関東ふれあいの道 茨城県コース8 筑波連山縦走のみち(1)
2018年01月11日(木)07:01~16:45 晴
茨城県コース8 筑波連山縦走のみち(1)
距離:17.3km→24.5km/難易度:3/標準時間:6時間00分→実際時間:9時間44分/撮影ポイント:燕山頂の地名板
ルート:逆回り 真壁~つぼろ台~きのこ山~足尾山~一本杉峠~加波山神社~燕山~コース07分岐点~雨引観音~雨引千勝神社~旧・雨引駅~(本木バス停)
撮影ポイント:燕山頂の地名板
旧・雨引駅から、加波山、足尾山を経るコースです。雨引観音などの古刹を訪ねながら、起伏の多い筑波連山の山々を縦走するコースです。真壁城壁は、真壁氏400年の盛衰興亡を秘めた城跡で、国の史跡に指定されています。少し足をのばして、真壁の街並みを歩いて見るのもお勧めします。歴史を感じさせる一見の価値があります。
今日はコース8からコース7へと逆回りを予定していました。ところが案内に書かれている時間を大幅に超過して、コース8のみとなってしまいました。なぜそうなったかを後で検証してみます。
まず真壁の古い街並みをみながら、起点を目指します。
6:41
宿泊した伊勢屋旅館
明治中期に料亭「勢州楼」として建てられ、平成12年に国の登録文化財になりました。中に入ると昔のままの帳場や長火鉢があり、当時の様子が偲ばれます。 また屋敷の奥には、現代の名工によって修復された江戸時代の土蔵もあります。
真壁地区は県内初の重要伝統的建造物群保存地区。国の登録文化財が数多くあり、歴史ある町並みとともに息づいています。真壁に泊ってゆっくり散策しませんか\(^o^)/
旅館の前の下宿バス停
寄り道をしながら真壁の町を散策しました。
建築後50年を経過した住宅や蔵はもちろん幅広い建造物について保存及び活用を進めるため、平成8年に文化財保護法の改正によって登録文化財制度が成立しました。この制度により国の文化財登録原簿に登録されたものが、国の登録有形文化財。いわゆる「登録文化財」です。真壁には99棟もの登録文化財が歴史ある町並みとともに息づいています。登録文化財には真壁のみかげ石を使ったシンボルが立っております。このシンボルを目印に自分のお気に入りの登録文化財を探してみてはどうでしょうか。
6:45
高久家
6:46
潮田家
潮田家は、江戸末期には呉服・荒物・雑貨商を営み、明治時代には業務を一段と拡張し、土浦の豪商と親戚関係をもち、その商圏は、八郷・旧筑波・大穂・岩瀬に及び、いつしか「関東の三越」と呼ばれるようになった。現在は、煙草小売業を営むが、当時の主要な建物はそのまま現存しており、当時の隆盛ぶりが偲ばれる。
6:46
真壁町道路元標
6:51
真壁伝承館
真壁伝承館の隣の神社
6:53
真壁伝承館の裏
太極拳をやっていました。
真壁伝承館は、真壁の歴史や真壁城について学べる歴史資料館併設。歴史資料館では、桜川市全体の歴史から始まり、特徴ある中世から近現代の真壁地区の知られざる歴史を紹介した展示を見ることができます。入館無料です。営業時間 午前9時から午後4時30分
6:55
猪瀬家
6:58
鈴木家
7:00
りんりんロード(サイクリングロード)
「つくばりんりんロード(40km)」と「霞ヶ浦湖岸道路(140km)」を結び、全長約180kmにも及ぶ日本最大の長さを誇るサイクリングロードです。2016年11月25日に開通式が行われました。もともとは土浦から桜川市岩瀬まで関東鉄道筑波線が走っていましたが、昭和62年3月31日に廃線となり、その後「つくばりんりんロード(40km)」として整備されました。
7:01
つくばりんりんロード真壁休憩所(旧関東鉄道筑波線真壁駅)
ここが起点です。スタートしました。
観光案内はありますが、関東ふれあいの道の案内はありません。
7:05
最初の曲がり角ですが、指導標識は見当たりません。
茨城県3コース目なので慣れてきましが、本当に不親切です。
7:05
奉安殿
第二次大戦中まで、各学校で御真影や教育勅語などを収めていた建物。
7:07
T字路を右に曲ります。
何の標識もありません。
7:08
再びりんりんロードに出ます。向うに真壁休憩所が見えます。
7:11
バス通りを横切ります。
7:14
真壁城跡
中世、真壁・大和周辺を治めた真壁氏の城跡です。山裾の微高地を利用し造られた平城で、戦国時代に造成されたと思われる四重の堀や土塁が良好な状態で残されています。平成6年に12.5ヘクタールが国指定史跡となり、中世の遺構を今に伝える貴重な城郭となっています。
7:16
正面右側がきのこ山方面です。
7:22
田園風景
7:24
案内がないためどこを曲がるか地図をみていたら、丁度正面の家から女性が出てきたので道を尋ねました。そして次の角を左折しました。
左折したところに「みかげ」の案内板がありました。
7:27
ここを右折しようとしてスマホの国土地理院地図をみたところ違うようなので、直進しました。案内がないのには本当に「いらつき」ます。
7:30
これから向う山々です。
右から足尾山、一本杉峠、丸山、加波山、燕山方面です。
7:32
林道の様子
7:35
