2021.11.6 高尾山 夜の満喫ハイキング ナイトハイク×ムササビ観察×夜空観察
2021.11.6(土)晴時々曇 8.0km 5:06
ルート:(高尾山口駅)~清滝駅~ケーブルカー~高尾山駅~薬王院~高尾山頂~ビジターセンター~1号路~高尾山口駅
10月初め高尾ビジターセンターのホームページに参加募集が掲載されました。
2021年11年6日(土)開催 Feel Nature in Tokyo ツアー「夜の満喫ハイキング ナイトハイク×ムササビ観察×夜空観察」 – 東京都 高尾ビジターセンター
昼間とは別の表情を見せる夜の高尾山で「見る」「聴く」「嗅ぐ」など感覚を駆使し楽しむ「おとなのためのナイトハイキング」を企画しました。
暗い山道を歩いて生き物を観察し、高尾山山頂から夜空を眺め、高尾山の夜をたっぷり満喫します。
いつもと違う高尾山を一緒に楽しみませんか?
実 施 日:2021年11月6日(土)※雨天中止
集 合:15:30 ケーブルカー清滝駅
解 散:20:30 ケーブルカー清滝駅
実施場所:ケーブルカー清滝駅→ケーブルカー高尾山駅→薬王院(ムササビ観察)→高尾ビジターセンター屋上(夜空観察)→1号路(ナイトハイク)→ケーブルカー清滝駅
対 象:高校生以上
定 員:15名 応募メール先着順 定員に達し次第締め切り
参 加 費:5,000円 ツアー料金にはケーブルカー片道料金、保険料が含まれています
応募開始:10月10日(日) 10:00~
本企画は株式会社自然教育研究センターが実施します。
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応募開始は10月10日(日)10:00~ 先着順 ということです。必要事項を書きこんだメールを事前に準備して、当日10時の時報と同時に送信ボタンを押しました。一通で複数人応募が可能だったので、参加できるか不安な気持ちで返信を待ちます。
すると 10:32 「当日のご案内」メールが送られてきました。どうやら参加できるようになったようです。
後は天気次第です。(※雨天中止 11月5日(金)12時の天気予報で判断します。)
数日前までは「曇時々晴」でしたが、5日12時の天気予報では「晴」に変りました。
詳細案内 11月3日に届きました
ここからは 2021.11.6(土)の様子です
15:06 高尾山口駅前 こんな時間にめったに来ませんが、かなりの人がいました
もみじ通り 駅を出てすぐのところ、これから行く人も多いようです
土産物屋さんにも大勢いました
表参道 道一杯に人がいます
1号路起点はごった返していました
おそばの高橋屋には長い列ができていました
清滝駅前もみじ広場のムササビ像 はたして今日見られるでしょうか
ジャンプするムササビ像(下中央です)
ケーブルカー清滝駅 正面右側が本ツアーの受付場所です
15:15 検温・受付・支払を済ませ、集合時間の15:30まで広場で待ちます
清滝
15:30 参加者全員集合 一人キャンセルがあり、参加者は14名
混雑しているため、予定の20:30を過ぎるかもしれないとの説明がありました
ツアースタッフさんの指示で一人参加6名と二人参加4組8名にグループ分け
自己紹介(他己紹介)後ケーブルのりばへ
15:54 清滝駅 ここでGeographica のGPXトラックオン
16:00 清滝駅発 16:06 高尾山駅着 すぐ1号路に出ます
1号路展望台からの眺め 雲が出てきました
浄心門手前の切株の折り紙は菊に変っていました
16:15 浄心門 ツアー参加者以外にも上っていく人がいます
16:22 男坂・女坂分岐点
右南東側斜面の常緑広葉樹林、左北西側の斜面の落葉広葉樹林の説明を聞きます
この先にムササビのエサになるというウラジロノキの実が落ちているところがありました
ウラジロノキ(裏白木) - 庭木図鑑 植木ペディア
本州、四国及び九州に分布するバラ科アズキナシ属の落葉高木。海岸付近の林内から深山までの広い範囲に見られる。花の後には果実ができ、10~11月頃に赤く熟す。直径1cmほどだが、リンゴやナシのような味がして生食できる。
女坂を上り薬王院へ
社務所前でムササビの巣穴のある木や、見つけ方の説明を受けます
・ムササビは夜行性なので、日没前後にならないと姿を現さないこと
・「グルルルルグルルル」「キュルルルル」と鳴くこと
・赤いライトを使用すること
などなど
日没の16:44分が過ぎました
この辺りに出るという木
皆で探しているところ
上を見上げて同じ方向を見ていたら、通りがかりの人から「何をしているんですか」と声がかかりました 「ムササビを探しているんです」というと立ち止まってしばらく一緒に見上げる人もいれば、「そうなんですか」といってすぐその場を離れる人などそれぞれでした
だいぶ暗くなってきました
すると誰かが「いたー」「あっちへ飛んで行った」といったのですが、既に姿はなし
見ることはできませんでした
スタッフの一人が宿坊の屋根下でムササビの目が光ったと知らせに来ました
早速みんなで移動します
17:30 薬王院客殿 いつも通っている富士道へ抜けるところの軒下です
待つこと5分余り屋根の下を見続けていたら、突然ムササビが出てきて林の方へダイビングして行きました
17:36 写真を撮りましたが、真っ暗で何も見えません
マントを広げたように両足を開いた白っぽい姿をはっきり見ました
全員小さく歓声を上げました
17:45 本日一番の目的を達成したので山頂に向って歩き始めます
18:09 山頂手前の開けたところから見た都心方面
