関東ふれあいの道 栃木県コース35-1 芦野の里へのみち
2019年6月11日(火)曇 09:32~11:26、11:59~12:30
距離:4.9+(1.0)=5.9km/難易度:2/標準時間:1時間40分+(20分)=2時間00分⇒実際時間1時間54分+(31分)=2時間25分/撮影ポイント:芦野氏陣屋裏門
ルート:(逆) 遊行庵~三光寺~芦野氏陣屋裏門~伊王野分岐~道の駅東山道伊王野~<北向き地蔵>~<正福寺>~<下町バス停>
先週までの天気予報では6月11~12日は両日とも雨でした。前日の予報でも曇後雨だったので、レインウェア上下をしっかり準備して出かけました。
最寄駅は東北本線の黒田原ですが、そこから起点まではバスの便が悪いため、事前にタクシーを予約しました。
栃木県コース35-1 芦野の里へのみち
このコースは伊王野と芦野の間を結ぶ、国道 294号に沿ったコースです。芦野氏の城下町で奥州街道の宿場でもあった芦野の地は、多くの史跡や文化財が残り、随所に見られる芦野石の構造物も相まって、江戸時代の雰囲気を随所に感じることができます。
朝4:30に家を出て、新宿、上野を経由して宇都宮まで行きます
7:53 宇都宮駅:8:03発の宇都宮線黒磯行に乗ります、黒磯には8:56着です
通勤・通学の時間帯のため混んでいました、座れたのは30分ほど過ぎた矢板辺りです
9:05 黒磯駅:9:08発東北本線新白河行に乗換えます、こちらはすぐ座れました
9:20 黒田原駅:9:17に着き、予約していた右のタクシーに乗ります
9:32 遊行柳入口に着きました、タクシー代は 2,170円
タクシーを降りてすぐ、コース35-1をここからスタートします
9:32 遊行柳
文明(1471年)の頃、尊皓上人が当地方巡化の時、朽ちた柳の精が老翁となって現れ、上人から十念と念仏札を授けられて成仏したという伝説の柳。以降、謡曲や紀行文などの多くに現れ、芭蕉もこの地で句を詠んでいる。「田一枚植て立ち去る柳かな」
遊行柳は、奥州街道の宿駅として栄えた那須町芦野にある。室町時代、時宗19代尊酷(そんこく)上人がこの地を訪れた際、柳の精の老翁を念仏で成仏させたという宗教上の伝説発祥の地である。なお、遊行とは、時宗のこと。古くから多くの人々が訪れており、能楽や謡曲の題材としても取り上げられ、昔から歌枕にもなる名所であった。元禄の頃、松尾芭蕉が訪れて「奥の細道」に記述されたことで、ますます有名となった。柳のそばには芭蕉句碑、西行の歌碑、蕪村の句碑が建っている。
とちぎ名木百選 遊行柳:幹回り 90cm、樹高 10m
芭蕉の句碑:「田一枚植て立去る柳かな」
9:43 遊行庵:ここが本来の起点です
遊行庵前にあるコース案内図
9:43 芦野宿を経て伊王野まで4.9km:遊行庵を出てすぐのところです
9:45 新町地蔵尊:横断歩道を渡り、川を過ぎて右側にありました
大きなお地蔵さんです
芦野宿の北はずれ奈良川にかかる高橋の片隅に新町の地蔵様と呼ばれる大きな地蔵尊が鎮座している。享保2年の造立で、縁日は7月24日である。高さ190㌢、幅120㌢、奥行き100㌢の像容はどっしりとしたその体躯から「男」といわれ、川原町の地蔵尊を「女」と形容することもある。
新町地蔵尊 説明板
9:55 石の美術館:中へは入りません
戦前から残る名蔵を守りながら、そこに新しい建物を加えてできた当館は、松尾芭蕉が奥の細道で歩いた旧奥州街道から続く”通り道”としてデザインされています。
9:57 仲町通り
芦野郵便局の角を左折して那須町歴史探訪館方面に進みます
9:59 武家屋敷門及び構え 旧平久江家
ここは、芦野家家臣平久江家の屋敷跡で、通称、根古屋と呼ばれる一角で、さらに芦野氏陣屋跡へ通じる大手口にあたる。根古屋地区は、芦野家家臣の屋敷街で、簗瀬、大塩、神田、大輪、山田、加藤、佐々木、富田、そして平久江家などの屋敷地であった。
10:01 柳独逸文庫:コースマップになく、最初は何の建物か分りませんでした
10:02 那須歴史探訪館:時間がもったいないのでここも入りません
那須歴史探訪館は、町の歴史を「道」をテーマに表現しています。四季折々に変化を見せる那須の自然に培われた風土、生活にふれてみて下さい。
