関東ふれあいの道 栃木県コース3 高原と牧場のみち
2019年9月12日(木) 晴時々曇 13:25~16:38
距離:8.5km/難易度:3/標準時間:2時間45分⇒実際時間3時間13分
撮影ポイント:古峰ヶ原湿原の案内標識
ルート:(逆)前日光ハイランドロッジ~方塞山~ツツジ平~三枚石~古峰ヶ原湿原~身代地蔵~古峯神社
コース4を逆回りで前日光ハイランドロッジへ13:19に着き、少し休んでからこのコースに入りました。ゴール後宿泊予約した古峯神社宿坊で思わぬ出会いがありました。
栃木県コース3 高原と牧場のみち
古峯(ふるみね)神社を起点に、とちぎの景勝百選にも選ばれた古峰ヶ原(こぶがはら)高原を歩き、前日光ハイランドロッジに至るコースです。ツツジ類のきれいな古峰ヶ原湿原は、前半一気に上った後の絶好の休憩ポイントです。そこからの尾根道は、その昔、禅頂行者のみちと呼ばれ、修験のために使われていました。途中、さまざまな野鳥のさえずりを聞くことができるでしょう。また、栃木県は雷が非常に多いことで有名ですが、周りに高いものがない尾根などは特に危険です。日差しの強い夏の午後は雷が発生しやすいので、早朝に出発し、早めに下山しましょう。
13:25 前日光ハイランドロッジ
前日光牧場内にあるログハウス風の建物で、前日光つつじの湯の源泉を使用した温泉付簡易宿泊施設です。宿泊のほか、日帰り入浴や食事、バーベキューを楽しむこともでき、売店も備えています。近くの横根山、井戸湿原、象の鼻展望台などを歩くために便利な拠点です。
コース3スタートしました
出発してすぐ前日光ハイランドロッジ方面を振返ったところです
前日光ハイランドロッジから0.4km、古峯ヶ原湿原まで3.7km
ここ一ヶ所だけ牧柵が途切れ外に出ることができます
コース案内板ですが、汚れていて分りません
前日光牧場:前日光ハイランドロッジが遠くに見えます
牧柵に沿った道にビニールの目印がありました
前日光牧場の牛たち
横根高原に広がる標高約 1,300m、約 70haの牧場で、酪農家の乳牛を育成しています。鳥の声を聴き、のんびり草を食べるホルスタインを見ながら、気持ちの良い眺望が楽しめます。夜には、都会では見られないきれいな星空があおげます。
左 方塞山、右 横根山頂
少し迷ったところです
この手前に古峯ヶ原高原トレイルランのはがれそうな表示があり、矢印方向に進んだところ道ではない方へ行ってしまい、あわてて戻りました
第6回古峯ヶ原高原トレイルラン
このトレイルランの舞台であります古峯ヶ原高原は、日本古来の山岳信仰と仏教が結びついた「修験道」の道場とされてきました。奈良時代に日光を開山した、勝道上人が修行を行った場としても知られています。コース上には「三枚石」「巴の宿」など史跡が存在しており、みなさんにはまさに修験者の道を走っていただきます。
2019年9月21日(土)○ミドル-約40Km ○ショート-約17Km
里程標:古峯神社まで7.0km
方塞山の鉄塔が見えてきました
14:06 方塞山山頂、標高1388.6m
少しガスが出てきました
三枚石方面に進みます
14:20 ツツジ平
三枚石に着きました
古峯原金剛山瑞峯寺奥之院:お寺なのに鳥居があります
今から凡そ1250年前、聖武天皇の御代、天平宝字元年(757年)に、日光山を開いた勝道上人(しょうどうしょうにん)によって当山奥之院三昧石(三枚石)が開創されました。
御年二十三歳の時であります。下野の名刹出流山(いずるさん)より奥之院にきた時に、峯に古色蒼然とした広大な原野があるので、古峯原(こぶがはら)と名づけられました。一説には華供(はなく)の峯が供峯(くぶ)になり古峯(こぶ)になったともいわれています。
14:24 三枚石
それでなくても霊験あらたかなところに、霧が出て何ともいえない神秘的な光景でした
三枚石の右隣にある夫婦岩
古峯原金剛山瑞峯寺奥之院:後ろに三枚石があると気がつかなかったのでもう一枚
古峯ヶ原高原まで1.7km:古峯神社(健脚向)への分岐点
修験道の脇にいくつもの像がたっています
左から 辯天龍神、大白龍神、弘法大師修行像
三枚石の裏側と聖観音菩薩
天狗の庭
古峯ヶ原高原まで1.0km:かなり下ります
金剛山瑞峯寺 二ノ鳥居の後ろ
通り過ぎて振り返った金剛山瑞峯寺 二ノ鳥居 の正面
金剛山瑞峯寺 一ノ鳥居
古峯ヶ原湿原に出てようやく霧が晴れてきました
コース2で通る古峯ヶ原ヒュッテも見えています
古峯ヶ原湿原
ヤシオツツジ、ヤマツツジ、コメツツジなど多くのツツジ類に囲まれた小さな湿原です。ヌマガヤ、ミズゴケを主とし、アブラガヤ、ヤチカワズスゲ、ノハナショウブ、コバギボウシ、エゾシロネ、チダケサシ、ヒメシダなどの湿原性植物が生育しています。8月頃には、ヒヨドリバナ、コウリンカ、ノハラアザミ、アケボノソウ、サワギキョウ、アキノウナギツカミ、コオニユリ、ヌマガヤ、ノリウツギ、ホザキシモツケなどの花が見られます。
