mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
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2020.02.19 渋沢丘陵に爽快な自然の味わいを求めて 小田急沿線自然ふれあい歩道3-39

2020.02.19(水)渋沢駅(渋沢丘陵)コース 8.0km 晴
ルート:渋沢駅~①土手の植物~②竹林~③若竹の泉~④泉蔵寺~⑤白山神社~⑥頭高山(ずっこうやま)(303m)~⑦雁音神社(かりがねの松)~⑧渋沢丘陵と雑木林(トンネル上)~⑨渋沢丘陵の野鳥~⑩林縁の植物~⑪喜叟寺(きそうじ)~⑫大ケヤキ~渋沢駅


午前中歩いた3-38渋沢駅(四十八瀬川)コース のゴールと同じ、渋沢駅南口からスタートします。


3-39 渋沢駅(渋沢丘陵)コース
渋沢駅(渋沢丘陵)コース|小田急沿線自然ふれあい歩道|小田急電鉄
秦野盆地の南側に位置する渋沢丘陵を歩くコースです。秦野盆地は東、北、西の三方を丹沢山地に、南側はおよそ4万年前に現在の室川に沿った渋沢断層の活動により隆起した渋沢丘陵(大磯丘陵の一部)によって囲まれています。その地形的特質から盆地全体が「天然の水がめ」を形成しているといわれ、豊かな湧水が各所に見うけられます。渋沢丘陵のビューポイントからは、丹沢大山連峰や秦野市街、雑木林、斜面を巧みに利用した段々畑を望むことができます。

12:40  渋沢駅 南口、スタートしました


小田急はたのテニスガーデンまでは先ほど通った3-38と全く同じ道です


12:53  小田急線トンネル
コースマップに「富士山が見えます」と書いてありますが今日は見えません


13:01  ①土手の植物 

住宅地にある畑や道路の法面(のりめん)には、ハコベ、ヨモギ、ハルジオン、ヒメジョオンなどが生育しています。これらは、雑草とされてしまいがちですが、最も身近な植物として改めて目を向けてもみるのも楽しいものです。


13:09  千村地区(バラ温室)


13:13  道祖神、ここを右折します


13:16  ②竹林 

マダケは中国原産で、日本に生育しているものは植栽されたものです。マダケのタケノコはやや苦みがあり、モウソウチクとは違った風味です。工芸品に最良とされ、枝は竹垣などに、タケノコの皮は包装物などに利用されています。


途中にあった梅林


13:21  千村ホタルの里、どん沢・遊歩道に入ります


13:25  ③若竹の泉 、コース通路になく、見落としました
秦野盆地は地形・地質的な特性からあちこちで湧水が見られ、秦野盆地湧水群は環境省による名水100選に選定されています。若竹の泉も湧水群の中の一つで、湧水を求めて掘った横井戸を地元の有志の方々が整備し、この名を付けたとのことです。
若竹の泉 | はだの旬だより-秦野市観光協会
渋沢断層からの湧水で、渋沢丘陵に沿って流れる室川の源流に位置します。 緑に囲まれてひっそりとたたずむ湧水で、その緑に溶け込むようせせらぎの音を響かせています。


13:31  ④泉蔵寺 

泉蔵寺は1481年に開創された寺院で、境内には中国の石仏などが安置されています。春になるとチューリップが咲き誇り、毎年4月に開催されるチューリップ祭りには多くの見物客でにぎわいます。
曹洞宗 萬年山 泉蔵寺 | SENZOUJI
開山は足柄上郡松田惣領延命寺の末寺として、本寺二世行室良順大和尚によって文明十三年(1481年)に開山され、寺領十三石の御朱印を慶安二年八月に賜わると新編相模国風土記稿に記されています。

泉蔵寺 | はだの旬だより-秦野市観光協会
頭高山のふもとにあるお寺。「東国花の寺百ヶ寺」に選ばれ、春にはチューリップが咲き乱れ、4月には「ちゅ~りっぷまつり」が行われます。1481年(文明13年)に開かれた寺で、1649年(慶安2年)8月に徳川家光から寺領13石の朱印を受けています。本堂には、平成15年に秦野市指定重要文化財となった鎌倉時代後期から南北朝時代の作とされる石造十王像が安置されています。


泉蔵寺 徳本佛(とくほんぶつ)

