mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
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2020.01.11 海老名の歴史と自然を訪ねて 小田急沿線自然ふれあい歩道2-29

2020.01.11(土)海老名駅~海老名駅 6.4km 曇
ルート:海老名駅~①海老名の大ケヤキ~②東光山国分寺~③国分八景公園~④ひさご塚公園(ひょうたん山公園)~⑤八坂神社と鳳勝寺~⑥長泉寺~⑦目久尻川(小園橋付近)
~⑧目久尻川沿いの田園風景~⑨伊勢山自然公園~⑩史跡逆川~⑪相模国分寺跡~海老名駅


海老名駅東口改札でコース29と30のチラシをもらいました。今日は欲張って3コースを回る予定です。全部回ると20kmを超えます。3コース目ゴール地点厚木市の日没は16:48なので、間に合うか心配です。


2-29 海老名駅コース
海老名駅コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄
相模平野、座間丘陵、相模原台地、目久尻川など変化に富んだ地形に対応した土地利用がなされ、斜面林や水田、畑などの農村景観に出会えます。また、相模国分寺跡をはじめ、古墳や史跡、寺院など数多くの場所を巡ることで、これらの自然の中で育んだ歴史に出会うことのできるコースです。


コースマップ

8:49  海老名駅 東口 スタートしました


中央公園、お店が一杯出ています


海老名中央公園は海老名駅前の中心街の中にあります。大型商業施設「ビナウォーク」に囲まれており、公園は買い物の人などでいつも賑わっています。公園地下には駐車場(有料)があります。


海老名駅 七重の塔 の前を通ります

七重の塔モニュメント | えびなめぐり
海老名のシンボル「七重の塔」は、平成4(1992)年に市制20周年を記念して観光の象徴として建てられました。奈良時代の海老名にあった相模国分寺の七重塔を1/3に縮小して再現したものです。

ビナウォーク フロア ガイド

海老名駅前、おもしろタウン! ViNAWALK - ビナウォーク
ビナウォークはマルイファミリー海老名、TOHOシネマズ海老名、約150の専門店が集うワンストップライフマーケットです。


9:03  ①海老名の大ケヤキ 

ケヤキは落葉の高木で樹形が扇を半開したように美しく、建築材としても有用であったため、古くから寺社や屋敷周辺などに植えられました。この大ケヤキは神奈川県の天然記念物に指定されています。

海老名の大欅 | えびなめぐり
神奈川県指定の天然記念物です。樹齢約580年と推定され、「海老名の大欅」の名で親しまれている巨木です。現国分寺参道の入り口にあります。この大欅には相模湾が深く内陸に入り込み、この辺りが入り江になっていた頃に漁師が船をつなぐために逆さに打ち込んだケヤキの杭が根付き、枝を張って成長したという言い伝えがあります。


9:06  ②東光山国分寺 

奈良時代に建立された相模国分寺が荒れ果てて滅失した後、江戸時代に中規模の国分寺が再建されましたが、再び焼失再建を経て、現在に至ります。国の重要文化財に指定された梵鐘もあります。

相模国分寺は西に大山、丹沢系を望み、南北にのびた丘陵の県央のこの地に建立された当寺は、聖徳太子の17条憲法第2条、「篤し三宝を敬へ、三宝とは仏法僧なり。即ち四生の終帰、万国の極崇、何れの世、何れの人かこの法を尊ばざる。人甚だ悪しきもの鮮し、能く教あるをもて之に従ふ。それ三宝に帰せずんば、何を以って枉れるを直さん。との理想を、聖武天皇によって実現されたお寺です。


9:06:13  ③国分八景公園 

座間丘陵の高台にある公園で、海老名市街地や大山などが眺望できます。高台からの絶景をたたえた江戸時代の僧、鉄牛和尚の龍峰寺八景詩を紹介する案内板が設けられています。
国分八景公園  | えびなめぐり
海老名小学校の南にある公園です。台地の一番上にあることから、見晴らしが大変良く、海老名の市街地や遠く大山・丹沢山を望むことができるながめのよい場所です。公園の名前は、この近くにあった龍峰寺に元禄年間に滞在した鉄牛和尚がここから見える景色を「龍峰寺八景」という漢詩にしたことに由来しています。


