富士山御殿場ルート(後編)2022.8.22 七合九勺~剣ヶ峰~お鉢巡り~大砂走
2022.8.22(月)晴時々曇 14.0km
ルート:七合九勺(赤岩八合館)~ご来光~御殿場口山頂~富士山本宮浅間大社奥宮~剣ヶ峰~お鉢巡り~御殿場口山頂~八合目~赤岩八合館~大砂走り~次郎坊~大石茶屋~御殿場口新五合目
昨日は18:30に床に入りましたが、なかなか寝付くことができません。疲れているのですぐ眠れると思いきや周りの人たちの声も聞こえ、ただ目をつぶっているだけの状態が続きます。何回となく腕時計をみましたが、ほぼ30分おきくらいの間隔でした。20:00過ぎには人の声もしなくなり、20:30には消灯です。それ以降も1時間おきに時計を見るような状況で、最後まで熟睡できませんでした。
8月22日の富士山頂日の出時間は04:59です。これまでの8月1日前後は04:42ですので、17分の差があります。赤岩八合館から山頂までは標準で1時間半だそうです。前回の時間を調べてみると2時間22分かかっていました。そのため3時前出発目標で2:30に起床しました。
02:34 外へ出て見ると
月が出て星もいっぱい、遠くには街の明りも見えます
三日月がきれいです
遠くに雷がかなり頻繁に光っていますが、雷鳴は聞こえません
02:54 七合九勺(赤岩八合館)前 標高3,290m 出発です
03:29 八合目 見晴館休業中 標高3,400m
03:33 長田尾根登山路建設記念碑
ヘッドライトをつけて上っていきます
04:56 大分明るくなってきました
05:11 山頂の手前でご来光の時間になりました 標高 3,660m地点
赤岩がさらに赤くなっています
山頂はまもなくです
階段を上ると
05:31 御殿場口山頂 標高3,700m
富士山頂浅間大社 銀明水
この石柱は前回台風の影響で倒れていましたが、修復されていました
噴火口 大内院
05:39 頂上浅間大社奥宮 左の山頂郵便局は休業中でした
高齢者(70歳以上)記帳所
生年月日・数え年年齢・踏拝回数・住所・姓名・電話の6項目を記入します
記帳後かわらけと扇をいただきます
いつもはこのかわらけでお神酒をいただくのですが、今回はありませんでした
郵便局が休業していることを知りませんでした、ポストも撤去されています
毎回はがきを送っていましたが、今年はあきらめざるを得ません
剣ヶ峰に向います
最後の馬の背 急坂です
06:12 カメラ撮影の列は大渋滞です
06:33 富士山頂記念撮影 20分以上待ちました
Tさんと一緒に
06:38 お鉢巡り(時計回り)
06:48 西安河原 影富士がきれいに見えました
今までは雲に映っていましたが、今回は地上でした
剣ヶ峰からは少し離れた場所です
大沢崩れを過ぎたところの万年雪
お鉢巡り|その他の登山道・ハイキングコース|富士登山オフィシャルサイト
小内院辺りから見た剣ヶ峰 かなり遠くなってきました
07:14 金明水 近寄ることはできません
大内院の向うに剣ヶ峰
07:35 吉田口山頂 厚い雲で河口湖などは見えませんでした
久須志神社の入口に「本年は終了いたしました 奥宮は八月二十八日早朝終了予定です」の張り紙がありました
07:29 吉田口・須走口下山道 左側です お鉢巡りはさらに上へ進みます
剣ヶ峰の真反対に位置します
07:49 伊豆岳あたり 狭い道です 怖そう!
07:59 朝日岳あたり 前回ご来光を見たところです
御殿場口山頂が見えてきました 一番左の岩が気になりました
祠の上にある岩です
ものすごく不安定なように見えます
08:07 銀明水 御殿場口山頂
8:15 下山開始です
石段を下りていきます
09:27 長田尾根登山路建設記念碑
富士山レポート長田尾根
強力として活躍した後、気象庁の職員となった長田輝雄さん。富士山をもっとも知り尽くしているといっていいベテランだったが、冬季登山中の御殿場口7合目付近で突風に煽られ、頭から岩に激突して即死してしまった。享年59歳。長田さんの死後、全国の気象庁職員から募金がよせられ、8合目の尾根から頂上に向かって幅1m、長さ1,100mの尾根伝いの登山道が開かれ、風から身を守る鉄柵が設けられたそうです。この登山道は「長田尾根」と呼ばれています。
09:29 八合目 見晴館休業中 標高3,400m
09:46 赤岩八合館に着きました ここで朝食をとります
10:28 赤岩八合館 七合九勺 標高3,290m 預けていた荷物を受取り出発です
無人化された富士山測候所
ほら貝を吹きながら下りてきた人
11:02 砂走館 七合五勺 標高3,090m
11:09 わらじ館 七合四勺 標高3,050m
11:31 日ノ出館休業中 七合目 標高3,030m ここでスパッツをつけ大砂走りの準備
11:35 大砂走り ここで登山道と下山道が分岐します
この辺りは大きな石がゴロゴロ
ガスが出てきました
見通しがよくなり山頂が見えます
宝永山が見えてきました
ここは2018年プリンスルートで来た時に左の下山道に入ってしまった場所です
12:09 下り六合 標高2,768m 宝永山への分岐点 下山道は左
休んでいるところに虫が止まりました
懸命に下っていきます 靴が見えないほど砂れきに埋まっています
バテバテで何度も休憩し、飲み物を飲みました
傾斜が急なことと足場不安定で、まともに立っていられず転んでしまうことも
13:30 次郎坊 1,920m 登山道と下山道がクロスします
ブルドーザーが抜いて行きました
14:19 大石茶屋 標高1,525m
