昭和九年発行に発行された「邦樂 ビクターレコード 總目録」です。
何回かに分けて内容を紹介しています。
第２回目は目次、管弦樂、軍歌、邦樂、合唱などについてです。

目次１

目次２

どういう訳か１～２ページが抜けているので、３ページからです
このカタログのうち著作権（著作隣接権）の保護期間満了が確認された音源は国立国会図書館歴史的音源のホームページで聞くことができます

    〇管弦樂  〇吹奏樂・軍樂・軍歌・行進曲 

３ページ
・管弦楽と言っても 「行進曲 戊辰訓練」「觀兵式分列行進曲」など軍事色が強い曲が並んでいます
佐々紅華 - Wikipedia
佐々 紅華（さっさ こうか、1886年7月15日 - 1961年1月18日）は、日本の作曲家である。本名は佐々 一郎（さっさ いちろう）。作詞も行なった作品があり、歌劇の台本も書き、グラフィックデザイナーでもあった。
紅華曲集 (第一のA) - 歴史的音源
佐々　紅華[作曲], 佐々　紅華[編曲], 日本ビクター管弦楽団 (ビクター, 商品番号 : 51099, 1930-03)

４ページ
(時局歌) 敵機襲来 - 歴史的音源
長田　幹彦[作詞], 村越　国保[作曲], 村越　国保[編曲], 徳山　璉, ビクター吹奏楽団[伴奏] (ビクター, 商品番号 : 52828, 1933-08)

    〇和洋合奏

５ページ
旗は日の丸 - 歴史的音源
長田　幹彦[作詞], 松平　信博[作曲], 松平　信博[編曲], 徳山　璉, 日本ビクター管弦楽団[伴奏] (ビクター, 商品番号 : 52537, 1932-11)

    〇箏曲・尺八・三曲  △新日本音樂▽  △生田流▽

６ページ
六段（一） - 歴史的音源
八橋　検校[作曲], 宮城　道雄 (ビクター, 商品番号 : 13066, 1930-05)

    △都山流▽

７ページ
みだれ (一) - 歴史的音源
八橋　検校[作曲], 宮城　道雄 (ビクター, 商品番号 : 50754, 1929-05)
春の海（一） - 歴史的音源
宮城　道雄[作曲], 宮城　道雄[箏], 吉田　晴風[尺八] (ビクター, 商品番号 : 13106, 1930-12)

    △琴古流▽

８ページ
けしの花（一） - 歴史的音源
三井　次郎右衛門高英（五代目）[作詞], 菊岡　検校[作曲], 吉田　晴風, 吉田　恭子[唄・三絃] (ビクター, 商品番号 : 52327, 1932-07)

    △上田流▽  △山田流▽    〇獨唱及合唱  △獨唱▽

９ページ
茶の湯音頭 (一) - 歴史的音源
横井　也有[作詞], 菊岡　検校[作曲], 八重崎　検校（箏手付）[作曲], 荒木　古童　 (三世）[尺八], 福田　きく[唄・三味線], 河田　登宇[箏] (ビクター, 商品番号 : 51298, 1930-08)

10ページ
哀歌（Elegie） - 歴史的音源
L.Gallet[作詞], J.Massenet[作曲], 徳山　璉, 沢崎　秋子[ピアノ], 橋本　国彦[ヴァイオリン] (ビクター, 商品番号 : 51518, 1930-12)

11ページ
浜千鳥 - 歴史的音源
鹿島　鳴秋[作詞], 弘田　龍太郎[作曲], 荻野　綾子, コッポラ[指揮], 巴里交響管弦楽団 (ビクター, 商品番号 : 13260, 1933-03)

12ページ
ローレライ（Die Lorelei） - 歴史的音源
近藤　朔風[作詞], Friedrich　Silcher[作曲], 四家　文子, 日本ビクター四重奏団[伴奏] (ビクター, 商品番号 : 51787, 1931-07)

13ページ
サンタ・ルチア - 歴史的音源
ナポリ民謡, ナポリ民謡, 羽衣　歌子 (ビクター, 商品番号 : 52329, 1932-08)

14ページ
春の海 - 歴史的音源
長田 幹彦[作詞], 宮城　道雄[作曲], 村越 国保[編曲], 藤原　義江[テノール], 管弦楽伴奏 (ビクター, 商品番号 : 13250, 1932-12)

15ページ
美はしき天然 - 歴史的音源
武島　羽衣[作詞], 田中　穂積[作曲], 喜波　貞子[ソプラノ], ベルリン大サロン管弦（楽）団[伴奏] (ビクター, 商品番号 : 13138, 1931-06)

16ページ
慶応義塾塾歌 (合唱) - 歴史的音源
角田　勤一郎[作詞], 金須　嘉之進[作曲], 大塚　淳[編曲], 慶応ワグネル・ソサエティ部員[合唱], 大塚　淳[指揮] (ビクター, 商品番号 : 50307, 1928-05)

17ページ
五月祭 - 歴史的音源
園山　民平[作詞], 村岡　楽堂[作曲], 関屋　敏子[ソプラノ], 日本ビクター管弦楽団[伴奏] (ビクター, 商品番号 : 13200, 1932-04)

＜参考＞国立国会図書館 歴史的音源
https://rekion.dl.ndl.go.jp/

平成19（2007）年、歴史的･文化的資産である初期のレコード（SP盤）及び原盤の劣化、散逸等による音源の喪失を防ぐため、日本放送協会（NHK）、社団法人日本音楽著作権協会（JASRAC）、社団法人日本芸能実演家団体協議会（芸団協）、財団法人日本伝統文化振興財団、特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）及び一般社団法人日本レコード協会（RIAJ）の6団体が参加して歴史的音盤アーカイブ推進協議会（HiRAC）が設立されました（名称は当時）。そして、1900年初頭から1950年頃までに国内で製造されたSP盤及び金属原盤等に収録された音楽･演説等、約5万の音源のデジタル化を開始しました。
当館は、これらの貴重な音源を広く国民に公開するため平成23年5月から歴史的音源の提供を始め、平成25年9月までに全音源約5万点を公開しました。

感想
古い曲を調べていたら国立国会図書館の歴史的音源というのを見つけました。こんなものがあったのですね。
「1900年初頭から1950年頃までに国内で製造されたSP盤及び金属原盤等に収録された音楽･演説等、約５万の音源のデジタル化」したというのですから驚きです。そのうち著作権（著作隣接権）の保護期間満了が確認された音源約５千点はインターネットで公開されています。それ以外は配信提供参加館、および国立国会図書館の館内でのみ聞くことができるそうです。全音源の一覧・インターネット公開音源の一覧 も CSV形式 及び XLSX形式でダウンロードできます。

以上です。
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