mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
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関東ふれあいの道 栃木県コース4 湿原とせせらぎのみち

2019年9月12日(木)  曇 08:49~13:19


距離:11.8km/難易度:3/標準時間:4時間00分⇒実際時間4時間30分
撮影ポイント:仏岩の解説標識
ルート:(逆)発光路~石割桜~不動の滝~象の鼻~仏岩~井戸湿原~前日光ハイランドロッジ


この日、朝 3:30に起きてすぐ鉄道の運行情報を見ました。すると「東武スカイツリー線が9月11日23時過ぎの落雷で運行見合わせ」の赤い字が目に飛び込んできました。すぐに迂回情報を見たところ、4ルート全て新幹線利用となっています。しかも時間表示は一切ありません。これは大変だぞと驚いて、今度は東武鉄道の運行情報を見にいきました。すると全線「平常運転」とあり、落雷のことなど一言も書かれていません。これはもう信じるしかないと、 4:30に家を出ました。北千住駅で恐る恐る行先案内板を見て平常どおりを確認して、胸をなでおろしました。
今日明日3コースを回ると栃木県が終り、1都6県全てクリアしたことになります。


関東ふれあいの道 栃木県コース4

前日光ハイランドロッジを出発し、横根山を経て、山あいにひっそりと広がる井戸湿原に向います。400種以上の植物が生育し「小尾瀬」とも呼ばれるこの湿原に咲く湿性植物の可憐な花は、このコースの見どころです。また、象の鼻展望台からは前日光牧場と日光・足尾連山の雄大な景色を眺めることができます。ここで休憩した後は、苔むした岩を洗うせせらぎに沿って下り、終点の発光路(ほっこうじ)を目指しましょう。発光路に伝わる強飯式(ごうはんしき)は、人間界を訪れる神仏を人々がご馳走でもてなすというもので、その歴史は古く、延文年間に日光修験者によって伝えられたものと言われています。


北千住駅:東武スカイツリー線 6:15発南栗橋行区間急行に乗ります


7:54  新鹿沼駅:時刻表どおり7:49に到着です


起点(コース4終点)発光路までの交通手段を事前に検討したところ、唯一の新鹿沼駅発リーバス「上粕尾山の神線」下りは16:11,19:11の2本しかないため使えません。また、路線バスで口粟野まで出て、上粕尾行の予約バスに乗り換える方法があります。これは口粟野10時発なので遅くなってしまいます。もうひとつ楡木駅か金崎駅から予約バスで行くこともできますが、柏尾地区は9時~15時台となっています。新鹿沼駅から発光路までバスの時刻表では1時間以上かかります。この日の鹿沼市日の入り時間を調べると17:54なので、コース4~3を通していくと日没になる可能性があります。何とか9時前には発光路をスタートしたいということで、タクシーを利用することにしました。


7:54  新鹿沼駅前:予約したこのタクシーに乗ります


タクシーの中


8:47  起点の発光路(ほっこうじ)に着きました、標高約500m:料金は10,900円でした

タクシー会社のホームページに料金検索のリンクがあり。調べたところ33km11,890円だったので少し安く済みましたが、過去最高のタクシー代でした


コース4案内板:この案内板では前日光ハイランドロッジまでとなっています
他の案内板では井戸湿原までのものもあり、混在しています


発光路解説板


バス道路:ガスってきました


8:49  上粕尾発光路バス停

コース4スタートしました


8:51  下手(したで)のカヤ

下手のカヤ
「下手(したで)」とは、この木が育っている斎藤家の屋号で、推定樹齢 850年、樹高 13m、目通り周囲 4.3mです。斎藤家の先祖によって植えられたものであり、この地方ではまれに見る古木です。カヤはイチイ科の常緑高木で県の北西部山地にわずかに自生しています。種子は食用、油用に利用することができ、材からは碁盤が作られます。社寺境内によく植えられています。