10:07 芦野遊歩道 説明板:この手前は駐車場になっています
10:08 芦野遊歩道:三光寺まで0.1km:舗装されていません
遊歩道出口:仲町通りに出てきました
10:11 三光寺
台明山明星院三光寺という。真言宗である。聖天の守護寺である。世に日本三所聖天(浅草、妻沼、芦野)の一つと伝えられている。
10:14 最勝院
米沢山最勝院金光峯寺という。曹洞宗である。芦野氏の旧菩提寺であった。当時の芦野家の墳墓は三王平(さんのうだいら・日枝神社を山王という。三王は山王のこと)の東方にある。
10:19 撮影ポイント:芦野氏陣屋裏門
江戸時代に芦野氏陣屋(御殿山)の北側にあった門を廃藩置県の際に大塩家が買い受けて現在の場所に移築したもの。向かって右側が中間部屋、左側が厩となっており、陣屋形式の造りを今に伝えている。町道に面しているので、撮影時は車に注意。
当時の陣屋裏門を原形通り移築復元したもの。
10:27 館山城址 説明板
奥州道中分間延絵図には上館・中館・下館とあり、三つの山で館山城が形成されていたと考えられる。現在は二つが確認できるが、規模からすると芦野氏居館の要害(詰城)ではないか見られている。
10:27 奥州街道・芦野宿 はやわかりMAP
10:28 芦野宿 櫓型の標識
10:29 遊行庵から1.6km、道の駅東山道伊王野まで3.3km
10:29 芦野氏旧墳墓
芦野の南、唐木田で国道294号と町道が合流する東側の竹林にある。建中寺を新墳墓というのに対し、ここを旧墳墓として区別分する。確認されているものとして、18代資泰のものと19代資俊の実母のものがある。
10:40 下芦野バス停:黒田原~伊王野線、一日4本しかありません
10:49 堂の下の岩観音入口
崖の上に赤い屋根の建物が見えます
10:50 東陽小学校前バス停 を通過
11:10 霞ヶ城跡入口
伊王野城は室町時代の長享元年(1487)に当時の領主である伊王野資清によって築かれた城郭で、これまで居城として利用した伊王野氏居館を排して、当城に本拠を移し、当地に境内を構えていた正福寺を旧居館跡に移動させました。
11:11 遊行庵から4.1km、道の駅東山道伊王野まで0.8km
11:13 伊王野車庫前バス停
11:17 伊王野交差点:35-2コースとの分岐点
11:19 下町バス停:この後コース終点まで行ってからまたここへ戻ってきます
11:22 芦野遊行庵から4.7km、道の駅東山道伊王野まで0.2km
道の駅東山道伊王野が見えてきました
11:24 道の駅東山道伊王野
平成 12年にオープンした、国道 294号線沿いの道の駅。古代の街道「東山道(とうさんどう)」はここを通り、東北地方へと延びていた。直径 12メートルの巨大な水車がシンボルで、この水車の力で石臼挽きしたそばを食べることができる。
道の駅「東山道伊王野」は那須町の東部に位置し、国道294号線沿いにあります。
この地域は豊かな自然と多くの史跡、文化財が残り、伝説や民話のふるさとでもあります。 当駅の自慢は大きな2連水車と直径2mの巨大石臼で挽いた地粉を使った手打ちそばの「水車館」、物産センターで販売されている朝採り野菜、地元産の美味しいお米、那須和牛を使った手作り料理の「あんず館」があります。
11:26 道の駅「東山道伊王野」 案内図
那須町 関東ふれあいの道 案内板:今まで見たことのない どでかい案内板です
11:32 道の駅 東山道伊王野 伊王野まつり伝承館の中:下町屋台、上町屋台
毎年11月2・3日の伊王野秋祭り(伊王野温泉神社の「ツ付け祭」)でこの2台の山車が町内を練り歩く。
伊王野温泉神社「付け祭」のいわれ
11:37 道の駅 東山道伊王野 伊王野まつり伝承館
11:40 道の駅 東山道伊王野 そば処 水車館:水車の力でそばを石臼挽きしています
11:43 伊王野水車 天もりそば 1,020円です
店の中から見た水車
11:56 裏へ回って水車小屋を覗いてみました
11:59 周辺を散策してから下町バス停へ向うことにします
12:05 北向き地蔵:このお地蔵さんもでかいです
