mesetaのブログ

ウォーキングとフラメンコ
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昭和九年発行 邦樂 ビクターレコード 總目録 -5(歌謡曲、謡曲、清元、長唄、常磐津他)

昭和九年発行に発行された「邦樂 ビクターレコード 總目録」です。
何回かに分けて内容を紹介しています。
第5回目は歌謡曲、謡曲、清元、長唄、常磐津、新内、哥澤、義太夫です。


このカタログのうち著作権(著作隣接権)の保護期間満了が確認された音源は国立国会図書館歴史的音源のインターネットで聞くことができます


〇 民謡・新民謡 のつづき
〇 歌謡曲

38ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
波浮の港 - 歴史的音源 
野口 雨情[作詞], 中山 晋平[作曲], 佐藤 千夜子, 中山 晋平[ピアノ伴奏] (ビクター, 商品番号 : 50313, 1928-05)
鴬の夢 - 歴史的音源 
野口 雨情[作詞], 中山 晋平[作曲], 佐藤 千夜子, 中山 晋平[ピアノ伴奏] (ビクター, 商品番号 : 50313, 1928-05)


〇 謡曲   △ 寶生流 ▽

39ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
雨降りお月 - 歴史的音源 
野口 雨情[作詞], 中山 晋平[作曲], 佐藤 千夜子, 中山 晋平[ピアノ伴奏] (ビクター, 商品番号 : 50898, 1929-09)
青い芒 - 歴史的音源 
野口 雨情[作詞], 中山 晋平[作曲], 佐藤 千夜子, 中山 晋平[ピアノ伴奏] (ビクター, 商品番号 : 50898, 1929-09)
紅薔薇 - 歴史的音源 
小林 愛雄[作詞], 宮城 道雄[作曲], 佐藤 千夜子, 宮城 道雄[箏助奏], 吉田 晴風[尺八] (ビクター, 商品番号 : 50698, 1929-04)
鉢の木 (ああ降りたる雪) - 歴史的音源 
世阿弥[作詞], 世阿弥[作曲], 宝生 新 (ビクター, 商品番号 : 50249, 1928-04)
花筐 (一) <恐ろしや> - 歴史的音源 
世阿弥[作詞], 観阿弥[作曲], 松本 長 (ビクター, 商品番号 : 50250, 1928-10)


△ 觀世流 ▽
〇 謡曲  △ 錦心流 ▽  △ 錦琵琶 ▽

40ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
山姥 (一) 世を空蝉の - 歴史的音源 
世阿弥[作詞], 世阿弥[作曲], 大槻 十三 (ビクター, 商品番号 : 50489, 1928-12)
川中島 (一) - 歴史的音源 
吉水 経和[作詞], 吉水 錦翁(初世)[作曲], 榎本 芝水 (ビクター, 商品番号 : 50432, 1928-10)


△ 錦琵琶 ▽ つづき
△ 筑前 ▽  △ 高峰 ▽

41ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
川中島(一) - 歴史的音源 
吉水 経和[作詞], 吉水 錦翁  (初代)[作曲], 高峰 筑風 (ビクター, 商品番号 : 52110, 1932-02)
川中島(二) - 歴史的音源 
吉水 経和[作詞], 吉水 錦翁  (初代)[作曲], 高峰 筑風 (ビクター, 商品番号 : 52110, 1932-02)


△ 高峰 ▽ つづき
〇 清元

42ページ、この中にインターネットで聞ける曲はありませんでした
神田祭 (一) 一歳を - 歴史的音源 
三升屋 二三治[作詞], 清元 斎兵衛(初世)[作曲], 清元 巴栄太夫, 清元 正寿郎[三味線], 清元 一寿郎[上調子] (ビクター, 商品番号 : 50756, 1929-05)
北州 (一) 凡千年の鶴は - 歴史的音源
大田 蜀山人[作詞], 川口 お直[作曲], 清元 巴栄太夫, 清元 東次郎[三味線], 清元 寿之助[上調子] (ビクター, 商品番号 : 51024, 1929-12)