林道端上線、きのこ山まで5.2km、レストハウスみかげまで0.4km
コース案内では起点からきのこ山まで3.6kmとなっているにもかかわらず、すでに30分以上歩いてきたここからまだ5.2kmもあるとはどういうことでしょうか。信じられません。後で検証してみます。
7:50
みかげ憩いの森案内板
8:14
氷った水たまり
8:50
きのこ山まで0.7km、レストハウスみかげまで5.0km
きのこ山山頂までの距離は倍以上ありました。惑わすような指導標は不要です。0.7kmで行ける道があるなら、「最後までちゃんと案内しろ!」と言いたいです。
9:21
ようやくきのこ山山頂です。いい眺めです。
コース案内では起点からきのこ山まで3.6km、85分となっています。実際は8.0km、140分かかりました。後で検証してみます。
9:22
山頂脇の標識、足尾山まで2.6km
上曾まで2.7kmはコース9ですので、通りません。
9:29
石岡市と桜川市の境のようです。
9:33
きのこ山から0.9km、一本杉まで3.6km
9:52
ハングライダー、パラグライダースクールの案内
テイクオフ場所を覗いてみました。
飛び出す前の再確認
9:59
足尾山、きのこ山から2.3km、一本杉まで2.2km
10:00
足尾山神社まで0.1km
足尾山神社は寄りません。
10:11
木々の間から丸山にある風力発電の風車が見えます。(望遠)
10:13
コース略図
10:14
道の下にある休憩所
10:21
丸山の風力発電風車がまた見えました。目印になります。
10:24
ここからも足尾山に行けるようです。
10:28
林道丸山線
10:29
きのこ山から4.5km、加波山まで2.2km
振り返ると一本杉がありました。
10:37
風車の真下にきました。
10:39
もう一基に近づきます。
10:47
こちらは止まっています。
ようく見ると柱と羽根の間に人が乗るゴンドラがぶら下がっています。
違う角度から
10:50
自由の櫂と書いてあります。
10:51
採石場、10時・12時・15時発破作業のため飛石に注意
10:55
本来この辺りから左に入り加波山へ向かうはずですが、発破作業による立入禁止に気をとられ、見過ごしてしまいました。
10:56
途中の神社
10:59
東側の山々
11:03
普明神社
11:07
加波山神社まで500m、車の入口2km
加波山神社の矢印はありますが、道は荒れていそうなのでここではないと思い直進してしまいました。
11:13
水が流れているところはこの時間でも凍っていました。
11:20
また風車が見えます。
この先でgeographicaのトラッキングをみたところ、車道を行くとかなり遠回りなので戻ることにしました。
11:39
先ほどの加波山神社入口まで戻ってきました。ロスタイム32分
荒れた道を上り始めました。
11:41
道とは思えません。
11:42
沢を渡ります。
中央やや下に加波山神社の矢印が見えます。ここまでは合っていたはずです。
この先で道に迷い、完全に藪漕ぎとなりました。
12:29
草木をかき分けようやく神社の真下に出てきました。排水パイプから出た水が凍り付いています。
12:35
建物は見えますが、崖上で上り口が見つかりません。
結局この場所をよじ登ってきました。わずか500mを56分もかかりました。後で分りましたがそもそもコースからはずれており、本来通る必要のない道でした。
geographicaのトラッキングデータ
白丸が行き過ぎた部分、赤丸は藪漕ぎの部分本来の道は加波山山頂を通過します。
12:35
加波山神社
加波山神社のシダレザクラ
12:36
東京加波山講
12:36
加波山神社拝殿
12:38
狛犬の脇に加波山神社全体の略図がありました。それによるとここは本宮ではなく中宮の拝殿のようです。
よくgeographicaを見直すと一本杉を過ぎたあたりから登山道に入り、本宮へ向かわなければならなかったようです。コース案内の地図ではその辺は全く読み取れません。
指導標識がないためのミスが続きます。いまさら本宮には行かないことにしました。
神社は、真壁郡(桜川市真壁町)と新治郡(石岡市大塚旧八郷町)との境上に秀聳える加波山上(標高709m 三角点)加波山三社の首座として、又、加波山信仰の総本山として、日本武尊の御創建にて始まると伝えられる本宮御本殿(奥ノ院)が四方を見渡し、鎮座されて居ります。
12:41
加波山頂から0.4km、雨引山まで6.1km、燕山まで1.0km
12:45
加波山神社から下りてきたところ。正面の細い道を進みました。
12:46
指導標識と関東ふれあいの道石碑
12:58
中継所
13:01
薄くて読めません
休憩所とコース略図
コース略図
13:05
IBS茨城放送のアンテナ・中継所
13:07
燕山山頂、標高701m
13:19
撮影ポイント:燕山山頂の地名板
13:25
加波山から1.4km、雨引山まで5.1km
雨引山はコース7なので、分岐点までの距離にするべきです。
13:34
加波山から1.9km、燕山から0.5km、雨引山まで4.6km
