷土歴史館 | 1.8km | 5.0km | 2:13 | 0:29 | 0:47 | 11:26 | 12:13 |
高輪神社 | 1.6km | 6.6km | 2:40 | 0:25 | 0:02 | 12:38 | 12:40 |
高輪大木戸跡 | 0.8km | 7.4km | 2:53 | 0:11 | 0:02 | 12:51 | 12:53 |
高輪ゲートウェイ駅 | 0.6km | 8.0km | 3:02 | 0:09 | 13:02 | ||
2020/11/ 22(日) 晴 | |||||||
集計 | 8.0km | 3:02 | 2:04 | 0:58 |
田町駅~高輪ゲートウェイ駅&泉岳寺 の感想
今日は快晴で祝日ということもあり、前回のときより多くの参加者がいました。このコースのメインは港区立郷土歴史館です。まず建物の外観に目を奪われます。昭和13(1938)年に建設された旧公衆衛生院だということですが、とても区の施設とは思えません。東京都か国の所有でもおかしくない感じです。
少しのぞいてすぐ出るつもりで常設展に入ってみました。ところが「歴史クイズラリー」というのをやっていて、展示物の中の答えを探しているうちに、どんどん時間がたってしまいます。とうとう45分以上かけてA~Kまで全室を回ってしまいました。建物の入口で手の消毒をするだけでなく、3階・4階のゲートでも係の人が手の消毒をチェックしていました。また、常設展とは別に宮内庁宮内公文書館と共催の特別展「港区と皇室の近代」というのをやっていました。
コースには入っていなかったので、ゴールした後泉岳寺に行きました。ここは2回目ですが、前回より人が多かったです。四十七士のお墓がコンパクトにまとめられており、どのお墓もお線香のけむりが立ちこめていました。
以上です。


























































































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