登山道を直しています
14:36 御殿場口新五合目 標高1,440m ゴールしました
帰る途中御殿場市内の二代目魚がしで、遅めの昼食をとりました
刺身・天ぷら定食 おいしかったです
Google マイマップで作成 SUUNTのトラックデータ
カシミール3Dのマップ
カシミール3Dのグラフ
富士山御殿場ルート(後編)2022.8.22 のコースタイム
場所 | 標高m | 区間km | 累計km | 総h | 正味h | 休憩h | 着t | 発t | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
御殿場七合九勺 | 3,300 | 2:53 | 赤岩八合館 泊 | ||||||
御殿場八合目 | 3,400 | 0.4km | 0.4km | 0:37 | 0:36 | 0:01 | 3:29 | 3:30 | 見晴館休業 |
3,660m地点 | 3,660 | 2:23 | 1:41 | 0:05 | 5:11 | 5:16 | ご来光 | ||
御殿場口山頂 | 3,700 | 1.3km | 1.7km | 2:41 | 0:15 | 0:03 | 5:31 | 5:34 | |
浅間大社奥宮 | 3,740 | 0.1km | 1.8km | 2:53 | 0:05 | 0:07 | 5:39 | 5:46 | 記帳、郵便局休 |
剣ヶ峰 | 3,776 | 0.6km | 2.4km | 3:45 | 0:26 | 0:26 | 6:12 | 6:38 | 写真 |
お鉢巡り | 影富士 | ||||||||
御殿場口山頂 | 3,700 | 2.0km | 4.4km | 1:37 | 1:29 | 0:08 | 8:07 | 8:15 | ストック |
御殿場八合目 | 3,400 | 1.1km | 5.5km | 2:52 | 1:14 | 0:01 | 9:29 | 9:30 | |
御殿場七合九勺 | 3,300 | 0.4km | 5.9km | 3:50 | 0:16 | 0:42 | 9:46 | 10:28 | 赤岩八合館朝食 |
御殿場七合五勺 | 3,120 | 2.0km | 7.9km | 4:25 | 0:34 | 0:01 | 11:02 | 11:03 | |
御殿場七合四勺 | 3,090 | 0.1km | 8.0km | 4:33 | 0:06 | 0:02 | 11:09 | 11:11 | |
御殿場七合目 | 3,040 | 0.2km | 8.2km | 4:57 | 0:10 | 0:14 | 11:21 | 11:35 | 日の出館・スパッツ |
御殿場下り六合 | 2,768 | 0.8km | 9.0km | 5:32 | 0:34 | 0:01 | 12:09 | 12:10 | 大砂走り |
新五合五勺 次郎坊 | 1,920 | 2.4km | 11.4km | 6:55 | 1:20 | 0:03 | 13:30 | 13:33 | |
大石茶屋 | 1,440 | 2.1km | 13.5km | 7:41 | 0:46 | 0:00 | 14:19 | 14:19 | |
御殿場口新五合目 | 1,440 | 0.5km | 14.0km | 7:58 | 0:17 | 14:36 | |||
2022.8.22計 | 14.0km | 11:43 | 9:49 | 1:54 | |||||
2022.8.21計 | 8.5km | 10:07 | 9:32 | 0:35 | |||||
2日間合計 | 22.5km | 21:50 | 19:21 | 2:29 |
富士山御殿場ルート(後編)2022.8.22 の感想
全く熟睡できないまま、2:30 に起床しました。外は晴、ご来光の期待に胸が膨らみます。
日の出時間の5時に合わせて3時前に山小屋を出ました。当然辺りは真っ暗です。いつもより登山客は少ないようです。寝不足のせいか、前日の高低差1,860mの上り疲れのせいか、足が思うように上りません。岩場の急登になると、数mごとに立ち止まるような状況になりました。山頂まであとわずか40mの地点で、とうとう日の出時間となりました。吉田ルートなら途中でもきれいにご来光を見ることができますが、御殿場ルートでは山腹から顔を出すような状態です。今一つしっくりいかない感じですが、仕方ありません。
その代わり西安河原からの影富士は、雲ではなく地上に映ったきれいな形で見ることができました。
大砂走りでは前日の雨のせいか、多少湿っていて砂ぼこりは殆どありません。5.3kmにも及ぶ直線の下山道は圧巻です。勾配が急で、立ち止まってもズレ落ちてきます。さらに足がガクガクで踏ん張りがきかず、コケてしまうことも。
何はともあれ目標にしていた5ルート登頂を成し遂げることができました。疲れより、満足感の方が大きいです。
全ての登頂に付き添ってくれたTさんに、感謝・感謝です。本当に有難うございました。
以上です。
富士山御殿場ルート(前編)2022.8.21 御殿場口新五合目~七合九勺 - mesetaのブログ

































































































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