13:39
急な下りです。ロープを利用しました。
13:45
長い下りが続きます。
13:47
加波山から2.5km、燕山から1.1km、雨引山まで4.0km
誰も間違えないようなところにはやたらに標識があります。本当に何を考えているのか疑いたくなります。
13:59
加波山から3.1km、燕山から?km、雨引山まで3.4km
何故か燕山からの距離が消されています。
14:13
加波山から3.8km、燕山から2.4km、雨引山まで2.7km
14:21
開けたところからの眺望
14:51
加波山から5.6km、燕山から4.2km、雨引山まで0.9km
14:59
加波山から5.6km、燕山から4.4km、雨引山まで0.7km
15:05
コース7との分岐点、加波山から6.0km、雨引観音まで1.7km、雨引山まで0.5km
当初はここから雨引観音を往復して、そのままコース7に向かう予定をしていましたが、時間的にとても無理です。コース7はあきらめました。
15:18
表示のとおり左折しました。
15:25
ここにも表示が
15:28
脇から境内に出てきました。雨引観音です。
雨引観音は雨引山楽法寺と申し、用明天皇2年(587年)梁の国人の法輪独守居士によって開かれた、厄除延命安産子育の霊験あらたかな延命観世音菩薩(国指定重要文化財)を本尊佛として、おまつり申し上げる坂東観音霊場第二十四番札所の名刹である。
いきなり鶏が
15:29
多宝塔
天平年中(730)聖武天皇の后、光明皇后の造建したものが嚆矢です。 天和3年(1683)当山十四世堯長が、三重塔を再建しようとして良材を集めて塔の第二重目まで建設したが、病のため果たせず、十五世堯宗は先師の遺命を奉じて翌 貞享元年正月、工事を進めて円成しました。ところが不思議にも、本堂が震動して観世音が自然開帳となり、群衆は数十日にわたって雲集し建築の費用もとめざるに集まった といわれています。 嘉永6年(1853)元盛暢光両師協力して十万人講を勧進して、三重塔を改め多宝塔としたのが現在の塔です。
15:31
今度は孔雀です。
15:39
スタジイ
板東33観音霊場第24番札所、雨引山楽法寺(あまびきさんらくほうじ)の参道石段途中に、「宿椎」と名付けられたスダジイの巨木が立っている。
15:40
孔雀放し飼いの注意
15:41
仁王門
建長6年(1254)宗尊親王の建立した門で、鎌倉時代の仏師康慶の彫刻した仁王尊を祠っています。 仁王尊は二躯であり、一体は阿の字一体は吽の字を示現すといい、力感溢れる 名彫刻です。門の周囲の彫刻は、宝永(1704)年中無関堂円哲が彫刻したもので、豪壮華麗の彫刻は日光のそれと対比されます。現在の建物は、天和2年(1628)十四世堯長が再建したものであり、茨城県指定文化財です。
15:42
雨引観音入口
15:43
加波山から7.6km、燕山から4.4km、旧雨引駅まで3.3km
15:51
雨引観音から0.6km、旧雨引駅まで2.8km
15:52
水郷筑波国定公園特別地域
15:53
雨引観音から1.6km、旧雨引駅まで2.2km
16:09
雨引千勝神社
16:21
標識を直進します。
16:23
雨引山方面を振り返りました。
16:32
雨引小学校前、雨引観音から1.9km、旧雨引駅まで0.3km
バス道路です。
16:35
16:36
大曾根辺り、旧雨引駅を探して一周してしまいました。
桜川市バスの大曾根停留所を探しましたが分りません。仕方なく本木まで歩きます。
16:45
本木バス停留所
ここをゴールとします。もう暗くなりかけてきました。、16:57発岩瀬駅行に乗ります。
朝7:01にスタートして実に9時間44分、geographicaでは25.4kmになっています。
バス停前のコンビニ
16:57発のバスは7分遅れでした。17:10岩瀬駅着で、17:17発の水戸線に乗る予定だったのですが、厳しくなりあきらめていました。ところがそこからノンストップで17:14に岩瀬駅前に着き、駆け込んで丁度ホームに入ってきた電車に乗ることができました。
距離:17.3km(20.1km)→24.5km/難易度:3/標準時間:6時間00分→実際時間:9時間44分
コース8の感想(2018年01月11日(木)07:01~16:45 晴)
茨城県はひどい!これにつきます。道案内の不備でまともに歩けません。、二股、三差路、四つ角、曲がり角のことごとく地図とGPSを確認しないと進めません。しかも距離も時間もいい加減です。
ここでこのコースの距離と時間について検証してみます。
茨城県発行のコース案内では起点からきのこ山まで3.6kmとなっています。その地図は次の通りです。
それに対しgeographicaのトラッキングは次のようになります。
さらにgooglemapで見てみます。
8.3km、2時間24分と出ています。
林道に入ってからのジグザグがまるで違います。きのこ山まで8.0km以上はあるはずです。3.6kmは直線距離としか考えられません。もしかしたら林道とは別の道があるのでしょうが、少なくとも関東ふれあいの道の標識は見当たらず、説明もありません。実際歩いてみてこの林道を選ぶしかなかったのです。