〇 清元 つづき
〇 長唄

43ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
三千歳(忍逢春雪解)(一) 冴え返る - 歴史的音源
河竹 黙阿弥[作詞], 清元 梅吉(二世)[作曲], 清元 お葉[作曲], 清元 延寿太夫(五世)[唄], 清元 栄寿太夫[三味線] (ビクター, 商品番号 : 5807, 1931-11)
三社祭(弥生の花浅草祭)(一) 洩れぬ誓いや - 歴史的音源
瀬川 如皐(二代目)[作詞], 清元 斉兵衛(初代)[作曲], 清元 延寿太夫(五世)[唄], 清元 栄寿太夫[三味線], 清元 正寿郎[上調子] (ビクター, 商品番号 : 5814, 1932-06)
お染(道行浮塒鴎)(一) 今も昔は瓦町 - 歴史的音源
勝井 源八[作詞], 清元 斉兵衛(初代)[作曲], 清元 延寿太夫(五世)[唄], 清元 栄寿太夫[三味線] (ビクター, 商品番号 : 5810, 1932-03)
神田祭(〆能色相図)(一) 一歳を - 歴史的音源
三升屋 二三治[作詞], 清元 斉兵衛(初代)[作曲], 清元 延寿太夫(五世)[唄], 清元 栄寿太夫(四世)[三味線], 清元 正寿郎[上調子] (ビクター, 商品番号 : 5820, 1933-05)


〇 長唄  つづき

44ページ、この中にインターネットで聞ける曲はありませんでした
鶴亀(一) それ青陽の - 歴史的音源
杵屋 六左衛門(十代目)[作曲], 芳村 伊十郎(六世), 杵屋 栄蔵[三味線], 杵屋 栄二[上調子], 住田 多蔵[笛], 望月 朴清[小鼓] (ビクター, 商品番号 : 13008, 1928-12)
越後獅子 一 (前弾きより) - 歴史的音源
篠田 金次[作詞], 杵屋 六左衛門 (九代目)[作曲], 吉住 小桃次, 稀音屋 和三郎[三味線], 稀音屋 和喜次郎[三味線], 望月 長之助[笛], 望月 佐吉 (ビクター, 商品番号 : 13011)


〇 長唄 つづき

45ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
吉原雀(一) 凡そ生けるを - 歴史的音源
桜田 治助(初代)[作詞], 杵屋 作十郎(初代)[作曲], 富士田 吉治(楓江)[作曲], 松永 和風(四代目), 杵屋 五三郎(初代)[三味線], 杵屋 勝丸[三味線], 梅屋 勘兵衛 社中[鳴物] (ビクター, 商品番号 : 13139, 1931-06)
京鹿子娘道成寺(一) 花の外には - 歴史的音源
杵屋 弥三郎(初代)[作曲], 杵屋 作十郎(初代)∥補作, 松永 和風(四代目), 杵屋 五三郎(初代)[三味線], 杵屋 勝丸[三味線], 梅屋 勘兵衛 社中[鳴物] (ビクター, 商品番号 : 13146, 1931-09)
松の緑 (上) 今年より - 歴史的音源
杵屋 六三郎(四代目)[作曲], 松永 和風(四代目), 杵屋 五三郎(初代)[三味線], 杵屋 五叟[上調子], 望月 長之助[鳴物] (ビクター, 商品番号 : 13189, 1931-12)
岸の柳(一)筑波根の - 歴史的音源
杵屋 梅彦[作詞], 杵屋 正次郎(三代目)[作曲], 松永 和風(四世), 杵屋 五三郎[三味線], 杵屋 五叟[三味線] (ビクター, 商品番号 : 13212, 1932-07)


〇 長唄 つづき

46ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
五郎(時致)(一) さる程に - 歴史的音源
三升屋 二三治[作詞], 杵屋 六左衛門(十代目)[作曲], 松永 和風(四代目), 杵屋 五三郎(初代)[三味線], 杵屋 勝吉治[上調子], 梅屋 勘兵衛 社中[鳴物] (ビクター, 商品番号 : 13230, 1932-09)
吾妻八景(五) 忍ぶ文字摺 - 歴史的音源
杵屋 六三郎(四代目)[作曲], 松永 和風(四代目), 杵屋 五三郎(初代)[三味線], 杵屋 勝吉治[上調子] (ビクター, 商品番号 : 13301, 1933-06)
外記猿(一) 罷り出でたる某は - 歴史的音源
杵屋 六左衛門(十代目)[作曲], 松永 和風(四代目), 杵屋 五三郎(初代)[三味線], 杵屋 勝吉治[上調子], 梅屋 勘兵衛 社中[鳴物] (ビクター, 商品番号 : 13239, 1932-10)
助六(一) 傘さして - 歴史的音源
桜田 治助(三代目)[作詞], 杵屋 六左衛門(十代目)[作曲], 松永 和風(四代目), 杵屋 五三郎(初代)[三味線], 杵屋 勝吉治[上調子], 望月 長之助[笛] (ビクター, 商品番号 : 13323, 1933-11)


