mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
Walking,Flamenco&Guitar
Caminante,Flamenco y Guitarra

2020.08.02 里山に囲まれた田園風景との出会いを求めて 小田急沿線自然ふれあい歩道5-64

2020.08.02(日) 晴 4.4-0.3+1.5+(1.1)=6.7km
ルート:黒川駅 ~①汁守神社~②黒川梨~③畑や田んぼの植物~④雑木林~⑤谷戸田~⑥耕作放棄水田の植物~⑦歩道沿いの植物~⑧多摩ニュータウンの眺望~サブ 分岐点~
はるひ野駅~⑨雑木林(合流点)~黒川駅


順番を逆にして、5-63の前にこのコースを回りました


5-64 黒川駅コース
黒川駅コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄

たくさんの野鳥の鳴き声を聞きながら、三沢川源流域の谷戸や雑木林を巡るコースです。多摩丘陵は、関東山地の東麓から三浦丘陵に至る間の丘陵であり、今から約200万年前から1万年前までに堆積した地層からなっています。関東地域においては最も高い位置にある段丘といわれていますが、河川によって侵食が進み、なだらかな起伏に富んだ丘陵になっています。多摩丘陵北部は大部分が鶴見川の流域ですが、ここ黒川の谷戸は多摩川の支流・三沢川の源流域に位置します。また、この地域は農業振興地域となっており谷戸田をはじめ、柿、梨、リンゴの畑などのどかな田園風景が見られます。春先、道端には何種類ものかわいらしいスミレが咲き、夏にはカエルの大合唱が聞こえます。


黒川駅 南口 へ向います


8:50  黒川駅 南口  スタートしました


黒川駅 (Google Street View) 回転すると周囲を見渡せます


 黒川南公園 の前を通ります


黒川交差点 信号を渡ってきました


8:59  ①汁守神社 

黒川の鎮守である汁守神社は、府中大国魂神社(おおくにたま)に供える汁物を調製していたことから、「汁盛」とも言われていたと伝えられています。新緑と紅葉が美しいイロハモミジやイヌシデなどの大木は、川崎市の保存樹木に指定されています。

汁守神社 (しるもりじんじゃ) | 川崎・麻生観光協会
天明2年(1782年)に社殿が再建され、主祭神は保食命(うけもちのみこと)。正面石段を上がると天保5年(1834年)に建立された鳥居がある。広い境内は6133で、保存樹が生い茂り、川崎市選定「まちの樹50選」のやぶ椿がある。例大祭は毎年9月第4日曜日で、大勢の人々で賑わう。現在の本殿、拝殿は明治37年(1904年)から大正3年(1914年)にかけて独立した構造で新築されている。


汁守神社参道から見た JAセレサ川崎


JAセレサ川崎 

ファーマーズマーケットセレサモス 麻生店 | 店舗・施設・ATM | JAセレサ川崎
セレサモスはJAセレサ川崎直営の大型農産物直売所です
セレサモスの名称は、古代ギリシャ語で収穫を意味する「セリスモス」に、施設運営にあたるJAセレサ川崎を掛け合わせてつくった造語です。名称は一般公募により決定しました。


黒川上営農団地ご案内


9:09  ②黒川梨 ここから梨は見えませんでした

多摩川梨の栽培の歴史は古く、元禄時代に稲城の代官が京からナシの幼木を持ち帰ったのが始まりといわれています。山ではナシはつくれないといわれた常識をさまざまな努力で打ち破り、「山に登った多摩川梨」と称された黒川梨が誕生しました。


9:10  ③畑や田んぼの植物 

普段はあまり注目することのない畑の脇や田んぼのあぜでは、ゲンノショウコやホトケノザなど小さな花や実をつける野草を見つけることができます。ホトケノザは、上部の葉が無柄で葉形が仏像の台座に似ていることから名が付きました。


柿生発電所 


かかしが宙に舞っていました


市街化調整区域



リンゴ畑


9:26  ④雑木林 

江戸時代この辺りは、良質な黒川炭が多く生産され、コナラ、クヌギなどの雑木林は薪炭林として盛んに利用されていました。今では炭はほとんど使用されず雑木林は荒れてきていますが、多様な生物の有用な生活空間として見直されてきています。


9:28  ⑤谷戸田 

丘陵地に挟まれた細長い谷間に田んぼが広がっています。この谷間を「谷戸」といい、長い時間をかけて湧水が丘陵地を削ってできたものです。開発が進み湧水の量が減ってしまいましたが、多くの生き物の大切な生息場所となっています。
  ⑥耕作放棄水田の植物 
稲作を放棄してしまった水田には、さまざまな水辺の植物が見られるようになります。ここでは、みのや笠をつくる際の材料となったカサスゲのほか、オニスゲ、ヒゴクサなど数種類のスゲ類が生育しています。