発光路から0.1km:下手のカヤ解説板

井戸湿原まで10.3km、以前はコース4の起点だったようで、指導標識は全て井戸湿原までとなっていました


下手のカヤを振返ってみました


8:54  発光路公民館


発光路強飯式説明板


発光路の強飯式は、毎年1月3日に、発光路の鎮守(ちんじゅ)妙見神社の祭り当番引継ぎの後で行われる強力(ごうりき)行事で、強飯行事の一つです。
これは、時をきめて人間界を訪れる神仏を人々が心をこめた御馳走をつくり、もてなす習俗で、一度に大量の飯や芋、酒などを受け人に強いるところから、強飯と呼ばれています。


8:55  発光路から0.1km、発光路強飯式の説明板:再びバス通りに出てきます


9:12  墨田区立あわの自然学園 区民山の家:立派な建物です


9:25  山ノ神バンガロー入口


9:26  山の神バス停


山の神ドライブイン


9:28  ここから林道に入ります

この辺りに石割桜があるはずですが、気が付きませんでした


林道前日光線 通行止


9:29  発光路から2.3km


里程標がありました


林の中を進みます


野瀬橋:下を流れるのは思川


9:43  奥深沢不動の滝


遠くに見えた奥深沢不動の滝

滝の流れ落ちる水音が聞こえてきます


林道前日光線 通行止:直進です、右は古峯神社方面


9:51  発光路から3.5km:ロープをまたいで進みます


車は通行止なので来ませんが、人にも出会いません


法面が崩れているところから覗くと、はるか下に渓流が見えました


10:29  発光路から4.7km


10:40  いくつもある渓流の中で一番見栄えのするところです


橋の手前のぬかるみは思ったより深く、靴が泥だらけになりました


10:44  里程標:発光路から6.4km


11:10  林道終点


発光路から7.7km:ここから山道に入ります


このような細い道や

木道を進みます


11:33  発光路から8.4km:白いビニールが目印です


11:55  牧柵にきました:直進の指導標識があります


横柵の外し方が書いてあります


面倒なので、一つ目は上を乗り越えました

2つ目は横柵の間をくぐって抜けました


12:01  発光路から9.2km、象の鼻まで0.1km


これが象の鼻?まさか!0.1km先とあるから違うよね


12:05  象の鼻展望台:小学生の遠足でしょうか、展望台は右側です

発光路から9.3km

コース案内板:この案内板の起点は湿原荘跡になっており、前日光ハイランドロッジを通るようにはなっていません


12:05   象の鼻展望台

残念ながらガスで全く見えません

せいぜい牧場の一部が見える程度です

象の鼻展望台
斜面に張り出した形のコンクリート製の展望台です。地形のいい場所にあるので視界はとても広いです。ここからは、日光、群馬、秩父の山々、天気が良ければ、遠くは富士山まで見える雄大な景色が楽しめます。


象の鼻:展望台の左にあり、小学校の先生が「これが象の鼻」と説明していました


前日光県立自然公園案内板

象の鼻から仏岩へ向う道が分らずうろうろしてしまいました、上の説明板の裏に休憩ベンチがあり道が続いていました


里程標:発光路から9.4km


井戸湿原方面へ右折します


12:14  仏岩に着きました


撮影ポイント:仏岩の解説標識

仏岩
この岩は、日光の山岳信仰の基礎をつくり、日光開山の祖と言われる勝道上人や修験者たちが山岳修行のためにこの地を歩き「仏岩」と名づけたものです。上人は日光開山に先立ち、大剣峰(横根山)で苦行したといわれ、深山巴の宿(じんぜんともえのしゅく)は、その間の中心道場であったといわれています。


12:34  シカ除けの柵


通り過ぎてロープを結んだところです


12:36  象の鼻から0.6km:湿原荘跡方面へ左折しました

どうやら井戸湿原周回コースへ行くのが正解のようです


コース案内板


井戸湿原まで0.1km:寄ってみることにします

横根高原のツツジ


12:44  井戸湿原:木道が続いていました

井戸湿原
横根高原周廻コース(井戸湿原周廻)
横根高原の山あい、標高約 1,300m付近にひっそりと広がるひょうたん形の湿原です。小さな高層湿原ですが、湿原性植物や周辺の亜高山植物など 400種以上が生育しているため「植物の宝庫」といわれ、早春の芽吹き、6月上旬のレンゲツツジ、8月の湿原性植物の可憐な花、10月下旬の紅葉など、四季折々に変化するすばらしい自然を見せてくれます。