15:03 古峯ヶ原(こぶがはら)湿原です
高原の鐘:「山の日」制定を記念して平成28年8月に設置されたそうです
mesetaの鐘ということなので、記念に三つ鳴らしました:昔(1959年)ブラウンズが歌って全米No.1になった「谷間に三つの鐘が鳴る」を思い出しました
コース案内板:古い案内板なので終点が井戸湿原になっています
撮影ポイント:古峰ヶ原湿原の案内標識
関東ふれあいでは古峰ヶ原ですが、現地では古峯ヶ原の表記の方が多いです
案内標識の脇にあるお地蔵さん
鹿沼市観光案内
古峯神社に向けて出発です
15:16 古峯神社まで4.2km、県道からすぐ山道に入ります
ずっと下りの道です
15:24 古峯神社まで3.8km
沢を渡ります
古峯神社まで3.3km
15:48 古峯神社まで3.1km
コースマップでは残り3.0km地点に身代(へつり)地蔵があることになっています
あと100mだと思いながら、この標識を通り過ぎました
しかし階段を下りてしばらく行っても一向に現れません、100mほど行ったところで道がはっきりしなくなり、しばらく行ったりきたりしてしまいました
辺りを探しましたが、とうとう分らず諦めて下りていきました
翌日コース2で確かめたら、先ほどの3.1km地点の真ん前に解説板が立っていました
完全な見落しです、指導標識の距離ばかり注意していたため気がつきませんでした
15:52 古峯神社まで2.9km、県道草久足尾線に出てきました
振り返るとこんな感じです、明日また来るので見落とさないようにチェックしました
古峯ヶ原高原から2.2km、古峯神社まで2.0km
地蔵岳方面通行禁止の看板
いい道ですが、いくつもヘアピンカーブを通って下っていきます
古峯神社まで0.5km、三枚石新道入口(健脚者に限る)、かなり荒れているようです
ハイキングコースガイドマップ
古峯ヶ原高原から4.2km:距離からするとここがゴールかも知れません
古峯神社バス停方面:神社は左です
古峯神社に着きました
古峯神社
祭神は日本武尊で、臣下の藤原隼人が京都から移住して日本武尊の神霊を祭ったのが始まりと言われています。江戸時代には、古峰ヶ原天狗(日光天狗)として、鞍馬山、愛宕山、秋葉山などと同様に天狗信仰で有名になり、連日多くの信者が参詣しました。神社には、奉納された大小多数の天狗面があり、江戸時代に奉納された二つの巨大な天狗の面は、鼻の高さが 91cm、重さが約 150kgもあり、災厄消除の神として信仰されています。
16:38 古峯神社参道
ここをコース3のゴールとしました
古峰園の案内板
古峯園入口
橋を渡ります
16:40 受付には誰もいません
古峯神社の庭園として、大芦川の清流を引き、広大な自然の地形を生かして作られた面積凡そ82500平方メートル(25000坪)の廻遊式日本庭園です。山々に囲まれて自然のなかに建つ風雅な建物や、四季折々に咲きみだれる花々が美しい風景をつくりだしております。どうぞご参拝後のひとときをお過ごしくださいませ。
17:00閉園なので入らずに戻ります
正面が本殿です
珍しい茅葺きの屋根です
今日はここに泊るのですが、どこが受付なのかよく分りません
しばらく建物の周りを歩いてみます
古峯神社拝殿
神社の中に郵便局があります
後から分ったのですが泊ったところは郵便局の上の窓が見える部屋でした
拝殿の右にある玄関から靴を脱いで上がってみました
左手奥のほうに明りが見え、人がいたので行ってみます
祈祷殿の前を通ります、どの部屋にも天狗がいます
天狗朱印、こちらは印刷したものだそうです
受付で支払いをしようとしているとき、突然声をかけられました
「mesetaさんですよね、確か今回で関東ふれあいは最後のはずでは・・・」
関東ふれあいの道で、今まで一度も声をかけられことはありません、初めてのことなのでびっくりしました
横浜に住んでいるというこの方はやはり全コースを目指しており、1都4県を終えて群馬県の一部と栃木県を残しているとのことです
特に栃木県はこの日が最初ということで、コース2を通洞からきて明日コース3~4を回るとのことでした
この後、神職の方から下駄箱、個室、風呂、食事の部屋などの案内を受けました
下駄箱には筆で書かれた二人の名前が貼ってあります
大広間:288畳
この他100畳の中広間、大小各種の参籠室など一晩に約350名が宿泊できるそうです
長い廊下の突き当たり右にお風呂場があります
部屋の鍵とタオルです
キーホルダーも天狗です、ずっしり重く鈴になっています
部屋の前にも名前が書かれた紙が貼ってありました
個室です、旅館と変りません
食事の前、お風呂へ行くついでに中を歩いてみました