9:31  中央の細い道に入ります


電柱に「よこやまの道」案内がありました


9:35  ⑦歩道沿いの植物 

春から夏にかけて、雑木林ではナルコユリ、フタリシズカ、ホタルブクロ、ヤマユリなどの野草が花を咲かせます。ナルコユリは、葉脈から1~5個の花を下垂し、その様子が鳴子に似ているのでこの名がついたといわれています。


9:37  ここ よこやまの道 を右へ進みます


左に展望台が見えてきました


9:39  ⑧多摩ニュータウンの眺望 

水田や畑の間を通り、谷戸の風景に親しみながら雑木林をくぐり抜けると、多摩ニュータウンを一望できる展望ポイントに出ます。昔懐かしい原風景と、開発された住宅街の両方を同時に見られるポイントです。


防人 見返りの峠 


右下に見える「東順路」を進みます


東順路は極端に狭い道です

間違えたのではないかと思い、戻って確認しました


9:55  もみじの広場 


よこやまの道 多摩東公園方面へ


9:57 サブ 分岐点


黒川はるひ野 


雑木林の若返り(萌芽更新)


尾根幹線道路 に沿っています


10:09  サクラの広場 


景観木 ヒメコブシ 


この先の階段を下ります


よこやまの道を一旦出ます


はるひ野駅が見えてきました


10:23  はるひ野駅 

はるひ野駅 (Google Street View) 回転すると周囲を見渡せます


ここから住宅地を通ってメインルートに戻ります


途中にあったよこみねトンネル 


住宅街を通り抜けます


10:40  黒川よこみね緑地 


10:45  ⑨雑木林(合流点) メインルートに戻りました

この辺りの雑木林の中では、ウグイスやモズなど野鳥の声がたくさん聞こえます。また、猛禽類のノスリが飛んでいる姿を見かけることもあります。


黒川池谷戸緑地 


10:53  海道ひだまり公園 


左の道へ


右を振り向くと、往きに通った道が見えました


黒川梨です


11:02  JAセレサモス に戻ってきました


11:09  黒川駅 ゴールしました


続いて5-63黒川駅~栗平駅コースを回ります


Google マイマップで作成


カシミール3Dのグラフ

SUUNTOのGPSデータ使用


5-64 黒川駅コース コースタイム

経由地 距離m 累計m 総h 所要h 見学h 着t 発t
黒川駅        0m  0:00    8:52
①汁守神社     550m    550m  0:09  0:07  0:02    8:59    9:01
②黒川梨
 0:17  0:08  0:00    9:09    9:09
③畑や田んぼの植物
 0:18  0:01  0:00    9:10    9:10
④雑木林
 0:34  0:16  0:00    9:26    9:26
⑤谷戸田
 0:36  0:02  0:00    9:28    9:28
⑥耕作放棄水田の植物(山道)    950m  1500m  0:39  0:03  0:00    9:31    9:31
⑦歩道沿いの植物    0:43  0:04  0:00    9:35    9:35
⑧多摩ニュータウンの眺望    0:51  0:04  0:04    9:39    9:43
サブ 分岐点(もみじの広場)    900m  2400m  1:05  0:12  0:02    9:55    9:57
はるひ野駅  1500m  3900m  1:32  0:26  0:01  10:23  10:24
⑨雑木林(サブ合流点)  1200m  5100m  1:53  0:21  0:00  10:45  10:45 
黒川駅  1600m  6700m  2:17  0:24  11:09 
コース5-63へ
2020/8/2(日) 晴  6700m  2:17   2:08  0:09


5-64 里山に囲まれた田園風景との出会いを求めて の感想
このコースは2009.01.24に一度来ています。ルートも殆ど変っていません。しかしメインルートの距離が4.4kmではなく4.8kmになっていました。よく見ると以前は後半の汁守神社の北側を通り、膨らんでいます。
汁守神社の前にあるJAセレサ川崎直営のセレサモスは大型農産物直売所です。往きに通ったときはまだ9時だったので、それほど混んではいませんでした。しかし、復路では11時過ぎになり日曜日ということもあって、駐車場に入ろうとする多くの車を見かけました。今年は日照不足で野菜が高いということも影響していると思われます。
コースマップに黒川梨と書かれている付近では梨の木を見ることができませんでした。最後の方でようやくナシ畑と書かれたところに袋をかぶった大量のナシを見ることができました。
よこやまの道ではジョギングする若者や年老いた二人連れなど、今までにないほど大勢の人とすれ違いました。
途中何ヶ所か行き過ぎて戻ったり、黒川よこみね緑地に入り込んだりしたため、実際は7.4kmになっていました。
以上です。
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