12:45  発光路から10.3km、湿原荘跡まで0.05km


五段の滝:ここもパスしました


湿原荘跡が見えてきました


12:48  湿原荘跡説明板:以前のゴール地点と思われます

湿原荘跡
井戸湿原から 100mほど前日光ハイランドロッジよりに、かつて「湿原荘」と呼ばれる宿泊可能な無人小屋がありました。現在は老朽化のため取り壊され、跡地に四阿が設置されています。宿泊する場合は、前日光ハイランドロッジを御利用ください。


井戸湿原から0.1km:古峰神社方面に右折します


またもシカ除けです


12:58  井戸湿原から0.4km:前日光ハイランドロッジは出てきません


13:04  前日光牧場まで0.4kmの標識につられて左折しました

案内板をよく見ると横根山経由が正規のルートでした


牧柵に突き当たりましたが、くぐって通り抜けました、案内標識はありません


道がなくなったので、牧場を突き進みます


途中牛の群れに会いました


13:11  コースに復帰しました


ハイランドロッジの標識


どこまでも牧柵が続きます


ハイランドロッジと思われる建物が見えてきました


コース案内板:この案内板は前日光ハイランドロッジが起点・終点になっていました


13:19  前日光ハイランドロッジ、標高1,298m

前日光ハイランドロッジ
横根高原・前日光ハイランドロッジ
前日光県立自然公園内に位置し、横根高原には別名「小尾瀬」とも呼ばれる井戸湿原があり、動植物の宝庫として知られています(数多くの植物や高山植物が自生している)。横根山及び井戸湿原を中心とした周遊コースには四季折々ごとに変わる植物が自生しており、春から秋にかけてすばらしい景観が楽しめ、晴れた日には、象の鼻展望台で関東平野を一望できます。また、前日光ハイランドロッジは、牧場内にあるログハウス風の簡易宿泊施設です。その他、バーベキューや食事、休憩もでき、売店もあります。


コース4ゴールしました。


コースタイム

都県 NO みち 地点名 標高m 区間km 累計km 正味h 休憩h 着t 発t 備考
栃木 4 湿原とせせらぎのみち 発光路    496.5      0.0    8:49
栃木 4 湿原とせせらぎのみち 石割桜    646.8     2.3     2.3  0:39  0:00   9:28    9:28
栃木 4 湿原とせせらぎのみち 不動の滝    714.0     0.8     3.1  0:15  0:00   9:43    9:43
栃木 4 湿原とせせらぎのみち 像の鼻  1362.1     6.2     9.3  2:22  0:05 12:05  12:10
栃木 4 湿原とせせらぎのみち 仏岩P  1359.9     9.3  0:04  0:10 12:14  12:24 解説標識
栃木 4 湿原とせせらぎのみち 井戸湿原  1295.3     1.0   10.3  0:12  0:04 12:36  12:40
栃木 4 湿原とせせらぎのみち 前日光ハイランドロッジ  1298.3     1.5   11.8  0:39 13:19
集計 4 湿原とせせらぎのみち 2019/9/12(木) 11.8km 11.8km     逆  4:11  0:19  4:30 ←総h 曇時々晴


栃木県コース4 湿原とせせらぎのみち の感想
朝落雷による東武線遅延の運行情報をみたときは、一瞬あせりました。しかし、全線時刻表通りの運行でほっとしました。電車に合わせてタクシーを予約したので、なおさらです。もう慣れたとはいえスタート地点まで4時間20分、かなり遠いです。
いつものように誰一人出会いませんでしたが、細かなところでいくつかミスをしました。まず林道入口近くにあるはずの石割桜に気がつかなかったこと。恐らく林道前日光線通行止の看板に気をとられて、見落としたのだと思います。次に井戸湿原手前の標識を湿原荘跡方面に曲ってしまったこと。指導標識の井戸湿原周回コース方面方面へ行くのが正解だったようです。さらに横根山手前の前日光牧場方面の標識にだまされたこと。横根山山頂方面に進んで、前日光ハイランドロッジへ行くのが正しいルートのようです。ミスの原因は起点・終点の位置が変ったにもかかわらず、指導標識が修正されていないためです。


以上です。