富士山プリンスルート 前半 富士宮口五合目~宝永山~御殿場ルート七合九勺
2018年7月30日(月)~31日(火)
本当は7月29日に行く予定でしたが、台風12号の影響でかなり厳しい状況になり、前日宿泊先に確認のうえ1日ずらしました。
気象庁ホームページ 7月28日16時現在
これまで吉田ルート2回、須走ルート1回行っていますので、今回は宝永火口を通るプリンスルートにしました。
プリンスルートで富士登山 | 御殿場市観光協会
平成20年(2008年)8月、皇太子殿下が富士山に初登頂されたときのルートが「プリンスルート」です。富士宮ルートと御殿場ルートの良いところを取り入れたコースで、富士山の魅力をたっぷりと味わいたい方におすすめです。スタートは富士宮口五合目です。標高2400mの高所からスタートするので登山の道のりが比較的短く、初心者にも安心です。
各ルート別の最近の登山者数は次のようになっています。
環境省では、富士山の登山者数を把握するため、平成17年から各登山道の8合目付近に赤外線カウンターを設置して登山者数調査を実施しています。富士山8合目における平成29年開山日(吉田ルート:7月1日、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート:7月10日)から9月10日までの登山者数の合計は約28.5万人でした(前年同時期との比較で約3.9万人の増)。
昨年2017年の実績では吉田ルートが 60.6 %とダントツで、御殿場ルートは 6.5 %と最も低くなっています。須走ルートは 8.2 %、富士宮ルートは 24.7 %でした。
「各登山道の8合目付近に赤外線カウンターを・・」ということからすると、プリンスルートは御殿場ルートにカウントされるようです。
水ヶ塚公園から富士宮口五合目行のシャトルバスに乗ります
7:18 水ヶ塚公園駐車場入口
台風で1日延ばしたのは正解でした。快晴です。
これまで富士山にいつも一緒に行ってもらっているTさんに車で送ってもらいました。Tさんはゴール地点の御殿場口に車を置くため御殿場駐車場へ向かいました。後からバスを乗り継いで追いかけてくる予定でした。ところがバスの便が悪く2時間半後になってしまいます。そこで、Tさんは御殿場コースをそのまま上り、御殿場六合目で合流するように急遽変更しました。
7:18 水ヶ塚公園シャトルバスのりば
7:30発の始発に乗りますが、それほど混んでいないようです。
切符売場で富士宮口五合目までの片道切符1,150円を買いました。その向こうに富士山保全協力金の机があり、1,000円を払いました。
富士宮口ルートは青色でした
7:28 水ヶ塚公園から見た富士山、中央に宝永火口、右に宝永山が見えます
バスのりば前
平成30年 富士宮口 マイカー規制シャトルバス
水ヶ塚公園⇔富士宮口五合目 時刻表
8:00 富士宮口五合目に到着:乗ってきた富士急行シャトルバスです
乗客は15~16人です
8:02 富士宮口五合目レストハウスからの眺め
8:09 富士宮口五合目レストハウス:山頂をバックに一枚
8:10 レストハウス出口からみた山頂
8:15 富士登山ルート案内
8:15 富士宮口五合目:この階段を上っていよいよ出発です
8:16 富士山表口 標高2400M
8:17 樹林帯はここまでです
8:18 富士宮口五合目公衆トイレ:協力金100円をお願いします
8:31 下に富士宮口五合目駐車場が見えます
8:32 ブルドーザー道路を横切ろうとしたとき、ちょうど上がってきてしばらく待たされました
8:34 六合目雲海荘に着きました
富士宮口六合目:標高2,490m:雲海荘と宝永山荘があります
8:35 六合目雲海荘
自動販売機:500mlペットボトルは300円です
8:36 ここで富士宮ルートとお別れです、宝永山まで60分と書いてあります
富士宮口六合目案内図
8:37 ここから下りになりますが、いきなり狭い道で前も後ろも誰もいなくて少し不安になりました
8:41 振り返ると六合目雲海荘が見えます
8:44 宝永山遊歩道:富士宮口六合目から0.3km地点
富士山の南東側山腹には大きな噴火口があります。江戸時代に噴火した、富士山では最も新しい宝永山の噴火口です。宝永山遊歩道は、その火口を横断するコースです。オンタデや数種の植物がまばらに生える火口は、火山としての富士山のダイナミックな姿を堪能できます。富士宮口五合目をスタートし、宝永山遊歩道を経由して御殿場ルートへ至る登山ルート(通称:プリンスルート)としても利用できます。
8:47 宝永火口:江戸時代に噴火した、富士山では最も新しい宝永山の噴火口です
8:48 宝永第一火口縁:宝永山遊歩道、宝永山まで55分、標高2,466m
ここで初めて写真を撮っている男女二人連れに出会いました。二人は何故かしばらくとどまっていました。
8:50 山頂方面を見たところです
8:57 火口庭:宝永山遊歩道、宝永山まで50分
8:58 こんなところに富士山では珍しい休憩所のベンチがありました
宝永火口越しに山頂方面
宝永火口説明板:痛んでいてよく読めません
中央は宝永第一火口縁ですが、まだ先ほどの男女がいるようです
宝永火口の上部を望遠で撮りました
9:23 宝永火口の中心から少し過ぎたあたりです
9:32 馬の背に向かう長い坂道で、親子3人連れを追抜きました
その後一休みごとに抜きつ抜かれつを繰り返しました。砂混じりの歩きにくい道です。
9:51 宝永火口の上のほうまできました:山頂方面を見たところです
10:13 宝永山馬の背:標高2,721m、左の道から上がってきました
御殿場口六合目方面にかなりの登山者が見えます
10:15 正面の宝永山山頂に向かって歩き出しました
10:20 途中ショートカットして火口庭に下りていく人がいました
10:22 宝永山山頂:標高2,693m
1707年(宝永4年)11月23日の宝永噴火によりできた・・・
10:22 宝永山頂標識前で富士山頂をバックに
丁度親子二人連れがいたので、お願いして撮ってもらいました。