徳本佛は、天宝十一年庄右エ門作と仏像に刻まれています。近郷の人々から徳本さんと親しまれ、安産を祈ってお念仏が唱えられました。徳本上人は、漢方医学にも詳しく病の人々をなおして歩かれ、江戸時代には甲斐、駿河、相模へと行脚され当山にも滞在されたと伝えられています。


13:36  谷鼎生誕の地碑

谷 鼎|秦野市役所
谷鼎は1896年<明治29>9月に誕生し、千村で育った。1903年<明治36>に西秦野村立尋常高等渋沢小学校に入学し、神奈川師範学校・京都帝国大学文学部を卒業後、東京で中学校の教諭となった。鼎は教師生活を続けながら、「評解(ひょうかい)新古今集選」など次々と国文学研究書を刊行し、自らも「伏流」「青あらし」などの歌集を出した。渋沢小・西小学校には歌碑があり、西中学校校歌は鼎が1948年<昭和23>に作詞した。1960年<昭和35>に63歳でこの世を去った


13:36  聖観世音菩薩


13:41  ⑤白山神社 

白山神社の境内には、2本の大きなスギが並んでいます。そのうちの1本は、樹高44m、胸高周囲4.9m、推定樹齢は約600年で、秦野市の天然記念物に指定されています。また、神奈川県の名木100選にも選定されています。

白山神社 | はだの旬だより-秦野市観光協会
白山神社は、社殿に中国の想像上の動物である麒麟の彫刻などがあります。神社は、スギの森に囲まれており、とりわけ鳥居近くにそびえるスギは、高さ46m、幹回り5m、樹齢600年程の巨木です。千村の鎮守で、1591年(天正19年)に徳川家康から社領1石5斗の朱印を受けています。本殿は江戸時代後期の建築、拝殿は1857年(安政4年)の再建です。拝殿内部には、1861年(万延2年)の献句額をはじめ、たくさんの絵馬が飾ってあります


13:49  右折して山道を山頂方面に向います


14:05  ビューポイント、一番右が大山です


優良トイレの前の道をさらに上がっていきます


14:08  分岐点、右回りに進みました


14:17  ⑥頭高山(ずっこうやま)(303m) 

山頂から箱根の山並みが望め、山頂手前の休憩所からは秦野の街並みと表丹沢の雄大な景色を楽しめます。この付近はサクラ湯に使われるヤエザクラの一大産地で、春に花の摘み取りが盛んに行われます。

頭高山 | はだの旬だより-秦野市観光協会
頭高山は、千村の西南にある約303m程の小高い山。頭高山の入口からは丹沢の表尾根が一望でき、更に進むと休憩所があります。この辺りは、春には八重桜の花を見ることができます。また、山頂には秋葉神社の祠(ほこら)があることから、江戸時代末期の頃まで、秋葉山と呼ばれていました。後世になり頭高山と呼ばれるようになりました。
秋葉神社


14:21  分岐点に戻ってきました


14:29  渋沢丘陵方面に進みます


14:35  祈りの丘


14:37  舗装道路に出てきました


14:40  ⑦雁音神社(かりがねの松) 
祠の後ろに小さな松が植えられていました

「かりがね」という姫が旅の途中にこの地で倒れ、村人の看病もむなしく帰らぬ人となりました。姫の亡骸を埋葬し、その墓標にマツを植えたところ、見事なほど立派に美しく育ったと伝えられています。

秦野市観光協会-観光スポット情報【かりがねの松】
うっそうとした森の中にある悲しい伝説が残る地。昔、千村が大山詣でなどの参拝で賑わっていた頃、京から「かりがね」という美しい姫が旅の途中「ちむらわかされ」という三差路(さんさろ)で、急に胸を抱えて倒れてしまいました。村人の手厚い看護にもかかわらず、姫は帰らぬ人となりました。村人たちは、そこに姫を葬り、1本の松を植えました。松はやがて大きく美しく育ち、いつの頃からか「かりがねの松」と呼ぶようになったという伝説があります。


14:45  ここを左折します


14:49  ⑧渋沢丘陵と雑木林(トンネル上?)
コースマップの距離表示に「峠トンネル上」とありますが、地図上にはありません

渋沢丘陵の尾根道の南側には、雑木林と段々畑が織りなす、のどかな里地風景が広がっています。最近雑木林は、多様な動植物の生育・生息空間としての価値が見直されています。

渋沢丘陵 | はだの旬だより-秦野市観光協会
秦野盆地の南方をさえぎっている渋沢丘陵は、なだらかな地形で、多くの植物が育ち、たくさんの野鳥が観察できます。眺望も楽しめ、渋沢丘陵からは、秦野の市街地と丹沢の山々を一望することができます。