〇 長唄 つづき
〇 常磐津

47ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
蓬莱(長唄稽古用)(一) - 歴史的音源
杵屋 六三郎(四代目)[作曲], 杵屋 五三郎(初代), 杵屋 五叟[上調子] (ビクター, 商品番号 : 52837, 1933-10)
蓬莱(長唄稽古用)(二) - 歴史的音源
杵屋 六三郎(四代目)[作曲], 杵屋 五三郎(初代), 杵屋 五叟[上調子] (ビクター, 商品番号 : 52838, 1933-10)


〇 常磐津 つづき

48ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
釣女(一) 抑も是は猿楽の - 歴史的音源
河竹 黙阿弥[作詞], 岸沢 古式部(六代目)[作曲], 常磐津 松尾太夫(三世), 常磐津 文字兵衛[三味線], 常磐津 八百八[上調子] (ビクター, 商品番号 : 13114, 1931-01)
乗合船恵方萬歳 一 (筑波根の) - 歴史的音源
桜田 治助 (三代目)[作詞], 岸沢 式佐 (五代目)[作曲], 常磐津 松尾太夫 (三世), 常磐津 文字兵衛[三味線], 常磐津 八百八[上調子] (ビクター, 商品番号 : 13184)
新山姥(一) 四面峨々たる - 歴史的音源
三升屋 二三治[作詞], 岸沢 式佐(五代目)[作曲], 常磐津 松尾太夫(三代目), 常磐津 文字兵衛[三味線], 常磐津 梅治[上調子] (ビクター, 商品番号 : 13128, 1931-05)
戻橋(一) 夫れ普天の下 - 歴史的音源
河竹 黙阿弥[作詞], 岸沢 式佐(六代目)[作曲], 常磐津 松尾太夫(三代目), 常磐津 文字兵衛[三味線], 常磐津 梅治[上調子] (ビクター, 商品番号 : 13251, 1932-11)


〇 常磐津 つづき
〇 新内

49ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
宗清(恩愛瞶関守)(一) 君命受けて宗清は - 歴史的音源
奈河 本助[作詞], 岸沢 式佐(五代目)[作曲], 常磐津 松尾太夫(三代目), 常磐津 文字兵衛[三味線], 常磐津 梅治[上調子] (ビクター, 商品番号 : 13273, 1933-03)
夕霧(其扇屋浮名恋風)(一) 冬編笠の - 歴史的音源
鳥羽屋 里夕[作曲], 常磐津 松尾太夫(三代目), 常磐津 文字兵衛[三味線], 常磐津 梅治[上調子] (ビクター, 商品番号 : 13291, 1933-06)
弥次喜多 赤坂松並木の段(二) - 歴史的音源
富士松 魯中[作詞], 十返舎 一九∥原作, 富士松 魯中[作曲], 富士松 春太夫[浄瑠璃・三味線] (ビクター, 商品番号 : 52275, 1932-06)


〇 新内 つづき
〇 哥澤

50ページ、この中にインターネットで聞ける曲はありませんでした
蘭蝶(若木仇名草)(一) 云わねばいとど - 歴史的音源
鶴賀 若狭掾[作詞], 鶴賀 若狭掾[作曲], 富士松 長門太夫(初代), 冨士松 喜昇[三味線], 冨士松 喜志造[上調子] (ビクター, 商品番号 : 52466, 1932-11)
夕立 - 歴史的音源
歌沢 寅右衛門, 歌沢 相模[三味線] (ビクター, 商品番号 : 51839, 1931-08)
秋の夜 - 歴史的音源
哥沢 芝金, 哥沢 柴釧 (ビクター, 商品番号 : 50479, 1928-12)


哥澤とは何かを調べてみました。
哥沢(うたざわ)の意味や使い方 Weblio辞書
三味線音楽の一種目。幕末期の江戸の端唄大流行の中で歌沢連と称する一同好団体(中心人物は歌沢笹丸、のち大和大掾(やまとのだいじよう)を受領)が、渋い味の端唄を歌い広めたのに始まる。のちに歌沢寅右衛門の寅派と哥沢芝金(しばきん)の芝派の二派に分かれた。両派を合わせて呼ぶ際には「うた沢」と書く。
哥澤 オフィシャルサイト
うた澤節は、嘉永六年冬「歌澤約定書」という指南心得を記し、安政四年に芸道を管轄する嵯峨御所から笹本彦太郎(五百石取りの旗本隠居)が流儀の允許をうけて以後、家元という統制下で斯芸の伝承が今日まで続けられてきた三味線音楽です。
哥沢芝金(ウタザワシバキン)とは - コトバンク
哥沢芝派の家元名。歌沢節の創始者、歌沢大和大掾(やまとのだいじょう)の死後、2代目歌沢寅右衛門を家元とする歌沢寅派から独立したもの。初世は芝田金吉[1828~1874]。