山頂展望台からの景色 右の灯りは相模湖プレジャーランドの観覧車など
18:20 ビジターセンター屋上に入りました 夜空の観察です
大きなシートを敷き、その上に用意された銀マットを敷きました
11月5日(金)06:16に新月になったので、月明りがなく星がよく見えるはずでした
ところが曇っていて南南西にひときわ輝いている木星(多分)の他2~3個しか見ることができません
用意された白湯で持参したスープを温めおにぎりやパンを食べた後、マットに寝ころびます
食べ終わってから再び寝ころぶと、なんと雲がなくなり星がいくつも見えてきました
大三角だとか、カシオペアだとかいっていましたが、よく分りません
18:47 試しに星を撮ってみました 案の定こちらも真っ黒です
19:00 マットを片付け出発の準備を開始
これから行う暗闇体験の説明が始まりました
高尾山に生息する野生哺乳類は30種類を超えるそうです
高尾山に暮らす哺乳類 のぶすま vol.57
高尾山の哺乳類(32種※外来ネズミ3種は除く) 1947年~2019年までに確認されている種
ニホンジネズミ、カワネズミ、ヒミズ、アズマモグラ、キクガシラコウモリ、アブラコウモリ、ヒナコウモリ、コテングコウモリ、ヤマコウモリ、モモジロコウモリ、ニホンザル、ニホンノウサギ、ニホンリス、ムササビ、ニホンモモンガ、ヤマネ、ハタネズミ、アカネズミ、ヒメネズミ、カヤネズミ、スミスネズミ、ツキノワグマ、タヌキ、アカギツネ、ニホンテン、ニホンイタチ、ニホンアナグマ、ハクビシン、アライグマ、イノシシ、ニホンジカ、ニホンカモシカ
参考文献:八王子自然友の会1985年6月「多摩の自然(第82号)」、八王子市市史編集専門部会自然部会「新八王子市史自然調査報告書 八王子市動植物目録(2016年)
ツキノワグマやイノシシがいるとは驚きです。
これからこの野生動物を探すということで、ライトは付けずに歩くというのです。
夜の高尾山は 2019.12.20 にダイヤモンド富士を見にきて以来です。その時はヘッドライトを付けて1号路を下りました。
<参考>高尾山から見たダイヤモンド富士(2018.12) - mesetaのブログ
19:11 ビジターセンター出発 帰りは富士道を通ります ライトを付けていないので本当に真っ暗闇です
頂上すぐ下の見通しの良い所からの眺め
19:23 富士道 3号路との分岐点 立ち止まり、暗闇で野生動物を探すポイントのレクチャーがありました ①目で探す ②耳で音を聴く ③鼻で臭いをかぐ などです
暗闇で目を慣らすゲームなど話が続きました
知らない人が見たら、真っ暗なところで何をしているのだろうと思うに違いありません
幸い誰も通りませんでした
歩き始めましたが、周りの動物を探すよりも、つまづかないように足元を見つめるのが精一杯の状況です 他の人も同様のようでした
19:41 薬王院裏の先ほどムササビを見たところを通過
19:43 杉並木 ここからは街灯がついています
サル園手前で後ろにいたメンバー複数人から、「アナグマ」がいたとの情報あり
19:56 サル園前
20:00 霞台園地 展望台
この時誰かが「あ!花火が見える」と叫びました
するともう一人が双眼鏡で確認して、「ミッキーの耳が見えた!午後8時だし、あれはディズニーランドの花火に間違いない」と言っていました
十一丁目茶屋前
20:07 霞台園地を出発
20:10 ケーブル高尾山駅前展望台
この後もライトなしで歩きました
20:52 1号路ゲートを通過
1号路起点
20:53 清滝駅前到着 ここで挨拶があってから解散
21:04 高尾山口駅到着 さすがに人はまばらです
21:12発 新宿行に乗りました
Google マイマップで作成 Geographica のトラックデータ
カシミール3Dのグラフ
距離別標高グラフ 8.0km
時間別標高グラフ 5:06 前半の6分間はケーブルカーに乗ったため一気に上昇
高尾山 夜の満喫ハイキング の感想
ナイトツアーには初めての参加です。参加者のほとんどが初参加でした。
目的はムササビですが相手は動物のこと、出てきてくれるかどうかは分りません。ツアースタッフも「事前に下見はしているが、こればかりは何とも言えない」と予防線をはっています。あとは祈るしかないようです。天気の方はまず問題なし、期待に胸を膨らませながら薬王院へ向いました。
日没後スタッフが手分けして、赤いライトを照らしながら出そうなところを回っていました。最初に見つかったのはすぐ薬王院社務所そばの木で、巣穴から飛び出したようです。残念ながらその一瞬を見落としてしまいました。
その後以前「2017秋 高尾・陣馬スタンプハイクパーフェクトコース」の当選者招待精進料理の会が開かれた薬王院客殿裏に移動しました。
<参考>高尾・陣馬スタンプハイク・精進料理の会 - mesetaのブログ
ここでムササビの飛行を初めて見ることができました。昼間何十回と通っている場所です。
夜行性のムササビは日没前後まえには姿を見せないということで納得です。
サブタイトルの「ナイトハイク×ムササビ観察×夜空観察」は全て体験出来ました。しかし、唯一暗闇体験の野生動物の発見はかないませんでした。予定の時間を大幅に超過しましたが、全員満足したようです。機会があればまたチャレンジしたいと思います。
以上です。



















































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