14:56  左へ下りていきます


14:58  ⑨渋沢丘陵の野鳥 残念ながら鳴き声は聞こえません

渋沢丘陵では、1年を通してさまざまな野鳥を見ることができます。イカルやカワラヒワ、モズ、シジュウカラなどのカラ類、キツツキの仲間のコゲラやアオゲラなどが生息しています。秋から冬にかけては、ツグミやジョウビタキなどの冬鳥も姿を現します。
  ⑩林縁の植物 
林縁部にはノイバラやウツギなどの低木類、スイカズラやカニクサなどのつる植物が生育しています。また、林内の湿り気のある斜面にはシャガが群生していて、4~5月ごろには美しい紫青色の花を咲かせます。


15:00  坂の途中からみた丹沢方面


15:06  渋沢神社


15:08  ⑪喜叟寺(きそうじ) 、梅がきれいに咲いていました

源頼朝に仕えていた家臣が僧となり、この寺を開基しました。境内には、約90のウメの木があり、樹齢約70年の古木や紅梅、白梅、緑萼梅(りょくがくばい)などが参道を花のトンネルに一変させます。

喜叟寺 | はだの旬だより-秦野市観光協会
渋沢駅から徒歩20分ほどにあるお寺。早春には、参道にある梅が咲き誇り、古木が放つ花の香とその美しさが見事です。この寺には、室町時代中期頃の作で寄木造りの釈迦如来像があります。また、1874年(明治7年)1月から1878年(明治11年)まで渋沢村第142番小学渋沢学校が開かれ、渋沢・千村・栃窪の子供が通学していました。


15:13  ⑫大ケヤキ 

室川沿いに樹高約20m、幹の直径約80cmの大きなケヤキが生育しています。ケヤキの樹上にはヤドリギが寄生していて、ケヤキが落葉すると丸い形の青々としたヤドリギが目立ちます。


往きに曲がったコンビニの前を通ります


15:29  渋沢駅 南口、ゴールしました


3-39 渋沢丘陵に爽快な自然の味わいを求めて コースタイム

経由地・日付・天気 距離 累計 総h 所要h 見学h 着t 発t
コース3-38より
渋沢駅        0m  0:00  12:40
①土手の植物  1250m  1250m  0:21  0:21  0:00  13:01  13:01
②竹林  0:36  0:15  0:00  13:16  13:16
③若竹の泉  0:47  0:11  0:00  13:27  13:27
④泉蔵寺  1550m  2800m  0:54  0:04  0:03  13:31  13:34
⑤白山神社    300m  3100m  1:06  0:07  0:05  13:41  13:46
⑥頭高山(ずっこうやま)(303m)  1100m  4200m  1:38  0:31  0:01  14:17  14:18
⑦雁音神社(かりがねの松)  1200m  5400m  2:01  0:22  0:01  14:40  14:41
⑧渋沢丘陵と雑木林(トンネル上)    500m  5900m  2:09  0:08  0:00  14:49  14:49
⑨渋沢丘陵の野鳥  2:12  0:03  0:00  14:52  14:52
⑩林縁の植物  2:13  0:01  0:00  14:53  14:53
⑪喜叟寺(きそうじ)    800m  6700m  2:30  0:15  0:02  15:08  15:10
⑫大ケヤキ  2:33  0:03  0:00  15:13  15:13 
渋沢駅  1300m  8000m  2:50  0:17  15:30 
2020/2/19(水) 晴  8000m  2:50   2:38  0:12


3-39 渋沢駅(渋沢丘陵)コース の感想
渋沢駅から10分ほど小田急線に沿って進み。小田急線がトンネルへ入るところから坂道を上っていきます。途中のバラ温室と書かれた場所は住宅が切れて千村配水場の手前にあり、何棟も建っている大きな施設でしたが、看板らしいものは見当たりません。
千村ホタルの里の入口は拡大図があったので、すぐ分りました。しかし、出口近くにあっただろう若竹の泉には気が付かず、残念なことをしました。
白山神社を過ぎてから、頭高山への道は本格的な山道です。山頂までの間、数人の人に出会いました。そこから渋沢丘陵へ向う道では子供連れを含むさらに多くの人とすれ違いました。渋沢丘陵は先週行った3-37秦野駅~渋沢駅コースでも通っています。その時は途中で下りてしまったので、残りの部分を歩いたことになります。


以上です。
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