さらにコース全体の距離と時間について、茨城県ホームページでは
コース名:(8)筑波連山縦走のみち(1)
関係市町村:桜川市、石岡市
歩行距離:17.35キロメートル
歩行時間:約6時間
コース概略:雨引~雨引観音~加波山~足尾山~きのこ山~真壁
コース難易度:★★★
となっています。
茨城県発行のコース案内(大判)一覧表でも
歩行距離:17.3キロメートル
歩行時間:6時間
となっています。
ところが、同じ大判地図裏面にあるルート案内では次のようになっています。
ルートごとを足すと距離:20.1キロメートル 、時間:6時間55分となり、前2つと矛盾します。恐らくこれすら疑わしいと思いました。
資料のいい加減さにうんざりです。
コースタイム
都県 | NO | みち | 地点名 | 標高m | 区間km | 累計km | 正味h | 休憩h | 着t | 発t | 備考 |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 伊勢屋旅館より | ||||||||
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 真壁 | 39.2 | 0.0 | 7:01 | |||||
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | つぼろ台 | 423.2 | 6.3 | 6.3 | 1:49 | 0:00 | 8:50 | 8:50 | |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | きのこ山 | 527.9 | 1.7 | 8.0 | 0:32 | 0:00 | 9:22 | 9:22 | |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 足尾山 | 90.0 | 2.5 | 10.5 | 0:37 | 0:00 | 9:59 | 9:59 | |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 一本杉峠 | 430.2 | 2.0 | 12.5 | 0:30 | 0:00 | 10:29 | 10:29 | |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 加波山入口 | 627.3 | 0.3 | 12.8 | 0:38 | 0:32 | 11:07 | 11:39 | ミスロス32分 |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 加波山神社 | 627.3 | 1.9 | 14.7 | 0:56 | 0:03 | 12:35 | 12:38 | 昼食 |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 燕山P | 701.0 | 1.4 | 16.1 | 0:29 | 0:12 | 13:07 | 13:19 | 山頂 |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 07分岐点 | 346.0 | 4.0 | 20.1 | 1:46 | 0:00 | 15:05 | 15:05 | |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 雨引観音 | 194.7 | 1.2 | 21.3 | 0:23 | 0:14 | 15:28 | 15:42 | |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 雨引千勝神社 | 66.6 | 1.0 | 22.3 | 0:27 | 0:00 | 16:09 | 16:09 | |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | 雨引 | 64.6 | 1.3 | 23.6 | 0:23 | 0:00 | 16:32 | 16:32 | |
茨城 | 8 | 筑波連山縦走(1) | (本木バス停) | 49.7 | 0.9 | 24.5 | 0:13 | 16:45 | |||
集計 | 8 | 筑波連山縦走(1) | H30.1.11木 | 17.3→ | 24.5km | 8:43 | 1:01 | 9:44 | ←総h | 晴 |
以上です。











































































































































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