非常口のドアから外をみたところ
天狗の間:黒いくちばしのある「烏天狗」と顔が赤く鼻の長い「大天狗」
400年も前に奉納されたもので、鼻の高さは91cm
廊下や部屋のいたるところに天狗がいます
当社は別名「天狗の社」とも呼ばれ、神社内参籠室や廊下には所せましと天狗の面、或いは、扁額・威儀物(火ばし、下駄、わらじ、天狗人形)が掲げられております。これは熱心な崇敬者から心願成就の暁に奉納されたものばかりです。天狗はご祭神のお使いとして、崇敬者に災難が起こった時、直ちに飛翔して災難を取り除いてくれる(災厄消除・開運)偉大なる威力の持主として広く根深い民間信仰を集めております。
古峯神社不滅の御神火
御神火の爈にかかる大湯釜:火は創祀(1300余年前)以来絶やしたことがありません
夕食は18:00からで長い廊下を通り部屋に着くと、そこにも二人の名前が書かれた紙があり、さらにお膳の前にも名前がありました
最初は二つのお膳は離れていたのですが、関東ふれあいの仲間同士ということで差し向かいに変えていただきました
御神酒がついています
お互いコースの反対方向から来たので今日の様子など情報交換をしながら、初対面とは思えないほど話がはずみました
かわらけと袋:お土産にどうぞということで、袋に入れて持ち帰りました
コースタイム
都県 | NO | みち | 地点名 | 標高m | 区間km | 累計km | 正味h | 休憩h | 着t | 発t | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
栃木 | 3 | 高原と牧場の | 前日光ハイランドロッジ | 1298.3 | 0.0 | 13:25 | |||||
栃木 | 3 | 高原と牧場の | 方塞山 | 1388.6 | 1.7 | 1.7 | 0:40 | 0:01 | 14:05 | 14:06 | |
栃木 | 3 | 高原と牧場の | ツツジ平 | 1370.2 | 0.7 | 2.4 | 0:14 | 0:00 | 14:20 | 14:20 | |
栃木 | 3 | 高原と牧場の | 三枚岩 | 1368.9 | 0.2 | 2.6 | 0:04 | 0:01 | 14:24 | 14:25 | |
栃木 | 3 | 高原と牧場の | 古峯ヶ原湿原P | 1146.9 | 1.7 | 4.3 | 0:38 | 0:12 | 15:03 | 15:15 | 案内標識 |
栃木 | 3 | 高原と牧場の | 身代地蔵 | 949.6 | 1.2 | 5.5 | 0:35 | 0:00 | 15:50 | 15:50 | |
栃木 | 3 | 高原と牧場の | 古峰神社 | 638.2 | 3.0 | 8.5 | 0:48 | 16:38 | 宿坊泊 | ||
集計 | 3 | 高原と牧場の | 2019/9/12(木) | 8.5km | 8.5km | 逆 | 2:59 | 0:14 | 3:13 | ←総h | 晴時々曇 |
栃木県コース3 高原と牧場のみち の感想
2019年9月12日(木) 晴時々曇 13:25~16:38 距離:8.5km/難易度:3/
標準時間:2時間45分⇒実際時間3時間13分
コース4を終え前日光ハイランドロッジ前で少し休憩してから入りました。牧柵の途切れたところから柵に沿って方塞山へ向うところで分かり難い箇所がありました。古峯ヶ原高原トレイルランが9月21日にあるということで、コース上に案内表示がいたるところにあります。その矢印を参考にしていたところ、しっかりとまっていない矢印の方向に進んでしまい、あわてて戻りました。牧柵は方塞山山頂まで続いており、牧場の雄大さが分ります。
山頂を抜けると一転して、「修験」を感じさせる山道に変ります。三枚石あたりから霧が出てきて、何ともいえない神秘的な光景でした。古峯ヶ原湿原からの下りでは指導標識に気をとられ、身代地蔵を見落としてしまいました。コース2で再び通るので、今度はしっかり見届けたいと思います。この日の宿は古峯神社の宿坊ですが、初めての経験です。宿泊者は2名ということで、ほぼ同時に入館しました。するといきなりその方からブログ名で声をかけられました。今日明日で関東ふれあい全コースを完了することもご存知でした。よくご覧になっているとのことで、夕食時にはふれあい談義に花が咲き楽しい時間を過すことができました。
以上です。
































































































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