〇 義太夫

51ページ、このページはほとんどインターネットで聞くことができます
義経千本桜(鮓屋の段)(一) - 歴史的音源  
竹田 出雲(二世)[作詞], 三好 松洛[作詞], 並木 千柳[作詞], 豊竹 つばめ太夫  (二代目), 野沢 勝市[三味線] (ビクター, 商品番号 : 50355, 1928-07)
朝顔日記(宿屋の段)(一) もと私は - 歴史的音源
山田 案山子||遺稿, 翠松園主人||校補, 豊竹 つばめ太夫(二代目), 野沢 勝市[三味線] (ビクター, 商品番号 : 50692, 1929-04)
奥州安達原 (一) 只さへ曇る - 歴史的音源
近松 半二[作詞], 北窓 後一[作詞], 竹本 三郎兵衛[作詞], 近松 半二[作曲], 北窓 後一[作曲], 竹本 三郎兵衛[作曲], 豊竹 つばめ太夫 (二代目), 野沢 勝市[三味線] (ビクター, 商品番号 : 50906, 1929-10)

52ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
傾城阿波鳴門(一) ふるさとを - 歴史的音源 
近松 半二∥合作, 八民 平七∥合作, 寺田 平蔵∥合作, 竹田 文吉∥合作, 竹本 三郎兵衛∥合作, 豊竹 つばめ太夫(二代目), 豊沢 仙糸[三味線] (ビクター, 商品番号 : 52772, 1933-08)
合邦(一) しんしんたる夜の - 歴史的音源
合邦(二) 尋ねかねつつ - 歴史的音源
菅 専助[作詞], 若竹 笛躬[作詞], 豊竹 古靭太夫, 鶴澤 清六[三味線] (ビクター, 商品番号 : 13042, 1929-12):合邦は(一)~(二十四)まで全て聞くことができます


53ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます
御所桜堀川夜討(弁慶上使の段)(上)(一) 正しく入りにけり - 歴史的音源
御所桜堀川夜討(弁慶上使の段)(上)(二) 忠臣の亀鑑とは - 歴史的音源
御所桜堀川夜討(弁慶上使の段)(上)(三) オゝ我君様にも - 歴史的音源
御所桜堀川夜討(弁慶上使の段)(上)(四) 婦人の懐胎も - 歴史的音源

御所桜堀川夜討(弁慶上使の段)(上)(六) さらばこの間に鳥渡母様 - 歴史的音源

文耕堂[作詞], 三好 松洛[作詞], 豊竹 古靭太夫, 鶴澤 清六[三味線] (ビクター, 商品番号 : 13265, 1933-02)     御所桜堀川夜討(弁慶上使の段)は(一)~(十)まで全て聞くことができます


54ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます

義経千本桜(鮓屋の段)(一) 春は来ねども - 歴史的音源
義経千本桜(鮓屋の段)(二) 締木に栓を打ち込んで - 歴史的音源

竹田 出雲(二代目)[作詞], 三好 末洛[作詞], 並木 千柳[作詞], 豊竹 古靭太夫, 鶴澤 友次郎[三味線] (ビクター, 商品番号 : 13325, 1933-11)     義経千本桜(鮓屋の段)は(一)~(十)まで全て聞くことができます

三十三間堂棟の由来(平太郎住家の段)(一) - 歴史的音源
三十三間堂棟の由来(平太郎住家の段)(二) - 歴史的音源

若竹 笛躬[作詞], 鶴沢 重次郎[作曲], 豊竹 駒太夫, 鶴沢 才治[三味線] (ビクター, 商品番号 : 50338, 1928-06)

壷坂寺 (一) 夢が浮世か - 歴史的音源
壷坂寺 (二) 壷坂の片辺り - 歴史的音源

不詳(PD)[作詞], 豊沢 団平(二世)[作曲], 竹本 大隅太夫 (四代目), 鶴澤 道八[三味線] (ビクター, 商品番号 : 50734, 1929-05)   壷坂寺は(一)~(四)まで全て聞くことができます