北向き地蔵 説明板:高さ1.7m、台石を含めると約3m
まだ時間があるので、コースマップにある伊王野の里めぐりコースの一部を回ることにしました
12:09 川の向うに水車とそば処水車館が見えます
12:11 専称寺まで0.3km
12:16 専称寺
専称寺は鎌倉時代の延応元年(1239)に那須次郎資長(那須氏4代当主那須頼資の2男)が伊王野の地に配された際に創建された伊王野氏歴代の菩提寺です。
12:21 伊王野城「霞ヶ城」 正福寺 入口
12:23 正福寺
補陀落山正福寺は平安時代初期の弘仁4年(813)に徳一上人によって創建されたと伝わる寺院です。
那須の名木 正福寺のサルスベリ
12:30 下町バス停に戻ってきました
下町12:43発 那須町町民バス 黒磯行 に乗って稲沢まで行き、そこからコース33-1の起点高舘城址まで歩きます。
栃木県コース35-1 芦野の里へのみちの感想
2019年6月11日(火) 曇後晴 09:32~11:26、11:59~12:30
梅雨入りした天気を気にしながらの出発でした。明け方までは雨が降っていたようです。それでも何とか持ちました。というより青空も見えてきました
朝4:30に家を出て起点に着いたのが9:30過ぎなので所要時間は5時間を超えます。5回の乗換えがありますが、全ての電車が時刻表通りでした。こんなことは恐らく初めてではないでしょうか。本当に日本の電車は正確だと、改めて思いました。
見どころは前半に集中しています。有料の施設が何ヶ所かありましたが、時間が気になるので入場はしませんでした。撮影ポイントの芦野氏陣屋裏門は道路に面しており、コース案内にも撮影時には車に注意とあります。幸い撮影中は一台も車は通りませんでした。
終点の道の駅東山道伊王野についてからは、時間があったので食事後周辺の散策をしながら、次の目的地に行くバス停へ向いました。
コースタイム詳細
都県 | NO | みち | 地点名 | 標高m | 区間km | 累計km | 正味h | 休憩h | 着t | 発t | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
栃木 | 35.1 | 芦野の里へのみち | 芦野遊行柳(庵) | 264.7 | 0.0 | 9:32 | |||||
栃木 | 35.1 | 芦野の里へのみち | 芦野氏陣屋裏門P | 256.3 | 1.4 | 1.4 | 0:38 | 0:12 | 10:10 | 10:22 | 裏門 |
栃木 | 35.1 | 芦野の里へのみち | 東陽小学校 | 243.0 | 1.6 | 3.0 | 0:28 | 0:00 | 10:50 | 10:50 | |
栃木 | 35.1 | 芦野の里へのみち | 伊王野分岐 | 229.0 | 1.6 | 4.6 | 0:27 | 0:01 | 11:17 | 11:18 | |
栃木 | 35.1 | 芦野の里へのみち | 道の駅伊王野 | 227.5 | 0.3 | 4.9 | 0:08 | 11:26 | 昼食 | ||
栃木 | 35.1 | 芦野の里へのみち | 道の駅伊王野 | 11:59 | |||||||
栃木 | 35.1 | 芦野の里へのみち | 北向き地蔵 | 230.5 | 0.2 | 5.1 | 0:06 | 0:02 | 12:05 | 12:07 | |
栃木 | 35.1 | 芦野の里へのみち | 下町バス停 | 229.1 | 0.8 | 5.9 | 0:23 | 12:30 | |||
栃木 | 35.1 | 芦野の里へのみち | コース33-1へ | ||||||||
集計 | 35.1 | 芦野の里へのみち | 2019/6/11(火) | 5.9km | 逆 | 2:10 | 0:15 | 2:25 | ←総h | 曇 |
以上です。





























































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