自然と歴史のさんぽみち 案内板、ところどころにあります


9:23  ④ひさご塚公園(ひょうたん山公園) 、上ってみます

座間丘陵にある古墳群の中で「ひょうたん山」と呼ばれ、古くから親しまれてきた「ひさご塚古墳」は、現存する唯一の前方後円墳で市内最大の古墳です。墳長80m級であったと推定され、埴輪片も出土しました。


瓢箪塚古墳は相模川、中津川、小鮎川の三川合流地点の真東に位置する前方後円墳です。眺めの良さから、古墳築造の地として選ばれたものと考えられます。古墳の頂部に登ると木々の間から、海老名駅周辺の市街地と大山を中心とした山並みが楽しめるとともに、周囲をぐるりと展望できます。


三塚公園


9:30  鳳勝寺 墓地入口 


9:37  鳳勝寺

鳳勝寺 | えびなめぐり
昭和17~19(1942~1944)年、相模湖ダム建設により水没する旧津久井郡日蓮村勝瀬(現・相模原市緑区藤野町)が海老名に集団移転することになりました。鳳勝寺は、勝瀬の住民とともに現在地に移転してきました。「新編相模国風土記稿」では、山号を春日山、功雲寺(相模原市緑区根小屋)の末寺とされています。創建時代は不明ですが、開山は法泉(?~1521)と伝えられることから室町時代中頃に建立されたと考えられます。


八坂神社

八坂神社 | えびなめぐり
相模ダム建設に伴い日連村勝瀬から移築されました。本殿の建築年代は19世紀中頃とされ、幕末の特色をよく示し、また移転の歴史を証左するものとして海老名市指定の重要文化財となっています。


   ⑤八坂神社と鳳勝寺 
1942~44年に相模川上流域のダム建設(現在の相模湖)のため移築されました。八坂神社の本殿は、江戸時代末期の建築と推定される建物ですが、移住した住民の精神文化を伝える貴重な建造物です。


9:50  浜田歴史公園、中に入ってみました


上浜田中世建築遺構群

上浜田中世建築遺構群 (浜田歴史公園) | えびなめぐり
県指定の史跡となっており、中世の在地武士の居館跡の遺跡として有名です。現在、その居館跡が確認された周辺は「浜田歴史公園」として整備保存されています。


国分寺台第一児童公園 の前を通ります


長泉寺入口


10:08  ⑥長泉寺 

山号を宗福山という曹洞宗の寺で、本尊は江戸時代の木造釈迦如来像です。門前にはイチョウ、境内にはサクラやウメ、ツバキなどの木々があり、四季折々参詣者の目を楽しませてくれます


宗福山長泉寺は、格雲守存によって開かれた曹洞宗の寺。本尊は釈迦如来。長泉寺背後の山は、「金王丸の山」と呼ばれ、平治の乱で敗れた源義朝に従って東国に逃れようとした八騎の中にいた渋谷金王丸が葬られた山という言い伝えがある。 金王丸は、渋谷重国の子(あるいは弟)といわれているが定かではない。


目久尻川のカモ


10:17  ⑦目久尻川(小園橋付近) 橋を渡ります

目久尻川は、相模原市を源にして寒川で相模川に注ぐ全長19.2kmの一級河川です。小園橋付近の遊歩道には、石でつくられたかわいい河童の像があり、水辺にはカルガモなど野鳥が訪れます。

河童の像

河童伝説

目久尻川は古くは目穿(めくじり)川と託された。昔々カッパが住んでいて田畑の農作物を荒したので、これに困った農民がカッパを捕まえて、”この目があるから悪さをするのだ”と言って目をえぐりとった。これが川名のゆらいである。