55ページ、次の曲はインターネットで聞くことができます

源平布引滝(松波琵琶の段)(一) 昨日迄 - 歴史的音源
源平布引滝(松波琵琶の段)(二) 紅葉の落葉 - 歴史的音源

並木 千柳[作詞], 三好 松洛 [作詞], 武田 外記[作詞], 竹本 大隅太夫(四代目), 鶴沢 道八[三味線] (ビクター, 商品番号 : 51824, 1931-08):源平布引滝(松波琵琶の段)は(一)~(十六)まで全て聞くことができます

天網島時雨炬燵(紙治の段)(一) 直に仏なり - 歴史的音源
天網島時雨炬燵(紙治の段)(二) エエあんまりじゃぞえ - 歴史的音源

竹本 錣太夫(五代目), 豊沢 新左衛門[三味線] (ビクター, 商品番号 : 51608, 1931-03):天網島時雨炬燵(紙治の段)は(一)~(六)まで全て聞くことができます


感想
なんと「歌謡曲」が24枚しかありません。おかしいと思って後ろの方を見たら「流行歌」というのがありました。現在のいわゆる「歌謡曲」というのは「流行歌」に分類しているようです。
謡曲、清元、長唄、常磐津、新内、哥澤の違いがよく分らなかったので、調べてみました。
謡曲(ようきょく)とは - コトバンク  大辞林 第三版の解説
①能の詞章。  ②能の詞章だけを謡う芸事。本来の演能に含まれる役者の動き・囃子はやし・間狂言あいきようげんを除外し、シテ・ワキ・地謡じうたいなどの分担を行わず、詞章全体を一人で謡う。謡うたい。
清元節(きよもとぶし)とは - コトバンク  大辞林 第三版の解説
江戸浄瑠璃の一。清元延寿太夫を祖とし、富本節から分かれた。浄瑠璃中最も派手で粋な語り口をもち、裏声による技巧的な高声に特色がある。清元。
長唄(ながうた)とは - コトバンク  日本文化いろは事典の解説
歌舞伎舞踊の伴奏音楽として発展した三味線音楽で、「江戸長唄」とも言います。長編の歌曲として、現代でも歌舞伎音楽の伴奏として演奏されています。
常磐津節(ときわずぶし)とは - コトバンク  大辞林 第三版の解説
浄瑠璃の一流派。豊後節の分派として1747年(延享4)に常磐津文字太夫が江戸で開流。語り物に歌い物の要素を加味した曲風で、主に歌舞伎の舞踊劇の伴奏音楽として現在に至るまで盛行している。
新内節(しんないぶし)とは - コトバンク  
江戸浄瑠璃の一。宝暦(1751~1764)頃、富士松薩摩掾の門人鶴賀若狭掾が創始し、鶴賀新内の哀婉な曲節で人気を得た。心中物を得意とし、特殊な情緒をもつ。新内。
歌沢節・哥沢節(うたざわぶし)とは - コトバンク  精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙 俗曲の一種。端唄を主に、三味線を伴奏にして、品良く、ゆっくりと声長くうたう。創始者は、旗本の笹本彦太郎(笹丸)で、安政四年(一八五七)歌沢大和大掾(だいじょう)を許可され、歌沢節の名が公認された。二代目寅右衛門のときに、寅派と芝派に分かれた。うたざわ。
義太夫節(ぎだゆうぶし)とは - コトバンク  大辞林 第三版の解説
浄瑠璃節の一。初世竹本義太夫が宇治加賀掾(かがのじよう)など古浄瑠璃各派の芸風や当代流行の各種音曲を取り入れ、新感覚で統一し、1684年の竹本座旗揚げ公演より語り出したもの。のち門人豊竹若太夫が独立して竹本・豊竹二座に分かれた。大いに盛行し、浄瑠璃といえば義太夫節をさすほどに流布した。義太。


それぞれ聞き比べても違いがよく分りませんでした。

これらは物語が多いため数枚のシリーズになっています。一番多いのは義太夫の豊竹古靭太夫(とよたけ こうつぼだゆう:1909年二代目豊竹古靱太夫襲名)演ずる「合邦」で、(一)~(二十四)の12枚あり、「アルバム入唄本附」です。

国立国会図書館歴史的音源で聞くことができる曲も多く、伝統的芸能(芸術?)が継承されていくということを強く感じました。


以上です。
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