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富士山御殿場ルート(前編)2022.8.21 御殿場口新五合目~七合九勺

2022.8.21(日)曇後雨  8.4km


ルート:御殿場口新五合目~大石茶屋~次郎坊(旧二合五勺)~新六合目(半蔵坊)~六合目~七合目(日の出館)~わらじ館~七合五勺(砂走館)~七合九勺(赤岩八合館)


3年ぶりに富士山へ行ってきました。コロナ禍のため昨年・一昨年と控えていましたが、ようやく行くことができました。
というのも、これまで吉田ルート・須走ルート・富士宮ルート・通称プリンスルートの4ルートを登頂し、残っているのは一つだけだったのです。ようやくそのチャンスが訪れたということです。
しかし、御殿場ルートは距離が長いのと、一面の火山砂れき地で超難関ルートです。その証拠に登山者数は正規4ルートの中で一番少なく、10年間の統計でわずか 5.8%しかありません。


2021年夏期の富士山登山者数について(お知らせ) | 関東地方環境事務所 | 環境省
富士山の過去10年分の登山者数推移グラフ

御殿場ルートの登山口起点「御殿場口新五合目」の標高は1,440mです。他のルートと比べてみました。
  ルート                       登山口                      標高
吉田ルート      富士スバルライン五合目   2,305m
須走ルート      須走口五合目                     1,980m
富士宮ルート   富士宮口五合目                 2,400m
御殿場ルート   御殿場口新五合目             1,440m


同じ五合目でも、これだけの違いがあります。富士宮ルートとは約1,000mもの差で、それだけ難度が高いといえます。


一日目は標高3,300mにある赤岩八合館まで行きます。標高差は1,860mです。


いつも一緒に行ってもらっているTさんに、今年も同行をお願いしました。


06:10  御殿場口新五合目 駐車場に着きました


駐車場から山頂方面を見ると、雲に遮られてよく見えません


06:25  支度を済ませて登山口へ向います


トレステ(Mt.FUJI  TRAIL STATION)  第一駐車場で開かれています

Mt.Fuji Trail Station
富士山登山口のひとつ、「富士山御殿場口新五合目」に富士山と様々な形で触れ合うことができる交流拠点
訪れる人それぞれの目的に合わせ、より安心してアクティビティを楽しんで頂けるようなコミュニティースペースを提供します。


06:32  雲が消え山頂が顔を出しました


上に行くとトイレは有料なので、ここで用を足します


登山口の前にある富士山保全協力金1,000円を払います


体温測定後、測定済黄色バンドと協力者証バッジをもらいました

06:44  御殿場口新五合目 登山口  スタートしました


大石茶屋まで100m  左に見えます


振り向くと一面雲に覆われています


06:57  大石茶屋  通過しました


登山道・下山道の分岐点  登山道は左側です

山中湖が見えました


08:10  次郎坊  1,920m  ここで登山道・下山道がクロスします


08:36  標高  2,000m  


9:06  左側を見ると大砂走りを下山する人が見えます  左下は双子山


登山道も大砂走りと同様砂れきの道で、一歩ごとにズズッと滑り歩き難いです


一緒に行ったTさん


かなりガスってきました


徳川家康人生訓・・・なんでこんなところに?


「半蔵坊直下の18曲り」  少し見通しがよくなりました


御殿場音頭  

ブルドーザーが下りてきました


半蔵坊の真下です


11:55  半蔵坊(新六合目) に着きました


スイカを売っています  3年前は休業中となっていました


ここで雨が降ってきたためレインウェアを着ました


さらに雨・風が強くなり、ザックケースもかぶせました


14:08  六合目  2,830m  宝永山ルートとの合流点   ここからは前回と同じ道です


一瞬宝永山(2,693m)が見えました


 日の出館は見えますが、山頂は霞んでいます

14:35  標高3,000m  雨は小降りになりました


日の出館下の大砂走り起点  ここから登山道と下山道が合流します


14:53   七合目 日の出館(休業中) 標高3,030m


ベンチがないので、岩に腰かけて昼食をとりました


15:19  わらじ館 七合四勺  3,090m


砂走館手前の階段  また雨が強くなってきました

15:27  砂走館  七合五勺  3,120m  


下を見ると、左にわらじ館、右に砂走館が見えます


上を見ると、赤岩八合館が見えます


16:29   2004年10月から無人化された富士山測候所


土の色が赤くなってきました


16:47  赤岩八合館  3,290m  に到着です  今日はここに泊まります


ここに泊まるのはは2018年7月以来4年ぶりです

マスクを着用して小屋に入るとすぐ手指の消毒と検温があり、雨で濡れた衣服やザックを用意してくれたタオルでふき取って、靴をビニール袋に入れました


宿泊費(二食付き8,000円)を支払い、寝床へ


一人分50~60cmの幅です

前回なかった仕切りが、今回はコロナ対策のため設置されていました


17:55  夕食はカレーライスです


外はまだ雨が降っていますが、明朝は天気の予報です


明朝の起床は02:30の予定なので、18:30には床に入りました
御殿場ルート(前編)はここまでです


Google マイマップで作成  SUUNTのトラックデータ


カシミール3Dのマップ


カシミール3Dのグラフ


富士山御殿場ルート(前編)2022.8.21 のコースタイム

場所 標高m 区間km 累計km 総h 正味h 休憩h 着t 発t 備考
御殿場口新五合目  1,440  0.0km    6:44
大石茶屋  1,525  0.5km  0.5km    0:14  0:13  0:01    6:57    6:58
新五合五勺   1,920  2.1km  2.6km    1:27  1:12  0:01    8:10    8:11 次郎坊
御殿場新六合目  2,590  3.0km  5.6km    5:28  3:43  0:18  11:54  12:12 半蔵坊
御殿場六合目  2,830  1.1km  6.7km    7:25  1:56  0:01  14:08  14:09 宝永山分岐点
御殿場七合目  3,040  0.7km  7.4km    8:21  0:44  0:12  14:53  15:05 日の出館休業・昼食 
御殿場七合四勺  3,110  0.2km  7.6km    8:36  0:14  0:01  15:19  15:20 わらじ館
御殿場七合五勺  3,120  0.1km  7.7km    8:44  0:07  0:01  15:27  15:28  砂走館
御殿場七合九勺  3,300   0.8km  8.5km  10:07  1:23  16:51  赤岩八合館 泊
計:五~七合九勺  8.5km  10:07   9:32  0:35


富士山御殿場ルート(前編)2022.8.21 の感想
3年ぶりの富士登山のため楽しみだと思うと同時に、どうなることかと不安を持ちながら出かけました。最も難度の高い御殿場ルートを選んだのは、このルートだけまだ登ったことがなかったからです。
新五合五勺次郎坊あたりまではまあまあのペースでしたが、そこから新六合目半蔵坊までの3.0kmは予定時間を1時間以上超過するほどスローペースになってしまいました。大砂走りと同じ砂れきの道を上っていくことはかなり体力を消耗します。一息入れる回数が増え、なかなか進みません。さらに宝永山分岐点六合目までも大幅に遅れ、このままでは明るいうちに山小屋に着かないのではないかと心配になりました。雨も強くなり景観も期待できないなか、ただひたすら前を向き進もうとした原動力は何とかこのルートを成功させて全ルートを達成したいという強い気持ちがあったからだと思います。


以上です。
富士山御殿場ルート(後編)2022.8.22 七合九勺~剣ヶ峰~お鉢巡り~大砂走 - mesetaのブログ