三重県から車で来たそうで、やはり台風を避けて今日にしたとのことです。昨年は二人で吉田口からツアーに参加したのですが、ペースが速く当時小学校5年生だった子供は高山病にかかり途中リタイヤしたとのことです。今年はリベンジで一番標高の低い御殿場口(1,440m)から四辻・御殿庭入口を通って上ってきたと言っていました。父親は7回目の富士山でこのコースの下見もし、距離は長いけれど何とか成功させたいと真剣な顔で話してくれました。今日は砂走館を予約しているとのことですが、寝起きに高山病にかかるケースがあるというので、着いたらすぐ山頂に行ってしまいたいとも言っていました。ここまでは大丈夫というので、小学6年生になったという男の子に「頑張って」と声をかけたら、「はい」と元気よく答えてくれました。
10:31 親子を残し宝永山頂を離れました、その間誰も来ませんでした
10:33 富士山頂の方を振り返ると、馬の背付近に大勢の人が見えます
10:38 宝永山馬の背に戻ってきました
10:51 プリンスルートの標識
10:56 御殿場ルート下り六合:プリンスルートは直進して白い柱を右に曲がらなければなりません、右は御殿場ルート下山道・大砂走
10:57 白い柱の手前です、振り返ると宝永山山頂が見えます
ここでミスをしました。白い柱をまっすぐ進んで下山道に入ってしまったのです。砂地で一歩足を踏み出すとズズっとずり落ちてくる歩きにくい道です。100mほど進んだところで下山者が「ここは下山道で、3倍はかかるよ」と教えてくれあわてて戻りました。大砂走りを上ろうとしたのですから、歩きにくいのは当り前です。
11:11 右の下山道から白い柱に戻り、プリンスルートの登山道に入り直して振り返ったところです、左に見える道筋が宝永山からの道です。標識に気がつきませんでした。
11:14 見上げると下山道を下りてくる人が見えました
11:26 御殿場口六合目
ここでTさんと合流することにしていたので電話をしました。今どの辺か尋ねたところ「まだあと1時間以上かかるので、先に行ってほしい」とのこと。砂地の道で思ったより時間がかかっているようでした。御殿場口新五合目1,440mに対し、富士宮口五合目は2.400mですから標高差は約1,000mもあります。(Tさんは12:58に六合目通過)
11:26 ということで、ここから御殿場ルートを上っていきます
11:30 振り向いて宝永山を見たら、雲がせり上がってきて登山道にかかってきました
11:32 富士山頂は相変わらず快晴で、この辺りはなだらかなジグザグ道が続きます
上って行く人が数人確認できます
11:41 宝永山も大分遠くなってきました、雲は下にとどまっています
11:54 雲が迫ってきました
11:56 あっという間に雲が上がってきました
12:01 雲に覆われ下界は殆ど見えません
12:05 パノラマで見ると雲の広がりがよく分ります
12:18 山頂は相変らず晴れ渡っています
12:20 標高3,000mを超えました(Tさんは13:47に3,000m通過)
12:28 下りルートとの分岐点です、右は帰りに通る大砂走りになります
宝永山がまだ見えます
12:29 七合目まで50m
12:33 七合目:日ノ出館があった場所です、壊れたベンチで昼食を食べました
12:56 七合目日ノ出館跡を出発です:標高3,030m
(Tさんは13:51に日ノ出館通過)
12:56 するとランニング姿の若い女性がスイスイ追抜いて行きました
13:01 また雲が
13:05 自衛隊でしょうか、数十人のグループが下りてきました、女性も多数います
13:11 山頂は穏やかです
13:16 七合四勺 わらじ館:標高3,050m
(Tさんは14:06にわらじ館通過)
13:16 ここにも多くの隊員がいます
13:17 わらじ館入口
13:17 わらじ館前より宝永山を望む
13:21 道幅は広く、ブルドーザーの通った跡があります
13:24 七合五勺 砂走館:標高3,090m、あの男の子は無事着いたでしょうか
(Tさんは14:21に砂走館通過)
13:33 雲の量が多くなってきました
13:33 わらじ館の屋根が見えます
13:36 砂走館
13:37 赤岩八合館が見えてきました
13:40 砂走館の屋根
14:07 また雲が迫ってきました
14:15 砂走館が小さくなりました
14:18 赤岩八合館が大きくなってきました
14:24 鳥居のように立っています
14:30 何かの小屋です
後日調べたところ2004年10月から無人化された富士山測候所だそうです
14:42 小屋の屋根
14:44 溶岩がゴロゴロしてます
14:59 赤岩八合館手前です
15:00 七合九勺 赤岩八合館:標高3,290m
15:01 赤岩八合館:今日はここに泊まります
Tさんは今頃どこでしょうか、来るまで外で待つことにします
15:11 10分ほどしてTさんが上がってきました
15:12 あと少しです
Tさんは12分遅れで到着です
15:12 8時間ぶりの再会です
快晴ですが標高3,290mということもあり、汗ばむこともなく快適です。
15:32 赤岩八合館メニュー、ペットボトルは500円です
15:33 赤岩八合館前からの眺め
15:33 赤岩八合館前
15:41 赤岩八合館の中、食事は17:00からです
16:31 バイオトイレの説明
17:07 夕食のカレーライス、お代わり自由
2008年に皇太子徳仁親王殿下が富士登山を行った際の宿泊地ということで、写真が飾ってありました
明日は1:00に起床予定のため、寝る準備をして18:00前には床に入りました。
前半はここまでです。










































































































このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。