10:23  ⑧目久尻川沿いの田園風景 

水辺にはコサギ、ハクセキレイ、カルガモなどの野鳥が訪れ、初夏から秋にかけては時々アマガエルの声が聞こえ、秋になるとあぜや堤防にヒガンバナやイヌタデ、カントウヨメナ、セイタカアワダチソウなどの花が咲きます。
通学橋を渡ります


10:31  ⑨伊勢山自然公園 東口から入りました

目久尻川沿いの座間丘陵にある雑木林がそのまま残されている公園で、コナラやクヌギ、イヌシデ、エノキ、ヒノキ、ムクノキなどの樹木、シジュウカラやヒヨドリなどの野鳥を観察できます。


休憩所があります


テーブルにあったピストルのおもちゃ、引金を引いたら火薬が破裂して大きな音がしたのでびっくりしました


思わず辺りを見渡しましたところ誰もいませんでした
そっとテーブルの上に置き足早に退散しましたが動揺したのか道を間違えてしまいました


10:47  ⑩史跡逆川 

逆川(さかさがわ)は日本最古の運河と伝えられ、運送用としてだけでなく、かんがい用としても使われたといわれています。逆川の地名は、低い方から高い方に流れていることから名付けられました。


伊勢山大神宮 参道 、中へは入りません


10:55  ⑪相模国分寺跡 

江戸時代の「新編相模国風土記稿」の挿絵にも遺跡が描かれていて、明治時代以降の調査研究や保存運動により、1921年に国指定史跡となりました。広場には塔の基壇などが復元されています。

史跡相模国分寺跡は、海老名駅の東側約500メートルの台地上にあります。周囲は開発によって、宅地化されていますが、跡地は歴史公園として整備、公開され市民をはじめ来訪者の憩いの場となっています。


ビナウォーク脇を通ります


エスカレーターで歩道橋へ進みます


歩道橋の上から見たバスターミナル


11:10  海老名駅 東口 ゴールしました


コースタイム:2-29 海老名の歴史と自然を訪ねて

経由地・日付・天気 距離 累計 総h 所要h 見学h 着t 発t
海老名駅        0m  0:00    8:49
①海老名の大ケヤキ    790m    790m 0:15  0:14  0:01    9:03    9:04
②東光山国分寺 0:21  0:02  0:04    9:06    9:10
③国分八景公園 0:26  0:03  0:02    9:13    9:15
④ひさご塚公園(ひょうたん山公園)    680m  1470m 0:37  0:08  0:03    9:23    9:26
⑤八坂神社と鳳勝寺    710m  2180m 0:52  0:11  0:04    9:37    9:41
⑥長泉寺  1600m  3780m 1:21  0:27  0:02  10:08  10:10
⑦目久尻川(小園橋付近)    400m  4180m 1:30  0:08  0:01  10:18  10:19
⑧目久尻川沿いの田園風景 1:34  0:04  0:00  10:23  10:23
⑨伊勢山自然公園    720m  4900m 1:44  0:08  0:02  10:31  10:33
⑩史跡逆川 1:59  0:14  0:01  10:47  10:48
⑪相模国分寺跡    670m  5570m 2:07  0:07  0:01  10:55  10:56 
海老名駅    830m  6400m 2:21  0:14  11:10 
コース2-30へ
2020/1/11(土) 曇  6400m  2:21   2:00   0:21


2-29 海老名駅コース の感想
海老名には何回か来たことがありますが、相鉄線に乗換えた程度で周辺を歩いたことはありません。距離の割には見どころが沢山ありました。
マーケットの中に突然現れた七重の塔には驚かされました。お寺でもないのになぜこんなところにと思いました。説明文を読むとこの後行った相模国分寺の七重塔を1/3に縮小して再現したとのこと。奈良時代に建てられた当時も、赤白の色をしていたのでしょうか。法隆寺の五重塔と比べると、かなり派手だと感じました。
目久尻川の河童の伝説について、海老名市教育部教育総務課文化財係のホームページによると、田畑を荒らす河童たちを処刑したという残酷な話が載っていました。


以上です。
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